- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 198. 米国人価値観
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.03

Google Geminiに「ゴッドファーザー」で有名な映画監督フランシス・コッポラ(Francis Ford Coppola)の生い立ちを聞いてみた
Google Geminiは、Googleによる生成AIで、Google 検索を通じて最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Geminiは星座の双子座を意味しており、検索エンジンのGoogleと生成AIが双子で仲良く競って育っていくと言う意味があるのかもしれません。
そのGoogle Geminiにに「ゴッドファーザー」で有名な映画監督フランシス・コッポラ(Francis Ford Coppola)の生い立ちを聞いてみました。
フランシス・コッポラ(Francis Ford Coppola)の生い立ち
幼少期 (1939年~1955年)
1939年4月7日、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトにて、イタリア系アメリカ人の家庭に生まれる。
祖父は南イタリアの町ベルナルダ出身で、1904年にアメリカに移住。
父は元NBC交響楽団のフルート奏者で作曲家のカーマイン・コッポラ、妹は女優のタリア・シャイア。
4歳の時に一家はニューヨーク市クイーンズ区へ引っ越す。
幼少期は病弱で、喘息や小児麻痺を患う。
映画や演劇に興味を持ち始め、8歳の時に初めて8ミリカメラで映画を撮影する。
11歳の時にニューヨーク・ミリタリー・アカデミーに入学。
15歳の時にカリフォルニア州へ移住し、ウッドランドヒルズ高校に入学。
青年期 (1955年~1967年)
1955年、ホフストラ大学で演劇を学ぶ。
大学在学中に映画制作に興味を持ち始め、16ミリフィルムで短編映画を制作する。
1959年、UCLA映画学部に転入。
在学中にピンク映画や恐怖映画の演出を手がける。
1963年、UCLAを卒業。
卒業後、ロジャー・コーマン監督の下でB級映画の脚本家・監督としてキャリアをスタートさせる。
1966年、低予算ながら高い評価を得た映画『デッド・ドント・ダイ』を監督。
初期の成功 (1967年~1972年)
1967年、ワーナー・ブラザーズと契約。
1968年、ミュージカル映画『フィニアンの虹』を監督。
1970年、パットン将軍を描いた伝記映画『パットン大戦車軍団』を監督。
この作品でアカデミー脚本賞を受賞し、名監督としての地位を確立する。
ゴッドファーザー三部作 (1972年~1990年)
1972年、マリオ・プーゾの小説を原作とした映画『ゴッドファーザー』を監督。
この作品は興行的に大ヒットし、アカデミー作品賞を含む3部門を受賞。
1974年、『ゴッドファーザー PART II』を監督。
この作品も興行的に大ヒットし、アカデミー作品賞を含む6部門を受賞。
1990年、『ゴッドファーザー PART III』を監督。
その後 (1990年~現在)
1992年、ベトナム戦争を題材とした映画『地獄の黙示録』の完全版『地獄の黙示録 ディレクターズ・カット』を公開。
1997年、ミュージカル映画『レインメーカー』を監督。
2011年、SF映画『テトロ』を監督。
現在も精力的に映画制作活動を続けている。
***
フランシス・コッポラによる映画ゴッドファーザーの制作経緯
原作との出会い
1969年、コッポラは友人からマリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』を勧められる。
当初はマフィア映画に興味はなかったが、小説を読み進めるうちに、家族、権力、裏切りといった普遍的なテーマに惹かれる。
製作への挑戦
映画化権の獲得は難航を極めた。
当時、マフィア映画は低俗なジャンルとみなされており、多くの映画会社が製作に消極的だった。
コッポラは熱意を込めて製作会社を説得し続け、最終的にパラマウント映画から製作許可を得る。
キャスティング
主人公ヴィトー・コルレオーネ役には、当初マーロン・ブランドではなく、他の俳優が候補に挙がっていた。
コッポラはブランドの演技力とカリスマ性に惚れ込み、彼を熱心に説得。
ブランドはギャラを大幅に下げることで出演を承諾。
その他の主要な役柄も、コッポラの強い意向でアル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァルといった名優たちで固められた。
撮影
撮影は1971年に行われ、ニューヨークとロサンゼルスを中心に約6ヶ月間かけて行われた。
コッポラはリアリティを追求するため、実際のイタリア系マフィアの文化や習慣を映画に取り入れた。
撮影中に多くのトラブルが発生したが、コッポラは粘り強く撮影を続行。
編集
編集作業にも多くの時間と労力が費やされた。
コッポラは様々な編集を試行錯誤し、最終的に3時間近い長尺の映画に仕上げた。
公開と評価
1972年3月、映画『ゴッドファーザー』は公開される。
映画は批評家と観客から絶賛され、興行収入は当時の記録を塗り替える大ヒットとなる。
アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(マーロン・ブランド)、脚色賞の3部門を受賞。
映画史に残る名作として、現在も世界中で愛され続けている。
***
フランシス・コッポラによる映画地獄の黙示録の制作経緯
企画の誕生
1969年、映画監督のジョージ・ルーカスと脚本家のジョン・ミリアスが、ジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」を映画化する企画を立ち上げる。
ベトナム戦争を舞台に、主人公が奥地へと遡り、狂気に満ちた人物と対峙するというストーリーだった。
ルーカスは製作に専念するため、監督はコッポラに依頼された。
製作準備
コッポラは企画に深く共感し、脚本の執筆に携わる。
ベトナム戦争の取材のために実際にフィリピンへ渡り、戦場を視察。
撮影には膨大な資金が必要だったため、コッポラは自身の資産を抵当に入れるなどして製作費を調達。
撮影
1976年、フィリピンで撮影開始。
過酷な撮影環境の中、台風や病気などのトラブルに見舞われながらも、コッポラは粘り強く撮影を続行。
主演のマーロン・ブランドは撮影中に体重が大幅に増加し、演技にも支障が出始めた。
撮影は当初の予定よりも大幅に延長し、製作費も超過。
編集
編集作業にも多くの時間と労力が費やされた。
コッポラは様々な編集を試行錯誤し、最終的に約2時間半の長さの映画に仕上げた。
公開と評価
1979年、映画『地獄の黙示録』は公開される。
映画は批評家から絶賛され、興行収入も大ヒットとなる。
カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。
アカデミー賞では8部門にノミネートされ、撮影賞、音響賞、編集賞の3部門を受賞。
ベトナム戦争を題材とした映画としては最高傑作の一つと評価されている。
***
フランシス・コッポラとジョージ・ルーカスの関係
盟友としての関係
フランシス・コッポラとジョージ・ルーカスは、映画監督として長い友人関係を築いています。
1960年代後半に映画業界で出会い、互いに才能を認め合い、友情を育んできました。
コッポラはルーカスの初期作品である『THX-1138』の製作総指揮を務め、『アメリカン・グラフィティ』ではプロデューサーを務めました。
ルーカスはコッポラの代表作である『ゴッドファーザー』の脚本にアドバイスを与えるなど、互いの作品に深く関与しています。
共通点と相違点
コッポラとルーカスは、映画監督としての共通点と相違点があります。
共通点としては、高い技術力と芸術性を持つ映画監督であることが挙げられます。
一方、相違点としては、コッポラはリアリティを追求した作品が多いのに対し、ルーカスはSFやファンタジーといったエンターテインメント作品が多いことが挙げられます。
互いに影響を与えた関係
コッポラとルーカスは、互いに影響を与えた関係でもあります。
コッポラはルーカスに映画製作の技術やノウハウを教え、ルーカスはコッポラに新しいアイデアや視点を提供しました。
2人の関係は、映画業界に大きな影響を与えたと言えるでしょう。
***
まとめ
フランシス・コッポラとジョージ・ルーカスは映画人として協力や切磋琢磨していたのですね。
ルーカスはSFやファンタジーといったエンターテインメント作品が多いのに対して、コッポラはリアリティを追求した作品が多いことがとても印象に残ります。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート