- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 196. お国なまり英語学習
公開日
2025.04.04
更新日
2025.04.04

Copilot Bing AIチャットにイギリスでの貴族階級、中流階級、労働者階級の英語の違いを聞いてみた
Bing AIチャットはMicrosoft社が提供している生成AIチャット機能で、Bing検索技術も用いているため、最新情報を含めたチャット回答が可能です。
そのCopilot Bing AIチャットにイギリスでの貴族階級、中流階級、労働者階級の英語の違いについて聞いてみました。
Copilot Bing AIチャットによる貴族階級、中流階級、労働者階級の英語の違い
イギリスでの貴族階級、中流階級、労働者階級の英語の違いを質問してみました。
以下がCopilot Bing AIチャットによる回答です。
***
イギリスでの貴族階級、中流階級、労働者階級の英語の違い
イギリスでは、発音やアクセントで出身や階級が分かると言われています。
RP(Received Pronunciation)
一般的に、イギリス英語の標準語として認知されているのは、RP(Received Pronunciation)と呼ばれる発音です。
RPは、BBCのニュースキャスターやエリザベス女王などが話す英語で、綺麗で聞き取りやすい発音が特徴です。
RPは、イギリス南部やロンドンで話されている言葉に基づいています。
RPを話す人々は、教育や社会的地位の高さを示すものとして見られており、ビジネスや政治などで信用を得るために有利な発音だと言われています。
労働者階級 vs中流階級
イギリスでは労働者階級と中流階級の話す英語は異なります。特に発音やアクセントには、階級による特徴があります。例えば、以下のような違いがあります。
労働者階級は、母音を長く伸ばしたり、語末の音を省略したりします。例えば、「bus」は「buss」と発音されます。
中流階級は、母音を短く切ったり、語末の音をしっかり発音したりします。例えば、「bus」は「bʌs」と発音されます。
労働者階級は、「th」の音を「f」や「v」に変えたり、「t」の音を「ch」や「ʔ」に変えたりします。例えば、「think」は「fink」と発音されます。
中流階級は、「th」や「t」の音を正しく発音します。例えば、「think」は「θɪŋk」と発音されます。
また、労働者階級と中流階級では、スラングや表現にも違いがあります。例えば、以下のようなものがあります。
労働者階級は、「mate」や「love」などの親しみやすい言葉を使ったり、「innit」や「ain’t」などの短縮形を使ったりします。例えば、「You alright, mate?」は「元気かい、友達?」という意味です。
中流階級は、「sir」や「madam」などの丁寧な言葉を使ったり、「isn’t it」や「aren’t they」などの完全形を使ったりします。例えば、「It’s a lovely day, isn’t it?」は「素敵な一日ですね?」という意味です。
貴族階級
貴族階級は非常に少数で、貴族、紳士、世襲的な地主などによって占められたグループを指します。
貴族階級はRPを話すことが多いですが、中にはポッシュアクセントと呼ばれるより上品で洗練された発音をする人もいます。
ポッシュアクセントは、「r」の音をほとんど発音しなかったり、「a」の音を「ɑː」と長く伸ばしたりします。
ポッシュアクセントを話す人々は、高貴で優雅な印象を与えますが、傲慢で冷淡だと思われることもあります。
イギリスでは厳密な意味での標準語は存在しないとする説もあるが、「教科書のための」標準英語の語彙や言い回しを自然に使用する者はイギリス人口の12〜15%と増加する傾向にある。
しかし、地域独自の発音、アクセントの違いは健在であり、伝統的な標準発音であるRPを使う者は標準英語の使用者の3分の1以下、イギリス人口の約3%程度である。
イギリスでは、発音やアクセントで出身や階級が分かると言われていますが、それは同時にイギリスの多様な文化や人々の性格を理解するための手がかりでもあります。
***

まとめ
日本でも地方訛りはたくさんありますが、イギリスでは発音やアクセントで出身や階級が分かると言うことで、地方だけでなく階級まで判ってしまうのですね。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート