- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2026.01.15
更新日
2026.01.16
心に響く英語ことわざ(934)英国の映画監督クリストファー・ノーランの名言 Why do we fall? So we can learn to pick ourselves back up.(なぜ人は転ぶのか? それは、立ち上がり方を学ぶためだ)
“Why do we fall? So we can learn to pick ourselves back up.”
直訳は「なぜ我々は落ちる(転ぶ)のか? それは、自分自身を引きずり上げる(立ち上がる)ことを学ぶためだ」で、似た意味の言葉に「七転八起」や「失敗は成功の母」があります。
クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)の名言の意味
この言葉は、クリストファー・ノーラン監督の映画『バットマン ビギンズ』の中で、主人公ブルース・ウェインの父トーマスが、幼い息子に語りかける重要なセリフです。ノーランは、「失敗や逆境の存在意義」について説いています。人は転ぶこと(失敗すること)を恐れますが、この名言は、転ぶという経験こそが、自力で立ち上がる強さや知恵を身につけるための「不可欠なプロセス」であると教えてくれます。
この言葉が意味すること
この名言は、挫折に対するポジティブな解釈を提示しています。
- 「Falling」(転ぶこと・失敗すること): それは単なる恥やミスではなく、成長のための「授業」であるという考え方です。
- 「Pick ourselves back up」(自力で立ち上がる): 誰かに助けてもらうのではなく、自らの意志と力で再起することに価値があります。その「立ち上がる力(レジリエンス)」こそが、後にヒーロー(あるいは強靭な大人)になるための資質となります。
似た意味の言葉
- 英語: “Our greatest glory is not in never falling, but in rising every time we fall.” (最大の栄光は、一度も転ばないことではなく、転ぶたびに起き上がることにある。) — コンフキウス(孔子)
- 日本語: 「七転八起(しちてんはっき)」。何度失敗しても、そのたびに屈せずに立ち上がることの尊さを表しています。
クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)の生い立ち
クリストファー・ノーラン(1970年生まれ)は、緻密な脚本と圧倒的な映像表現で知られる、現代映画界で最も影響力のある監督の一人です。
- 映画への情熱: ロンドンでイギリス人の父とアメリカ人の母の間に生まれました。7歳の頃から父親の8ミリカメラで映画を撮り始め、独学で映画製作の技術を学びました。
- 低予算からのスタート: ロンドン大学(UCL)で英文学を学びながら映画サークルで活動。デビュー作『フォロウィング』は、友人たちと週末に自費で撮影した超低予算映画でした。
- 「リアリズム」へのこだわり: 彼はCGに頼りすぎず、実写での撮影(実物大のセットや本物の爆発など)にこだわります。この「本物」への執着は、彼が描くキャラクターの精神性にも現れており、ヒーローであっても人間としての苦悩や挫折をリアルに描きます。
- 不屈の物語: 『インセプション』や『インターステラー』、そして『ダークナイト』三部作を通じて、彼は「時間がかかっても、どれほどの逆境であっても、人間は意志の力で再起できる」というテーマを繰り返し描いています。
名言の出典
この言葉は、ノーランが監督・共同脚本を務めた映画『バットマン ビギンズ(Batman Begins)』(2005年)の劇中に登場します。物語の序盤、井戸に落ちて怪我をした幼いブルースを助け出した父がこの言葉をかけ、映画の終盤で、どん底に落ちた大人のブルースが再び立ち上がる際の心の支えとしてリフレインされます。映画の枠を超え、多くの人々に勇気を与える格言となりました。
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心に響く英語ことわざ(933)ビル・ゲイツの名言 How you gather, manage, and use information will determine whether you win or lose.(情報の収集、管理、活用の仕方が、勝敗を分ける)
https://www.eionken.co.jp/note/how-you-gather-manage-and-use-information/
心に響く英語ことわざ(935)フランスの画家クロード・モネの名言 It’s on the strength of observation and reflection that one finds a way. So we must dig and delve unceasingly.(道を見出すのは、観察と熟考の力による。だからこそ、絶え間なく深く掘り下げなければならない)
https://www.eionken.co.jp/note/its-on-the-strength-of-observation/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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