- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.07.12
更新日
2025.07.13

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(88)ヴィヴィアン・リー
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、ヴィヴィアン・リーです。
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ヴィヴィアン・リーのフルネームはVivien Leighです。
Vivien (ヴィヴィアン)
「ヴィヴィアン」は、ラテン語の「生命」を意味する「vivus」に由来しています。この名前は「生き生きとした」や「活気のある」といった意味を持ちます。
「Leigh」(リー)
起源: 「Leigh」という姓は、古英語の「leah」に由来し、「森林の開けた場所」や「牧草地」という意味を持ちます。この言葉は、自然や地理的な特徴を反映しています。
地名由来: 中世イングランドでは、地名に基づいて姓が形成されることが一般的でした。「Leigh」という姓は、おそらく特定の場所に住んでいた人々やその地域に関連する家族に由来するものです。
歴史的背景: この姓は、特にイングランドの北部や中部で多く見られます。また、移民によって他の英語圏の国々にも広まりました。
現代の使用: 「Leigh」という姓は、今日でも多くの英語圏の国々で使われており、その響きから親しみやすい名前とされています。
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ヴィヴィアン・リー:スカーレット・オハラを演じた伝説の女優
ヴィヴィアン・リーは、20世紀を代表するハリウッド女優の一人です。特に、映画『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役は、彼女の代表作であり、世界中の観客の心を捉えました。彼女の華やかな生涯と、その裏にあった苦悩について、詳しく見ていきましょう。
インド生まれの英国人女優
生誕: 1913年11月5日、英領インド帝国のダージリン生まれ。本名はヴィヴィアン・メアリ・ハートリー。
幼少期: 裕福な英国人家庭に生まれ、インドで豊かな子供時代を過ごします。6歳からイギリスの寄宿学校に入学し、そこで演劇への興味を深めます。
演劇への道: ロンドンに戻り、王立演劇学校で演技を学びます。卒業後、舞台女優としてキャリアをスタートさせます。
スカーレット・オハラと運命の出会い
『風と共に去りぬ』: 1939年、映画『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役に抜擢されます。この役は、彼女の代表作となり、アカデミー主演女優賞を受賞。世界的なスターダムにのし上がります。
ローレンス・オリヴィエとの出会い: 映画の撮影中に、共演者のローレンス・オリヴィエと出会い、後に結婚します。二人はハリウッドを代表するカップルとして知られ、多くの作品で共演しました。
華やかなキャリアと心の病
数々の名作: 『欲望という名の電車』のブランチ・デュボワ役でもアカデミー主演女優賞を受賞するなど、数々の名作に出演し、ハリウッドを代表する女優として活躍しました。
躁うつ病との闘い: 華やかなキャリアの裏では、躁うつ病に悩まされていました。病気の悪化により、何度か撮影を中断せざるを得ない状況もありました。
波乱万丈な人生の幕切れ
ローレンス・オリヴィエとの別れ: ローレンス・オリヴィエとの関係は、二人の激しい性格が衝突し、最終的には離婚に至ります。
晩年: 病気との闘いが続き、1967年、53歳の若さで生涯を閉じます。
ヴィヴィアン・リーの残したもの
美貌と演技力: 大胆な美貌と、感情表現豊かな演技力は、多くの観客を魅了しました。
スカーレット・オハラというアイコン: スカーレット・オハラは、強くてたくましい女性像として、多くの人々に影響を与えました。
心の病との闘い: 躁うつ病との闘いは、現代においても多くの人の共感を呼んでいます。
まとめ
ヴィヴィアン・リーは、華やかな外見とは裏腹に、心の病と闘いながら、女優として輝き続けました。彼女の波乱万丈な人生は、多くの人の心に深く刻まれ、今もなお語り継がれています。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(87)キャサリン・ヘプバーン
https://www.eionken.co.jp/note/catherine-ann-hepburn-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(89)ゴールディ・ホーン
https://www.eionken.co.jp/note/goldie-jeanne-hawn-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。