- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2026.01.29
更新日
2026.01.29
心に響く英語ことわざ(947)オラクル創業者ラリー・エリソンの名言 See things in the present, even if they are in the future. (たとえ未来のことであっても、それを「いま、目の前にある現実」として捉えなさい。)
“See things in the present, even if they are in the future.”
直訳は「それらが未来にあるものであっても、現在のものとして見なさい」です。まだ実現していない未来のビジョンを、あたかも既に目の前に存在するかのように鮮明に、かつ確信を持って認識することの重要性を説いています。似た意味の言葉に「正夢」や「未見の我(みけんのわれ)」などがあります。
ラリー・エリソン(Larry Ellison)の名言の意味
シリコンバレーで最も野心的で成功した経営者の一人であるラリー・エリソンは、テクノロジーの進化が世界をどう変えるかを誰よりも早く見抜き、それを現実のものとして形にしてきました。
この名言は、単なる「予測」や「願望」を超えた、強力な「ビジョンの視覚化」を意味しています。成功するリーダーや起業家は、周囲が「いつかそうなるだろう」と漠然と考えている間に、その未来を「いま取り組むべき既成事実」として捉え、行動を開始します。未来を現在の延長線上としてではなく、現在進行形のリアリティとして感じる力が、圧倒的な実行力を生むのだという教えです。
この言葉が意味すること
この名言は、目標達成に向けた「時間軸の統合」を求めています。
- See things in the present(現在のこととして見る): 未来の目標を遠い場所にあるものとせず、今日解決すべき課題、今日触れられる現実として解像度を上げること。
- Even if they are in the future(たとえ未来であっても): 時間的な距離を言い訳にせず、今この瞬間の決断や行動に未来の視点を持ち込む姿勢。
- Belief and Conviction(信念と確信): 誰も見ていない未来を「見えている」と言い切る強靭な精神力が、周囲を巻き込み、現実を動かす力になります。
似た意味の言葉
- 英語: “The best way to predict the future is to invent it.” (未来を予測する最良の方法は、それを創ることだ。) — アラン・ケイ。未来は待つものではなく、現在の行動によって作り出すものだという共通の思想です。
- 日本語: 「未見の我(みけんのわれ)」。まだ出会っていない、将来あるべき自分の姿をいまから意識し、その自分にふさわしい振る舞いをするという考え方です。
ラリー・エリソン(Larry Ellison)の生い立ち
ラリー・エリソン(1944-)は、世界的なソフトウェア企業「オラクル(Oracle)」の共同創設者であり、長年CEOを務めた実業家です。
- 不遇な幼少期から成功へ: ニューヨークで生まれ、シカゴの叔母夫婦に育てられました。大学を中退後、わずかな資金でソフトウェア開発会社を設立。CIAのプロジェクト名であった「Oracle(神託)」を社名にし、データベース市場を独占する巨大企業に成長させました。
- 飽くなき闘争心: 彼は非常に競争心が強いことで知られ、常に業界のスタンダードを塗り替える挑戦を続けてきました。ヨットレースの「アメリカズカップ」で優勝するなど、ビジネス以外でもその情熱は際立っています。
- 先見の明: クラウドコンピューティングの台頭など、IT業界の大きな転換期において、常に数年先のトレンドを自らのビジョンに取り込み、迅速に舵を切ってきました。
名言の出典
この言葉は、ラリー・エリソンが自身のビジネス哲学や、オラクルの成功の秘訣について語ったインタビューや講演の中で頻繁に引用されるものです。「不可能を可能にする」ためには、まず自分の脳内でその未来を「確定した事実」として処理する必要がある、という彼の徹底した合理主義とポジティブな意志が反映されています。
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心に響く英語ことわざ(946)ビートルズのメンバーだったジョン・レノンの名言 You won’t get anything unless you have the vision to imagine it. (想像する力、ビジョンを持たなければ、何一つ手に入れることはできない。)
https://www.eionken.co.jp/note/you-wont-get-anything/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。
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