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公開日
2025.04.04
更新日
2025.04.07

Google GeminiにUSスチールとはどのような会社か聞いてみた
Google Geminiは、Googleによる生成AIで、Google 検索を通じて最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Geminiは星座の双子座を意味しており、検索エンジンのGoogleと生成AIが双子で仲良く競って育っていくと言う意味があるのかもしれません。
そのGoogle GeminiにUSスチール(United States Steel Corporation、略称U.S. Steel)とはどのような会社かを聞いてみました。
USスチールとはどのような会社か?
USスチールは、アメリカペンシルベニア州ピッツバーグに本社を置く、アメリカと中央ヨーロッパに大きな生産拠点を持つ総合製鉄会社です。2022年の粗鋼生産量は世界24位、アメリカ合衆国第2位のシェアを占めています。
歴史
USススチールは、1901年に著名な銀行家ジョン・ピアポント・モルガンと製鉄業界の大物エルバート・ヘンリー・ゲーリーによって設立されました。設立当時はアメリカ合衆国で最大の企業であり、時価総額は10億ドルを超えました。
事業内容
USスチールは、鉄鉱石の採掘から鋼板の製造・販売まで一貫した事業展開を行っています。主な製品は、自動車用鋼板、建設用鋼材、エネルギー関連鋼材などです。
近年の動向
近年、USスチールは、アメリカの製造業復活や自動車生産の増加を受けて業績を回復させています。また、環境負荷低減への取り組みも積極的に進めており、2025年までに温室効果ガス排出量を2018年比で20%削減する目標を掲げています。
日本との関係
USスチールは、日本製鉄と合弁会社を設立するなど、日本との関係も深めています。
会社情報
本社所在地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッツバーグ
設立:1901年
ウェブサイト:https://www.stihlusa.com/products/
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USスチールの歴史
USスチールは、1901年に設立されたアメリカ合衆国の鉄鋼会社です。設立当初は世界最大の企業であり、アメリカ鉄鋼業の発展に大きな役割を果たしました。
- 創業と黄金時代 (1901-1950)
著名な銀行家ジョン・ピアポント・モルガンと製鉄業界の大物エルバート・ヘンリー・ゲーリーによって設立
アンドリュー・カーネギーなど、当時の主要な鉄鋼会社を買収し、巨大な企業体となる
1920年代にはアメリカ国内の鋼材生産量の60%以上を占め、世界最大の鉄鋼会社となる
ピッツバーグを中心に、アメリカ各地に工場を建設し、地域経済の発展にも貢献
- 衰退と再編 (1950-2000)
第二次世界大戦後の世界経済の復興と安価な輸入鋼材の台頭により、競争力を失い始める
1980年代には経営危機に陥り、人員削減や工場閉鎖を余儀なくされる
1990年代には、経営再建の一環として、非中核事業の売却や新技術の導入を進める
2000年には、カーネギー・スティールと合併し、再びアメリカ最大の鉄鋼会社となる
- 現代のUSスチール (2001-現在)
環境規制の強化やエネルギー価格の高騰など、新たな課題に直面
環境負荷低減への取り組みを強化し、持続可能な経営を目指す
高付加価値鋼材の開発や新市場への進出など、新たな成長戦略を推進
2022年には、粗鋼生産量で世界24位、アメリカ合衆国第2位のシェアを占める
USスチールの歴史は、アメリカ鉄鋼業の歴史そのものと言えるでしょう。栄枯盛衰を経験しながらも、常に業界のリーダーとして存在感を放ち続けています。
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最近5年間のUSスチールの売上高、経常利益、従業員数の推移
売上高
2019年: 約348億アメリカドル
2020年: 約244億アメリカドル (29.6%減)
2021年: 約304億アメリカドル (24.6%増)
2022年: 約319億アメリカドル (5.0%増)
2023年: 約345億アメリカドル (8.2%増)
経常利益
2019年: 約36億アメリカドル
2020年: 約4億アメリカドル (88.9%減)
2021年: 約11億アメリカドル (175.0%増)
2022年: 約16億アメリカドル (45.5%増)
2023年: 約20億アメリカドル (25.0%増)
従業員数
2019年: 約67,000人
2020年: 約60,000人 (10.4%減)
2021年: 約62,000人 (3.3%増)
2022年: 約64,000人 (3.2%増)
2023年: 約66,000人 (3.1%増)
要因分析
2020年の売上高と経常利益の減少は、新型コロナウイルス感染症の影響による世界的な経済活動の停滞による。
2021年以降の業績回復は、自動車生産の増加やアメリカの製造業復活による需要増加、鋼材価格の上昇による。
従業員数の減少は、人員削減や工場閉鎖による。
2023年の業績は、自動車生産の増加やインフラ投資拡大による需要増加、鋼材価格の高止まりによる。
将来展望
USスチールは、今後もアメリカ鉄鋼市場の成長と高付加価値鋼材の開発により、業績拡大を目指すとしている。
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まとめ
USスチールは、金融王ジョン・ピアポント・モルガンが設立し、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーが買収した米国を代表する鉄鋼会社です。日本製鉄とも関係があるようです。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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