- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2025.12.13
更新日
2025.12.13
心に響く英語ことわざ(901)「スター・ウォーズ」で有名なアメリカの映画監督ジョージ・ルーカスの名言 You have to find something that you love enough to be able to take risks, jump over the hurdles and break through the brick walls that are always going to be placed in front of you.(情熱が道を切り開く)
“You have to find something that you love enough to be able to take risks, jump over the hurdles and break through the brick walls that are always going to be placed in front of you. If you don’t have that kind of feeling for what it is you’re doing, you’ll stop at the first giant hurdle.”
直訳は「リスクを冒し、障害(ハードル)を飛び越え、常に目の前に立ちはだかるレンガの壁を突き破るには、それを十分に愛する何かを見つけなければならない。もしあなたが自分のしていることにそのような感情を持てなければ、最初の巨大な障害で立ち止まってしまうだろう」で、似た意味の言葉に「好きこそものの上手なれ」「情熱が道を切り開く」があります。
ジョージ・ルーカス(George Lucas)の名言 You have to find something that you love enough…の意味
この言葉は、『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』といった大作シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが、創造的な仕事や大きなビジョンを実現するために不可欠な「情熱の力」について説いたものです。人生や創造の道程には必ず、「リスク」「障害(ハードル)」「レンガの壁」という三大難関が待ち受けていますが、それらを乗り越える唯一の「燃料」は、「愛(love)」という内発的な情熱であると強調しています。
この言葉が意味すること この名言は、挑戦における「内発的動機」の絶対的な重要性を説いています。
- 「take risks, jump over the hurdles and break through the brick walls」(リスクを冒し、障害を飛び越え、レンガの壁を突き破る) 「レンガの壁」は、革新的なプロジェクトに伴う資金難、技術的な制限、あるいは周囲の無理解や批判という、容易には崩せない障壁のメタファーです。ルーカスが『スター・ウォーズ』を作った時、彼はすべての側面で当時の常識や技術的な「レンガの壁」に挑戦しました。
- 「find something that you love enough」(それを十分に愛する何かを見つけなければならない) 仕事やプロジェクトを遂行する動機が、単なる義務や金銭、名声である場合、人は肉体的・精神的な負担が大きすぎる「最初の巨大な障害(first giant hurdle)」で諦めてしまいます。真の情熱と「愛」の感情だけが、痛みや失敗を恐れずに壁を打ち破る「持続可能な力」となると説いています。
似た意味の英語のことわざ
- “Only passion, great passion, can elevate the soul to great things.” (ただ情熱だけが、偉大な情熱だけが、魂を偉大なことへと高められる。) フランスの哲学者ドゥニ・ディドロの言葉。情熱が偉業の原動力であるという点で共通します。
- “Where there is a will, there is a way.” (意志あるところに道は開ける。) 「愛」に基づいた強い「意志」があれば、どんな困難な状況でも道は開かれるという意味です。
似た意味の日本語のことわざ
- 「好きこそものの上手なれ」 好きなことなら飽きずに続けるため、上達が早いという意味。「愛」に基づく継続性の力を説いています。
- 「情熱の炎」 物事を成し遂げるために必要な、内部から燃え上がる強い意欲や精神力を表しています。
- 「石の上にも三年」 辛くても辛抱強く続けることの重要性を説いていますが、ルーカスの言葉は、単なる辛抱ではなく「愛」が原動力である点が異なります。
ジョージ・ルーカス(George Lucas)の波乱万丈な生い立ち
ジョージ・ルーカス(1944-)は、映画界の歴史を一変させた『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であり、インディペンデント精神を貫いた監督、プロデューサー、起業家です。
- 自動車事故と人生観の変化 若い頃はカーレーサーを夢見ていましたが、大学進学直前に大規模な自動車事故に遭い、死に瀕しました。この経験が彼の死生観と進路を変え、映画制作を志すきっかけとなりました。
- 映画界の独立精神 南カリフォルニア大学(USC)で映画を学び、卒業後は大スタジオの体制を嫌い、自らの映画制作会社「ルーカスフィルム」を設立しました。彼は常に「独立」を重視し、自分のビジョンを誰にも歪められることなく実現するために戦い続けました。
- 『スター・ウォーズ』と技術革新 1977年に公開された『スター・ウォーズ』は、製作当時、その壮大なスケールと当時未開発だった特殊効果のため、スタジオからも信じられず、多くの「レンガの壁」に直面しました。彼はそれを乗り越えるため、自ら特殊効果会社ILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック)を創設し、映画制作の技術的な側面にも革命をもたらしました。この名言は、彼自身が長年の映画制作で実践してきた「愛と忍耐の哲学」を表しています。
名言の出典 “Cinematic Phenomenon”. The Academy of Achievement, www.achievement.org. June 19, 1999.
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心に響く英語ことわざ(900)ドイツの哲学者ヘーゲルの名言 To be independent of public opinion is the first formal condition of achieving anything great.(偉業を成すための自律性)
https://www.eionken.co.jp/note/to-be-independent-of-public-opinion/
心に響く英語ことわざ(902)イギリスの作家ジョージ・オーウェルの名言 The real test of character is how you treat someone who has no possibility of doing you any good.(人格の真価は弱者への態度に現れる)
https://www.eionken.co.jp/note/the-real-test-of-character/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。

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