英米の地名の由来を調べてみた（28）メンフィス、テネシー州

日本人が日本の地名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。英米の地名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。

そこで、生成AIに英米の地名の由来を質問してみました。

今回はメンフィスです。

＊＊＊

メンフィス（Memphis）の地名の由来

メンフィスは古代エジプト語で「永遠の美」を意味する「メン・ネフェル」（Men-nefer）に由来します。この名前は、都市の西にあったペピ1世のピラミッドの名前に由来しています。都市の西にあったこのピラミッドの名前が、やがて都市全体を指す名称となりました。

これがコプト語で「メンフェ」（Menfe）となり、さらにギリシア語で「メンフィス」（Memphis）となりました。

 

米国テネシー州のメンフィスの地名は、古代エジプトの首都メンフィスにちなんで名付けられました。テネシー州のメンフィスは、ミシシッピ川沿いの南西部に位置し、設立当初から重要な交易地点として発展しました。古代エジプトの首都の名前を採用することで、新しい都市にも同様の繁栄と文化的重要性をもたらすことを期待したのかもしれません。このように、テネシー州メンフィスの地名は、古代文明への敬意と新しい都市の将来性への期待が込められて決定されたと考えられます。

＊＊＊

 

メンフィス：ブルースの聖地、ミシシッピ川のほとり

メンフィスは、アメリカ合衆国テネシー州の西端に位置する都市です。ミシシッピ川に面しており、州都ナッシュビルに次ぐテネシー州第2の都市です。ブルース音楽の発祥の地として知られ、エルヴィス・プレスリーやB.B.キングなど、数多くの音楽家が生まれ育った街としても有名です。

 

人口

約63万人（2020年現在）：テネシー州最大の都市であり、州の経済の中心となっています。

 

主要産業

物流業: フェデックスの本社があり、世界最大の貨物空港を持つなど、物流業が非常に盛んです。

医療: 医療関連産業も盛んで、多くの病院や医療施設が集まっています。

音楽産業: ブルース音楽の発祥の地として、音楽関連産業も重要な産業の一つです。

製造業: 自動車部品や食品加工などの製造業も盛んです。

 

歴史

19世紀: ミシシッピ川沿いの重要な港町として発展し、綿花の集散地となりました。

20世紀: ブルース音楽が生まれ、世界的に知られる音楽都市となりました。また、公民権運動の中心地としても重要な役割を果たしました。

 

地理

ミシシッピ川: ミシシッピ川に面しており、川と都市の結びつきが深いのが特徴です。

平坦な地形: 広大な平原が広がっており、都市開発が進みやすい環境です。

気候

湿潤亜熱帯気候: 夏は暑く湿気があり、冬は温暖で雨が多いです。

 

メンフィスの魅力

ブルース音楽: ブルース音楽の発祥の地として、多くのブルースクラブや博物館があり、ブルースファンにはたまらない場所です。

歴史: 綿花貿易や公民権運動など、アメリカの歴史を語る上で重要な場所です。

音楽: ブルースだけでなく、ソウルミュージックやロックンロールなど、様々な音楽が生まれ育った街です。

食: バーベキューやソウルフードなど、南部の伝統的な料理が楽しめます。

 

その他

グレイスランド: エルヴィス・プレスリーの邸宅「グレイスランド」は、観光名所として人気があります。

公民権運動: マーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺されたローレンス・ダン橋など、公民権運動の歴史を物語る場所があります。

 

メンフィスは、ブルース音楽の聖地として知られるだけでなく、歴史、文化、音楽が融合した魅力的な都市です。ミシシッピ川沿いの美しい街並みや、活気あふれる音楽シーンは、多くの観光客を魅了しています。

＊＊＊

 

以下のブログもご一読ください。

英米の地名の由来を調べてみた（27）デトロイト、ミシガン州

https://www.eionken.co.jp/note/detroit/

英米の地名の由来を調べてみた（29）ルイビル、ケンタッキー州

https://www.eionken.co.jp/note/louisville/

＊＊＊

著者Profile

山下 長幸（やました ながゆき）

・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。

・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ：学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか？」など26冊がある。

Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート