- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2026.01.12
更新日
2026.01.13
心に響く英語ことわざ(931)米国建国に尽力したベンジャミン・フランクリンの名言 To lengthen your life, lessen your meals.(寿命を延ばしたければ、食事を減らせ)
“To lengthen your life, lessen your meals.”
直訳は「あなたの人生を長くするには、あなたの食事を減らしなさい」で、似た意味の言葉に「腹八分目に医者いらず」「節制は最良の薬」があります。
ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)の名言の意味
この言葉は、アメリカ建国の父の一人であり、科学者・哲学者でもあったベンジャミン・フランクリンが、「健康と自己規律」の関係について説いたものです。フランクリンは、多くの病気や早死にの原因が「飽食(食べ過ぎ)」にあることを見抜いていました。食事を控えめにすることは、単に体を健やかに保つだけでなく、精神を明晰にし、充実した長い人生を送るための最も基本的かつ重要な「投資」であると主張しています。
この言葉が意味すること
この名言は、現代の「カロリー制限」や「間欠的断食」などの健康法にも通じる知恵を提示しています。
- 「Lengthen your life」(寿命を延ばす) フランクリンにとって、長生きすることの目的は単に時間を稼ぐことではなく、その時間を使って社会に貢献し、学び続けることにありました。そのためには、病に冒されない強靭な肉体が必要でした。
- 「Lessen your meals」(食事を減らす) 「減らす(lessen)」という言葉には、量だけでなく、贅沢な食事や不必要な間食を慎むという「節制」のニュアンスが含まれています。彼は、食欲という最も根源的な本能をコントロールできるかどうかが、その人の人格や成功を左右すると考えていました。
似た意味の言葉
- 英語: “Eat to live, not live to eat.” (生きるために食べよ。食べるために生きるな。) — ソクラテス
- 日本語: 「腹八分目に医者いらず」。食事を腹八分に抑えておけば健康でいられ、医者にかかる必要もなくなるという、古くからの養生訓です。
ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)の生い立ち
ベンジャミン・フランクリン(1706-1790)は、政治、科学、文学、外交などあらゆる分野で頂点を極めた「万能の天才」です。
- 苦学の時代: ボストンの貧しい家庭に17人兄弟の15番目として生まれました。家計が苦しく、学校教育はわずか2年で打ち切られましたが、兄の印刷所で働きながら寝る間も惜しんで読書し、独学で深い教養を身につけました。
- 13の徳目の実践: 彼は20代の時、完璧な人格を目指して「13の徳目」を定めました。その第1番目に掲げられたのが「節制(Temperance)」であり、「頭が鈍くなるほど食べるな、酔うほど飲むな」と記されています。この名言は、彼が一生を通じて毎日チェックし続けた規律そのものです。
- 科学者としての鋭い観察: 雷が電気であることを証明した実験や、遠近両用眼鏡の発明で知られる彼は、自らの体も実験対象のように観察していました。何を食べ、どれだけ活動すれば最も能率が上がるかを科学的に捉えていたのです。
名言の出典
この言葉は、フランクリンが1732年から25年間にわたって発行した『貧しいリチャードの暦(Poor Richard’s Almanack)』の1733年版に掲載されました。この暦は、当時のアメリカ国民に、日々の生活をより良くするための実用的な知恵を授ける指針として絶大な人気を博しました。もともとは「thy(汝の)」という古語を用いた “To lengthen thy life, lessen thy meals.” という形で記されていました。
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心に響く英語ことわざ(930)フランスの作家・哲学者アルベール・カミュの名言 The greatness of man lies in his decision to be stronger than his condition.(人間の偉大さは、自らの置かれた状況よりも強くなろうとする決意にある)
https://www.eionken.co.jp/note/the-greatness-of-man-lies/
心に響く英語ことわざ(932)イギリスの哲学者バートランド・ラッセルの名言 When you want to teach children to think, you begin by treating them seriously when they are little, giving them responsibilities, talking to them candidly, providing privacy and solitude for them, and making them readers and thinkers of significant thoughts from the beginning.(子供に思考を教えたければ、幼い頃から一人の人間として真剣に接し、責任を与え、率直に語り、プライバシーと孤独を認め、最初から深遠な思想に触れさせることから始めなさい)
https://www.eionken.co.jp/note/when-you-want-to-teach-children-to-think/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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