- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.04.18
更新日
2025.04.19

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(4)スティーブ・ジョブズ
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、スティーブ・ジョブズです。
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スティーブ・ジョブズの本名は「Steven Paul Jobs」です。
Steven
Steven(スティーブン)は、ギリシャ語の「Stephanos」に由来し、「花冠」や「栄冠」を意味します。この名前は、古代ギリシャやローマで栄光を意味する象徴として使われていました。
Paul
Paul(ポール)は、ラテン語の「Paulus」に由来し、「小さい」や「謙虚な」という意味があります。キリスト教の影響で、広く使われる名前です。
Jobs
Jobs(ジョブズ)は、英語の姓で、中世の英語やヘブライ語の「Job」(ヨブ)に由来します。旧約聖書の登場人物で、忍耐と信仰の象徴とされています。
スティーブ・ジョブズの名前には、歴史的、宗教的、文化的な意味が含まれており、それぞれの名前の部分が彼の家族や個人の背景を示しています。
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スティーブ・ジョブズの波乱万丈な生い立ち
スティーブ・ジョブズは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて、テクノロジー業界に革命をもたらした人物として知られています。彼の生い立ちは、決して順風満帆なものではありませんでした。むしろ、その困難な経験が、彼を革新的なリーダーへと成長させたと言えるでしょう。
養子に出された幼少期
誕生と養子縁組: 1955年、カリフォルニア州サンフランシスコで、シリア人の父とアメリカ人の母の間に生まれました。しかし、経済的な理由や両親の若さなど、様々な事情から、生後すぐにポール・ジョブズとクララ・ジョブズ夫妻のもとに養子に出されます。
養父母との生活: 養父母は、比較的裕福な労働者階級の家庭でした。ジョブズは、カリフォルニア州の郊外で平凡な少年時代を過ごします。しかし、養父母との関係は良好とは言い難く、彼は常に自分のアイデンティティについて悩み、孤独感を抱えていました。
若き日の反逆と探求
高校時代: ホームステッド高校に通いながら、電子回路の設計やプログラミングに興味を持ち始めます。ヒューレット・パッカードでサマーインターンとして働き、スティーブ・ウォズニアックと出会います。
大学中退とインドへの旅: リード大学に入学しますが、すぐに退学し、インドへバックパッカーの旅に出ます。この旅で、ジョブズは東洋の精神世界に触れ、自身の価値観を大きく変えます。
アップルの創業と成功、そして挫折
アップルの創立: インドから帰国後、ウォズニアックと共にアップルコンピュータを創業します。最初の製品であるApple IIは大ヒットし、ジョブズは若くして億万長者となります。
革新的な製品の開発: Macintoshの開発など、数々の革新的な製品を生み出し、パーソナルコンピュータ業界に革命をもたらします。
経営からの離脱: アップル社内の派閥争いに巻き込まれ、1985年に同社を解雇されます。
ピクサーの成功とアップルへの復帰
ピクサーの買収: ネクスト・コンピュータを設立後、コンピュータグラフィックス会社ピクサーを設立します。ピクサーは、アニメーション映画「トイ・ストーリー」の大ヒットにより、世界的なスタジオへと成長します。
アップルへの復帰: ピクサーの成功を背景に、アップルに復帰。iPod、iPhone、iPadなど、数々のヒット製品を生み出し、アップルを世界最大のテクノロジー企業へと成長させます。
病気と死
膵臓がん: 2004年に膵臓がんと診断されます。
死去: 2011年、56歳で永眠。
ジョブズの遺産
ジョブズは、単なるビジネスマンではなく、ビジョナリーであり、アーティストでもありました。彼の革新的な製品は、人々の生活を一変させ、テクノロジー業界の未来を形作りました。彼の生い立ちや経験は、私たちに多くの教訓とインスピレーションを与えてくれます。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(3)アルベルト・アインシュタイン
https://www.eionken.co.jp/note/albert-einstein-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(5)ウォルト・ディズニー
https://www.eionken.co.jp/note/walter-elias-disney-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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