- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.04.25
更新日
2025.08.04

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(10)ナポレオン・ボナパルト
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、ナポレオン・ボナパルトです。
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ナポレオン・ボナパルトの本名は ナポレオン・ボナパルト(Napoléon Bonaparte)です。ナポレオン・ボナパルトの氏名の由来は以下の通りです:
Napoléon: 彼の名前のフランス語形で、イタリア語の「ナポレオーネ(Napoleone)」に由来します。これは「ナポリの人」を意味し、彼の家族がイタリア系であることを示しています。
Bonaparte: これはフランス語形で、元々はイタリア語の「ブオナパルテ(Buonaparte)」です。これは「良い家族」を意味し、家族の名前を受け継いだものです。この姓は、中世にさかのぼるイタリアの家系に由来しています。
彼の家族は16世紀にコルシカ島に移住し、その後フランスで活躍しました。
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ナポレオン・ボナパルトの生い立ち
ナポレオン・ボナパルトは、18世紀から19世紀にかけてヨーロッパを席巻した偉大な軍人であり、政治家です。彼の生涯は、数々の戦勝と改革、そして栄光と没落が織りなすドラマティックなものでした。
幼少期と青年期
生まれ: 1769年8月15日、コルシカ島のアジャクシオで生まれました。父は小貴族出身で、ナポレオンは幼い頃から軍事教育を受けます。
フランス本土へ: フランス本土のブリエンヌ軍事学校に入学し、その後パリの陸軍士官学校へと進みます。厳しい規律の中で才能を発揮し、数学や歴史を熱心に学びました。
革命と出世: フランス革命が勃発すると、ナポレオンは革命軍に加わり、トゥーロンの王党派を鎮圧するなど、その才能を早くから開花させます。
イタリア遠征と名声
イタリア遠征: 1796年、イタリア遠征の指揮を執り、オーストリア軍を破り、一躍その名をヨーロッパに轟かせました。
エジプト遠征: 1798年にはエジプト遠征を行い、イギリスとの戦いに敗れますが、この遠征でナポレオンはさらに名声を高めました。
ブリュメール18日のクーデタと第一執政
クーデタ: 1799年、ブリュメール18日のクーデタにより、フランスの政権を掌握し、第一執政となります。
改革: 第一執政として、フランスの行政、司法、教育制度の改革を行いました。
皇帝即位とヨーロッパ覇権
皇帝即位: 1804年、ナポレオンは皇帝に即位し、ナポレオン1世となります。
ヨーロッパ覇権: ヨーロッパ各地を征服し、フランス帝国を築き上げました。
没落
ロシア遠征の失敗: 1812年、ロシア遠征に失敗し、ナポレオンの勢いは衰え始めます。
退位と島流し: 1814年、連合軍に敗れ、退位。エルバ島に流されます。
百日天下と聖ヘレナ島: 1815年に一時的に復権しますが、ワーテルローの戦いでの敗北後、聖ヘレナ島に流され、そこで生涯を閉じます。
ナポレオンの遺産
ナポレオンは、軍事的な才能だけでなく、政治家、法律家、そして文化人としての側面も持ち合わせていました。彼の功績は、フランス革命の理念をヨーロッパに広め、近代国家の形成に大きく貢献したことなどが挙げられます。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(9)ガリレオ・ガリレイ
https://www.eionken.co.jp/note/galileo-galilei-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(11)イエス・キリスト
https://www.eionken.co.jp/note/jesus-christ-name/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。