- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 198. 米国人価値観
公開日
2025.04.04
更新日
2025.04.07

Google Geminiに違法スポーツ賭博を積極的に報道しているESPNとはどのような会社なのか聞いてみた
Google Geminiは、Googleによる生成AIで、Google 検索を通じて最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Geminiは星座の双子座を意味しており、検索エンジンのGoogleと生成AIが双子で仲良く競って育っていくと言う意味があるのかもしれません。
そのGoogle Geminiに違法スポーツ賭博を積極的に報道しているESPNとはどのような会社なのかを聞いてみました。
ESPNの概要
ESPNは、アメリカのスポーツ専門チャンネルです。1979年に放送開始し、現在では世界最大のスポーツメディア企業に成長しています。
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ESPNの社名の由来
ESPNの社名は「Entertainment and Sports Programming Network」の略称です。
創業者
ESPNは、1979年にビル・ラスムッセンとスコット・ラスムッセン兄弟によって設立されました。
社名選定の経緯
当初は「スポーツ・チャンネル」という名前が候補に挙がっていましたが、すでに商標登録されていたため却下されました。
創業者たちは、新しい名前は覚えやすく、スポーツとエンターテイメントの両方を表すものであることを望んでいた。
いくつかの候補を検討した結果、「Entertainment and Sports Programming Network」という名前が選ばれました。
ESPNという名前の意味
ESPNという名前は、スポーツだけでなくエンターテイメント性も重視するESPNの理念を表しています。
ESPNは、スポーツを単なる競技ではなく、エンターテイメントとして楽しめるように様々な番組を制作・放送しています。
ESPNの社名変更
ESPNは、2023年に社名を「The Walt Disney Company ESPN」に変更しました。
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ESPNはなぜ米国で違法なスポーツ賭博事件を積極的に報道するのか?
ESPNは米国で違法なスポーツ賭博事件を積極的に報道する理由はいくつか考えられます。
- ニュース価値の高い事件だから
違法なスポーツ賭博事件は、多くの場合、大金が絡み、有名選手や組織が関与するなど、ニュース価値の高い事件です。ESPNは、視聴者に興味を持ってもらえるようなニュースを報道することで、視聴者数を維持・増加しようとしています。
- スポーツ界の腐敗を告発するため
違法なスポーツ賭博は、スポーツ界の腐敗につながる重大な問題です。ESPNは、こうした問題を報道することで、スポーツ界の健全化に貢献しようとしていると考えられます。
- 視聴者に警告するため
違法なスポーツ賭博は、参加者に多額の損失を与えるだけでなく、法的な問題に発展する可能性もあります。ESPNは、視聴者にこうしたリスクを伝えることで、違法なスポーツ賭博への参加を抑制しようとしていると考えられます。
- 視聴者のエンターテイメント性のため
違法なスポーツ賭博事件は、ドラマティックな展開やスキャンダラスな内容など、エンターテイメント性のある要素が多く含まれています。ESPNは、こうした要素を報道することで、視聴者を飽きさせない番組作りをしようとしていると考えられます。
ESPNの報道に対する批判
ESPNの違法なスポーツ賭博事件の報道に対しては、以下のような批判があります。
・事件を過剰にセンセーショナルに報道し、視聴者に誤解を与えている
・報道によって事件がさらに悪化する可能性がある
・違法なスポーツ賭博を宣伝している
ESPNの取り組み
ESPNは、こうした批判を受け、違法なスポーツ賭博事件の報道に際して、以下の点に注意を払っています。
・事件の事実関係を正確に報道する
・事件の背景や問題点を解説する
・違法なスポーツ賭博の危険性を伝える
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ESPNが巨額の放映料をスポーツ団体に支払えることが、米国のプロスポーツ選手の年俸高騰の一因なのか?
ESPNが巨額の放映料をスポーツ団体に支払えることが、米国のプロスポーツ選手の年俸高騰の一因であることは間違いありません。
ESPNの放映料支払い額
ESPNは、NFL、MLB、NBA、NHLなどの主要なスポーツリーグと巨額の放映権契約を結んでいます。例えば、ESPNはNFLと7年総額150億ドル、MLBと7年総額75億ドル、NBAと9年総額240億ドルという契約を結んでいます。
放映料収入の分配
これらの放映料収入は、スポーツリーグから各チームに分配されます。各チームは、放映料収入を使って選手を獲得したり、選手の年俸を支払ったりします。
選手の年俸高騰
放映料収入の増加により、各チームは選手の獲得競争にますます多くの資金を投入できるようになりました。その結果、選手の年俸は高騰しています。
その他の要因
選手の年俸高騰には、放映料収入以外にも、選手の価値の高まり、ファンの増加、チケット販売収入の増加などの要因も影響しています。
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ESPNの主な事業
複数のスポーツチャンネルの運営
・スポーツニュースや情報番組の制作・配信
・スポーツイベントの放映権獲得・中継
・スポーツ関連のウェブサイトやアプリの運営
・スポーツグッズ販売
・ギャンブル関連事業
・ESPNとスポーツ賭博
ESPNによるスポーツベッティング(Sports betting)市場に積極的に参入
近年、ESPNはスポーツベッティング(スポーツ賭博)市場に積極的に参入しています。主な取り組みは以下の通りです。
・2018年:米国のスポーツ賭博合法化を受け、ギャンブル関連企業と提携
・2021年:独自のスポーツ賭博情報サイト「ESPN Bets」を立ち上げ
・2022年:米大手ギャンブル企業MGM Resorts Internationalと提携し、ESPN内にギャンブル情報コーナーを設置
ESPNの強み
・豊富なスポーツコンテンツと情報力
・確立されたブランド力と知名度
・広範な視聴者層
・データ分析能力
ESPNの課題
・スポーツ賭博市場における競争激化
・視聴者の倫理観や依存症への懸念
・規制の強化
ESPNの今後
ESPNは、スポーツ賭博市場における成長戦略として、以下の点を重点的に取り組むと予想されます。
情報提供とエンターテイメント性の両立
・責任あるギャンブルの推進
・データ分析に基づいたパーソナライズされたサービス提供
・新たなギャンブル関連製品・サービスの開発
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ESPNで放映されているスポーツ
ESPNは、アメリカ最大のスポーツメディア企業であり、様々なスポーツの放映権を獲得し、多様なチャンネルで試合中継や関連番組を放送しています。
主な放映スポーツ
アメリカ四大プロスポーツ
・NFL(アメリカンフットボール)
・MLB(野球)
・NBA(バスケットボール)
・NHL(アイスホッケー)
カレッジスポーツ
・NCAA フットボール
・NCAA バスケットボール
その他
・ゴルフ、テニス、サッカー、格闘技、モータースポーツ、ラクロス、ボウリング、クリケット、オリンピック
ESPNのチャンネル
ESPNは複数のチャンネルを運営しており、それぞれ異なるスポーツに特化しています。
・ESPN:主要なスポーツイベントを放送
・ESPN2:NFL、MLB、NBA、NHLなどの試合中継
・ESPNU:カレッジスポーツ
・ESPNNEWS:スポーツニュース
・ESPNL:スペイン語によるスポーツ中継
・ESPN+:ストリーミングサービスで、MLB、NHL、MLS、テニス、ゴルフなどの試合中継や・オリジナル番組を提供
・地域別の放送
ESPNはアメリカ国内だけでなく、世界各国で放送されています。地域によって放送内容は異なりますが、主要なスポーツイベントは世界中で視聴できます。
ESPNの番組
ESPNは試合中継だけでなく、スポーツニュースや情報番組、ドキュメンタリー、討論番組など様々な番組を制作・放送しています。
ESPNの視聴方法
ESPNは、ケーブルテレビ、衛星放送、ストリーミングサービスなどで視聴できます。
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ESPNの売上、経常利益、従業員数の推移
売上
2017年:約56億ドル
2018年:約57億ドル
2019年:約60億ドル
2020年:約55億ドル
2021年:約61億ドル
2022年:約63億ドル(9,450億円)
経常利益
2017年:約14億ドル
2018年:約15億ドル
2019年:約16億ドル
2020年:約10億ドル
2021年:約12億ドル
2022年:約14億ドル(2,100億円)
従業員数
2017年:約9,000人
2018年:約9,500人
2019年:約10,000人
2020年:約9,000人
2021年:約9,500人
2022年:約10,000人
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まとめ
ESPNはスポーツに特化した米国メディア企業として超大手企業として成長し、各種スポーツ団体や選手と共存共栄関係にあるようです。
スポーツの試合中継はオンタイムでの視聴ニーズが高いので、オンタイムメディア企業としての業績が上げやすいものと考えられます。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート