- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.07.29
更新日
2025.07.29

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(105)トム・クルーズ
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、トム・クルーズです。
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トム・クルーズのフルネームは Thomas Cruise Mapother IV です。
Thomas
Thomas は英語圏でよく使われる名前で、ラテン語の Thomas に由来します。ラテン語では「二番目の」や「二つの」を意味します。聖書の使徒トマスに由来する名前です。
「Tom」は「Thomas」の一般的な愛称です。「Thomas」という名前は他にも「Tommy」という愛称があります。愛称は親しみやすく、カジュアルな形として使われることが多いですね。
Cruise
Cruise は、家族名であり、ウェールズからの移民である曽祖父トーマス・クルーズ・メイポーサーに由来します。ウェールズ語で「船」を意味する crwys から派生したものです。
Mapother
Mapother はアイルランド系の姓で、アイルランドの地名に由来します。アイルランドの地名 Maigh Póthar が英語化されたものです。これは「庭の中の土地」を意味します。
IV
「IV」はローマ数字で「4」を表し、名前に付けられる場合は、同じ名前を持つ家族の中でその人が第4世代であることを示しています。つまり、Thomas Cruise Mapother IV は、同じ名前を持つ一連の家族の中で4代目の人物であることを意味しています。
こうした命名の伝統は、特にアメリカでは家族の歴史や伝統を尊重し、継承するためによく使われます。たとえば、お父さんがThomas Cruise Mapother III(第3世代)であり、おじいさんがThomas Cruise Mapother II(第2世代)である、といった具合です。
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トム・クルーズの波乱万丈な生い立ち
ハリウッドを代表するアクションスター、トム・クルーズ。華やかなスクリーンのイメージとは裏腹に、彼の生い立ちには数々の困難が潜んでいました。
不安定な幼少期
複雑な家庭環境: トム・クルーズは、ニューヨーク州シラキュースで生まれました。父親は電気技師、母親は教師という平凡な家庭でしたが、両親の性格の不一致から両親は頻繁にケンカをし、トムを含む子供たちはその影響を大きく受けました。特に父親からは虐待を受けていたという過去も明かされています。
貧困と転校: 家族は経済的に苦しく、引っ越しを繰り返す生活を送りました。そのため、トムは学校にも馴染めず、いじめられることもありました。
学習障害: トムは幼少期から難読症に悩まされており、学校での学習に苦労しました。
俳優への道
演劇への目覚め: 困難な状況の中、トムは演劇に救いを求めます。学校演劇に参加するようになり、演技の楽しさを知ります。
ハリウッドへ: 高校を中退し、ニューヨークへ。そこで本格的に演技の勉強を始め、1981年に映画デビューを果たします。
スターへの階段と私生活
ブレイク: 『トップガン』などのヒット作で一躍スターダムへ。その後も『ミッション:インポッシブル』シリーズなど、数々のヒット作に出演し、ハリウッドを代表するアクションスターの地位を確立します。
結婚と離婚: ミミ・ロジャース、ニコール・キッドマン、ケイティ・ホームズと結婚・離婚を繰り返し、私生活も常に注目を集めてきました。
サイエントロジー: サイエントロジー教会の熱心な信者としても知られ、その信仰が私生活やキャリアに影響を与えたとされています。
トム・クルーズの魅力と影響力
情熱とプロ意識: スタントを自らこなし、完璧な演技を目指す姿勢は業界でも有名です。
アクションスターとしての地位: 数々のアクション映画で主演を務め、そのアクションシーンは多くの観客を魅了してきました。
サイエントロジーとの関わり: サイエントロジー教会との関係は、彼の人気を左右する大きな要因の一つとなっています。
まとめ
トム・クルーズは、困難な幼少期を乗り越え、ハリウッドを代表するスターへと成長しました。彼の成功は、並外れた努力と才能の賜物であると言えるでしょう。しかし、その一方で、私生活や信仰に関する様々な噂も絶えません。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(104)ジェニファー・オニール
https://www.eionken.co.jp/note/jennifer-oneill-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。