- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 198. 米国人価値観
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.03

Google Geminiで江戸時代に黒船来航で有名なマシュー・ペリーはなぜ日本に開国を要求したのか調べてみた
Google Geminiは、Googleによる生成AIで、Google 検索を通じて最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Geminiは星座の双子座を意味しており、検索エンジンのGoogleと生成AIが双子で仲良く競って育っていくと言う意味があるのかもしれません。
そのGoogle Geminiに江戸時代に黒船来航で有名なマシュー・ペリーはなぜ日本に開国を要求したのかを調べてみました。
マシュー・ペリーとは
マシュー・カルブレイス・ペリー (Matthew Calbraith Perry) は、アメリカ海軍の軍人であり、外交官としても活躍しました。彼は、黒船来航で知られる人物であり、日本の開国に大きな役割を果たしました。
生涯
幼少期と海軍入隊
ペリーは1794年、アメリカ合衆国ロードアイランド州ニューポートで生まれました。父親は海軍士官であり、ペリー自身も14歳で海軍に入隊しました。
海軍での活躍
ペリーは、米英戦争やメキシコ・アメリカ戦争など多くの戦役に参加し、功績を上げました。特に、メキシコ・アメリカ戦争では、カリフォルニア州の征服に貢献しました。
黒船来航
1852年、ペリーは東インド艦隊司令長官に任命され、日本への開国を目的とした外交使節団を率いて来航しました。ペリーは4隻の黒船を率いて浦賀に来航し、日本に開国を要求しました。
日米和親条約
ペリーの脅迫的な態度もあり、日本は1854年に日米和親条約を締結しました。この条約によって、日本はアメリカに2つの港を開放し、貿易を始めることになりました。
晩年
ペリーは、日米和親条約締結後、アメリカへ帰国しました。その後、1858年にニューヨークで亡くなりました。
人物像
ペリーは、自信家であり、決断力のある人物でした。また、目的のためには強硬な手段も辞さない人物でもありました。
***
米国が日米和親条約で重視していた事項
日米和親条約で米国が重視していた事項は以下の通りです。
漂流民の保護
1842年、アメリカ商船モリソン号が日本沿岸で遭難し、乗組員が日本人によって殺害される事件が発生しました。この事件をきっかけに、アメリカは日本との外交関係を樹立し、漂流民の保護を目的とした条約締結を望みました。
捕鯨船の寄港地確保
当時、アメリカは太平洋での捕鯨活動を盛んに行っていました。しかし、補給や修理を行うための寄港地が不足しており、日本を寄港地として確保することが重要でした。
石炭の獲得
当時、アメリカは蒸気船の燃料として石炭を必要としていました。日本には良質な石炭の埋蔵量があることが知られており、アメリカは石炭の獲得を目指していました。
これらの目的を達成するため、アメリカは日本に外交使節団を派遣し、条約交渉を行いました。
***
アメリカの捕鯨船が太平洋で捕鯨をしていた目的
アメリカの捕鯨船が太平洋で捕鯨をしていた目的は、マッコウクジラなどの鯨油を採取することでした。
19世紀、鯨油は灯油や石鹸、潤滑油などの原料として非常に高価な商品でした。米国の捕鯨船は、太平洋を広く航海しながらマッコウクジラなどの大型の鯨を探し、捕獲していました。
捕獲された鯨は船上で解体され、鯨油は樽に詰められてアメリカ本土へ運ばれました。これらの鯨油は、当時のアメリカ社会にとってなくてはならないものでした。
***
日米和親条約の内容
日米和親条約は、1854年3月31日に締結されました。条約の内容は以下の通りです。
・アメリカの船舶が日本に漂着した場合、日本は船員を保護し、必要な支援を行う
・アメリカは日本に2つの港を開放し、石炭や食料、水などを購入することができる
・アメリカと日本は互いに外交使節を交換する
日米和親条約は、日本にとって初の不平等条約であり、日本の近代化への第一歩となりました。
***
マシュー・ペリーが来航した黒船
マシュー・ペリーが率いる黒船艦隊は、4隻の蒸気フリゲートと2隻の帆走補給艦で構成されていました。
蒸気フリゲート
・サスケハナ (旗艦)
・ミシシッピ
・ポーハタン
・マサチューセッツ
帆走補給艦
・サプライ
・レキシントン
これらの船は、当時としては最新鋭の軍艦であり、日本に大きな衝撃を与えました。
黒船の特徴
蒸気機関搭載
黒船は、従来の帆船とは異なり、蒸気機関を搭載していました。これにより、風向きに左右されることなく自由に航行することができ、速度も速くなりました。
強力な武装
黒船は、大砲を多数搭載していました。これらの大砲は、従来の日本の武器よりも射程距離が長く、威力も強大でした。
黒色に塗られた船体
黒船は、船体を黒色に塗っていました。これは、威圧感を演出するためだと言われています。
黒船来航の影響
黒船来航は、日本に大きな衝撃を与えました。日本は、これまで鎖国政策を続けてきましたが、黒船の圧倒的な軍事力の前に、開国を余儀なくされました。
黒船来航は、日本の近代化のきっかけとなりました。日本は、欧米列強に追いつくために、政治、経済、軍事などの面で様々な改革を行いました。
***
まとめ
ペリーは東インド艦隊司令長官として、日本への開国を目的とした日米和親条約を締結交渉をする外交使節団を率いて、蒸気機関搭載の4隻の軍艦で来航し、江戸幕府を威圧し、日本に開国を要求したとのことです。
米国としては国家の重要な生活・産業物資だった鯨油を十分に確保するという国家課題として米国の捕鯨船を保護するために江戸幕府に日米和親条約を締結するよう迫ったようです。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート