- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 150. 英語リスニング 教材・アプリ
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.02

おすすめの英語リスニング教材はどうなのか?クリアに聞き取れるようになる勉強法
インターネットには、英語リスニング教材のおすすめランキングなどの記事が多数投稿されています。
参考にされている方も多いと思いますが、勉強してどれだけ英語リスニング力が向上するでしょうか?
これらの英語リスニング教材を活かして、英語リスニング力を効果的に向上させる勉強法を解説します。
一般的におすすめの英語リスニング教材
一般的に言われているおすすめの英語リスニング教材としては以下のようなものが挙げられます。
・日常英会話スマホアプリ
・ビジネス英語のリスニングを伸ばすための教材
・TOEICのリスニングスコアを伸ばすための教材
・ニュース英語教材
・海外映画・テレビドラマ
・TEDや英米YouTuberなどによる英語動画コンテンツなど
光ファイバーを活用したインターネットの回線の大容量化で、PCやスマホで英語動画コンテンツもさくさく視聴できるようになり、目的に応じて多種多様な英語リスニングコンテンツが提供されています。

一般的な英語リスニング教材の学習方法とその現実
これらのリスニング英語教材ですが、リスニング試験対策として制作されているものは、英語音声を聞いて、設問を解いて、採点をして、英語音声のスクリプトを含めて解説を読むというスタイルとなります。
大学入試、英検やTOEICなどの英語リスニング力評価テストや大学入試の英語リスニング試験などは、試験の形式に慣れる意味でも当然そのような学習は必要となります。
そして英語リスニング問題演習を積み重ねると得点は上昇しますが、ある時点で得点は頭打ちとなります。
英語リスニング問題演習ではその人の得点能力の評価をすることはできますが、その人の英語リスニング力の向上にはなかなかつながりにくいものがあります。
英語リスニング試験の得点力の向上を目指そうとすると別の方法論が必要となります。
TED、英米YouTuber、英米ニュース、英米映画・テレビドラマなど、英米の一般向けの英語コンテンツに関しては、基本的に、英音のまま聞いたり、場合によっては英語スクリプトや英語・日本語字幕とともに視聴するという形が一般的です。
この場合、英語スクリプトや英語字幕とともに英語音声を聞くと非常によく聞き取れるが、英語音声のみで、英語スクリプトや英語字幕なしではさっぱり聞き取れないという人が非常に多いと思います。
日常英会話学習コンテンツのように、日常生活の場面ごとに英会話サンプルが入っているものは、最初はよく聞き取れなくても、英語スクリプトや日本語訳を見ながら何度も聞いたり、リピーティングをしていると、次第に、内容を記憶して、英語スクリプトや日本語訳を見なくても、英語音声のみでも英語コンテンツが理解できるようになります。
しかし、そうなかったからと言って、TED、英米YouTuber、英米ニュース、英米映画・テレビドラマなどに字幕やスクリプトなしでチャレンジしてもさっぱり聞き取れないと言う人が非常に多いと思います。
結局のところ、これらの英語リスニング教材は、現状の学習者の英語リスニングがどこまでできるのか、どこまでできていないのかの確認や評価には役立ちます。
しかし、これらの英語リスニングコンテンツを上記のような学習方法で実施しても、劇的に英語リスニング力が向上すると言うことはあまり期待できないと思います。
これらの英語リスニング教材は、ある程度以上の英語リスニング力が既にあり、その英語教材の内容を楽しんだり、学ぶことができる人にとってはとても有用と言えます。

英語リスニング力を向上させるための学習方法:英音研学習
日本人が英語リスニングを苦手である最大の理由は、日本語と英語の発声特性が構造的に大きく異なり、日本語聴覚脳では英音をキャッチし難いところにあります。
日頃、日本人は日本語環境で過ごしているので、日本語聴覚脳であることは当たり前ですが、英語リスニング力を向上させたいとなると、英語聴覚脳を構築するトレーニングを実施することが必須です。
英語の発声特性は、呼気の流し方、音階、舌の使い方など、日本語発声特性と大きく異なるため、まずはどこがどう異なるかを理解し、英語発声特性を使って英文音読トレーニングを繰り返すことが非常に重要です。
英文音読というと、その重要性を知ってトライした方も多いと思います。
そして多くの人が止めてしまっていると思います。
それは英語リスニング力の向上が実感できないからです。
誰しも無駄なことは長続きしませんよね。
ではなぜ英語音読の効果が実感できないのでしょうか?
理由は簡単で日本語発声特性で英文音読をしてしまうからです。
日本語発声特性で英文音読をいくら実践しても、十分に英語聴覚脳を構築することはできません。
他方、英語発声特性を十分に認識して、英文発声トレーニングを実施すると、英語リスニング力の向上が実感できます。
成果が感じられ始めると、日本語の発声特性と英語の発声特性がどれだけ異なるのか実感できると思います。
英音発声特性を加味した英文音読トレーニングの詳細は、英音研学習サイトで詳しく解説していますので、そちらを学習していただいて、英文音読トレーニングを実施して頂ければと思います。
英音研学習サイトでは、日英の発声特性の違いをビジュアルで具体的に説明しています。
ただ、理屈だけを学習しても英語リスニング力は向上せず、発声トレーニングが必須となります。
英音研学習サイトでは、米国人ナレーターによる音声録音により、英語フォニックスなどの基礎的な学習から、英文を低速・中速・高速の3種で読み上げるトレーニングも実施することが可能です。
高速音声に関しては、音声装置を使って機械的に2倍速や3倍速などの不自然な音声ではなく、米国人ナレーターによる肉声での高速発声録音になっていて、高速発声になったとき、どのような強弱リズムになるのかなど非常に勉強になりますので、トライしみてください。
そして米国人ナレーターの高速発声に近い音読ができるようになったとき、英語ネイティブスピーカーの発声方法がどれほど日本語発声方法と違うかということが良く理解でき、そして英語聴覚脳が構築でき、自然体で英語リスニング力が向上していることを実感できることでしょう。
上記の英語リスニング教材は、英音研学習メソッドによる英文音読トレーニングの効果を実感すると言う形がベストだと思います。それぞれの教材の目的に応じた成果が感じられることだと思います。

まとめ
このように英語リスニング教材というものは、英語試験の形式に慣れたり、現在の自分の英語リスニング力のレベル測定には役立ちますが、英語リスニング力自体の向上という目的はあまり期待できません。
英語リスニング力向上自体は、英音研学習により英音発声特性を加味した英文音読トレーニングを積み重ねて、英語聴覚脳を構築することが必要です。
その成果を英語リスニング教材で確認するというサイクルを回すことにより、英語リスニング力の向上を図ることができると言えます。
英音認識力を向上させて、英語リスニング力を向上させる勉強法として以下の4つです。
(1)日本語と英語の発声特性の構造的な違いをよく認識する。
(2)英音発声特性を十分に意識して、英文音読トレーニングを実施し、英語聴覚脳を構築する。
(3)英文音読トレーニングを実施する際は、低速・中速・高速の3種で実施して、英音発声スピードに対応できるようにする。
(4)これらの英音研音読トレーニングの結果として、おすすめの英語リスニング教材でその成果を実感する。
そして(1)~(4)を繰り返し実践すると言うことを粘り強く続けることだと思います。
苦労して登山をして山頂にたどり着いたとき、素晴らしい風景が見えて感動するように、皆さんが英語聴覚脳を構築して、英音が素晴らしくクリアにキャッチできるようになることを望んでいます。
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英語リスニングの勉強法:効果が上がるコツを伝授
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