- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.05.23
更新日
2025.05.23

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(38)フランクリン・ルーズベルト
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、フランクリン・ルーズベルトです。
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フランクリン・ルーズベルトのフルネームは Franklin Delano Roosevelt です。
Franklin
この名前は「自由な人」や「自由を愛する人」という意味を持ちます。
Delano
この名前は「デラノ」と読み、フランクリンの母方の祖父の名前に由来しています。ミドルネームは家族の名前を引き継ぐために使われることが多いです。
「Delano」(デラノ)は、特にアメリカ合衆国でよく知られる名前ですが、その起源はフランス語に由来しています。この名前の意味と起源について詳しく説明しますね。
フランス語の起源: 「Delano」は、元々フランスの地名「De La Noye」または「De Lannoy」に由来しています。この地名は、古フランス語で「沼地」や「低湿地」を意味します。
家系の名前: アメリカに移住したフランス系移民がこの名前を持っており、彼らの子孫が「Delano」という名前を継承しています。フランクリン・ルーズベルトの母方の家系も、この名前に由来します。
したがって、「Delano」という名前は、その家系の起源や地理的背景に根ざしており、フランスからアメリカに渡った移民の歴史を反映しています。
Roosevelt
「Roosevelt」(ルーズベルト)は、「ルーズベルト」と読み、オランダ系の姓で「Ros(e)velt」から派生したものです。
Ros(e): オランダ語で「薔薇」(rose)を意味します。この部分は植物を指しています。
Velt: オランダ語で「野原」や「野地」(field)を意味します。
したがって、「Roosevelt」という姓は「薔薇の野原」や「薔薇の生える野地」を意味します。この姓は自然に関連した美しいイメージを持っています。
ルーズベルト家はオランダからアメリカに移住した家系であり、その歴史とともにこの姓を持ち続けました。
フランクリン・ルーズベルトは、アメリカの第32代大統領であり、ニューヨーク州出身です。彼は4期連続で大統領を務め、第二次世界大戦中のリーダーシップで知られています。
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フランクリン・D・ルーズベルト:大恐慌と第二次世界大戦を乗り越えたリーダー
フランクリン・デラノ・ルーズベルトは、アメリカ合衆国第32代大統領として、大恐慌と第二次世界大戦という二つの大きな危機を乗り越え、アメリカを導いた人物です。彼の生い立ち、政治家としての活躍、そしてニューディール政策など、詳しく見ていきましょう。
裕福な家庭に生まれ、政治家への道を歩む
生誕: 1882年1月30日、ニューヨーク州ハイドパークの裕福な家庭に生まれました。彼の父は鉄道会社の副社長を務めており、ルーズベルトは裕福な環境で育ちました。
教育: 名門コロンビア大学を卒業後、弁護士として活躍。その後、ニューヨーク州上院議員、海軍次官などを歴任し、政治家としてのキャリアを築いていきます。
結婚と家族: セオドア・ルーズベルト大統領の姪であるエレノア・ルーズベルトと結婚し、二人の間に5人の子供が生まれました。エレノアは、ルーズベルトの政治活動において重要な役割を果たしました。
ポリオに侵されながらも政治活動を継続
ポリオの発症: 1921年、39歳の若さでポリオに感染し、下半身不随となります。しかし、ルーズベルトは困難を乗り越え、車椅子での生活を余儀なくされながらも、政治活動を継続しました。
ニューヨーク州知事: 1929年、ニューヨーク州知事に就任。大恐慌の最中、失業対策や経済復興に尽力しました。
大統領就任とニューディール政策
大統領選: 1932年の大統領選挙で、共和党のフーバー大統領を破り、民主党から初めて大統領に選出されました。
ニューディール政策: 大恐慌からの脱出を目指し、「ニューディール政策」と呼ばれる一連の経済政策を打ち出しました。この政策は、政府による大規模な公共事業や社会保障制度の整備などを柱とし、アメリカ経済の立て直しに大きく貢献しました。
4選: ルーズベルトは、歴史上初めて4期の大統領を務めました。第二次世界大戦が始まると、アメリカを戦争に導き、連合国の勝利に大きく貢献しました。
ルーズベルトの死と遺産
死: 1945年4月12日、ウォーム・スプリングスで脳卒中により死去しました。
遺産: ルーズベルトは、大恐慌と第二次世界大戦という二つの大きな危機を乗り越え、アメリカを導いた偉大な指導者として歴史に名を残しています。彼のニューディール政策は、現代のアメリカ社会の礎を築きました。
まとめ
フランクリン・D・ルーズベルトは、困難な状況下でも諦めずにリーダーシップを発揮し、アメリカを導いた歴史上の人物です。彼の生い立ちや政治家としての活躍は、私たちに多くの教訓と勇気を与えてくれます。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(37)フェルメール
https://www.eionken.co.jp/note/johannes-vermeer-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。