- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.05.02
更新日
2025.08.04

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(17)バッハ
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハです。
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ヨハン・ゼバスティアン・バッハの英語名は Johann Sebastian Bach です。
Johann
ヨハンは「神は恵み深い」という意味を持つドイツ語の名前です。
Sebastian
セバスティアンは、ギリシャ語の「Sebastos」に由来し、「尊敬される」や「神聖な」という意味があります。
Bach
バッハという姓は、ドイツ語で「小川」や「小さな川」を意味します。この姓は、彼の家系が中世ドイツの田舎に住んでいたことを示しています。バッハ家は、多くの優れた音楽家を輩出した家系として知られています。
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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:音楽の父と呼ばれる男の生涯
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、17世紀から18世紀にかけて活躍したドイツの作曲家・オルガニストです。彼の音楽は、その深遠な構造美と宗教的な崇高さから、しばしば「音楽の聖書」と称されるほど。バロック音楽の巨匠として、後の音楽家に多大な影響を与えました。
音楽一家に生まれた少年時代
生誕: 1685年3月31日、ドイツのアイゼナハに生まれました。バッハ家は代々音楽家の一族で、父もオルガニストでした。
音楽教育: 幼少の頃から、父から音楽の基礎を学びます。特に、オルガンとヴァイオリンの演奏を習得しました。
兄との出会い: 兄のヨハン・クリストフ・バッハは、オルガニストとして活躍しており、バッハは兄の作品に触れ、音楽の才能を開花させていきます。
さまざまな場所で音楽を学ぶ
オルガニストとしての活動: 青年期には、各地の教会でオルガニストとして働きながら、作曲活動を始めます。
音楽家との出会い: ディートリヒ・ブクステフーデやヨハン・パッヘルベルなど、当時の著名な音楽家と出会い、彼らの音楽から多くのことを学びます。
ライプツィヒ聖トーマス教会カンター: 1723年、ライプツィヒの聖トーマス教会カンターに就任。ここで、多くの宗教音楽作品やカンタータを作曲します。
バッハの音楽の特徴と業績
多様なジャンル: バッハは、オルガン曲、カンタータ、ミサ曲、パッシオ、協奏曲など、多岐にわたるジャンルの作品を数多く作曲しました。
対位法の達人: バッハは、複数の旋律を組み合わせる対位法の技術を極め、複雑で美しい音楽を作り出しました。
宗教音楽: 宗教的な信仰心に基づいた作品が多く、その音楽には深い精神性が感じられます。
鍵盤楽器の巨匠: オルガンとチェンバロの演奏家としても卓越しており、多くの作品を自ら演奏しました。
バッハの死とその後
晩年: 晩年は視力を失い、新作の作曲活動は難しくなります。しかし、弟子たちに口述によって作品を伝えていました。
死: 1750年7月28日、ライプツィヒで亡くなりました。
再評価: バッハの音楽は、生前よりも死後、その価値が見直され、後の作曲家たちに大きな影響を与えました。
まとめ
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、音楽史上に燦然と輝く作曲家です。彼の音楽は、その深遠な構造美と宗教的な崇高さから、今もなお人々を魅了し続けています。バッハの音楽は、クラシック音楽の基礎を築き、後の作曲家たちに多大な影響を与えました。
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。