- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2026.01.06
更新日
2026.01.07
心に響く英語ことわざ(925)アップルの創業者スティーブ・ジョブズの名言 Innovation is the ability to see change as an opportunity – not a threat.(革新とは、変化を脅威ではなく機会と捉える能力である)
“Innovation is the ability to see change as an opportunity – not a threat.”
直訳は「イノベーション(革新)とは、変化を脅威としてではなく、機会(チャンス)として捉える能力のことである」で、似た意味の言葉に「ピンチはチャンス」や「破壊的創造」があります。
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の名言の意味
この言葉は、アップル(Apple)の共同創業者であるスティーブ・ジョブズが、「革新的なリーダー」に必要なマインドセット(心の持ち方)について説いたものです。技術の進歩や市場の激変は、多くの企業や個人にとって、既存の成功を脅かす「脅威(threat)」に見えます。しかし、ジョブズは、その変化の中にこそ、新しい世界を創り出す「機会(opportunity)」が眠っていると考えました。変化を恐れて守りに入るのではなく、変化の波に乗って新しい価値を生み出すことこそがイノベーションの本質であるという教えです。
この言葉が意味すること
この名言は、変化に対する受動的な姿勢を能動的な挑戦へと変換させます。
- 「Not a threat」(脅威ではない) 新しい技術が登場したとき、それを「自分の仕事が奪われる」「会社が潰れる」と恐怖で捉えるのは一般的な反応です。しかし、その恐怖は思考を停止させ、衰退を招きます。
- 「Change as an opportunity」(変化を機会として) ジョブズは常に、既存の業界(音楽業界、携帯電話業界など)が変化を迫られている瞬間に、消費者が本当に求めているものを再定義し、新製品を投入しました。彼にとって、業界の混乱や技術の転換点は、自らがルールを書き換えるための最高のチャンスだったのです。
似た意味の言葉
- 英語: “The secret of change is to focus all of your energy, not on fighting the old, but on building the new.”(変化の秘訣は、古いものと戦うことではなく、新しいものを築くことにすべてのエネルギーを注ぐことだ。) — ソクラテス(またはダン・ミルマン)
- 日本語: 「窮すれば通ず(きゅうすればつうず)」:行き詰まって困り果てると、かえって活路が開けること。困難(変化)を機会に変える姿勢に通じます。
スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)の生い立ち
スティーブ・ジョブズ(1955-2011)は、テクノロジーと芸術を融合させ、現代人のライフスタイルを一変させたカリスマ的起業家です。
- ガレージからのスタート: シリコンバレーで養父母に育てられ、1976年にスティーブ・ウォズニアックらと共に、自宅のガレージでアップルを創業しました。
- 追放と再起: 自身の会社から追放されるという人生最大の「変化(逆境)」に直面しましたが、彼はそれを「自由になれる機会」と捉え、NeXTやピクサーを設立。この時期の経験が、後にアップルに復帰した際の劇的な復活を支えました。
- 飽くなき革新: 復帰後のジョブズは、iMac、iPod、iPhone、iPadと次々にヒット作を世に送り出しました。彼は、CDが廃れるという変化をiTunesの機会とし、携帯電話がPC化するという変化をiPhoneの機会としました。常に変化の先頭に立ち続けた彼の人生は、まさにこの名言の体現でした。
名言の出典
この言葉は、ジョブズがアップルの経営やビジネス哲学について語ったインタビューや、社内ミーティングでの発言として広く知られています。彼は1990年代の低迷していたアップルを再建する際、社員たちに「変化を恐れず、それをチャンスに変える」というマインドを徹底して植え付けようとしました。
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心に響く英語ことわざ(924)イギリスの理論物理学者スティーヴン・ホーキングの名言 Intelligence is the ability to adapt to change.(知性とは、変化に適応する能力である)
https://www.eionken.co.jp/note/intelligence-is-the-ability/
心に響く英語ことわざ(926)Google共同創業者セルゲイ・ブリンの名言 If what we are doing is not seen by some people as science fiction, it’s probably not transformative enough.(SFだと思われないようなら、革新が足りない)
https://www.eionken.co.jp/note/if-what-we-are-doing-is-not-seen/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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