- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.04.06

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(145)Don’t take that personally. 気を悪くしないでね
気を悪くしないでね
“Don’t take that personally.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
直訳としては「個人的に受け取らないでください」ですが、意図としては個人攻撃をしている訳ではないので、「気を悪くしないでね」「悪意はないです」という意味になります。
合唱コンクールの地区予選に、車いすの部員は、家族が自家用車で行けば良いのではと言った合唱部の部員たちに対して、車いすの部員が「君たちの発言にはいらつく」と発言した後のセリフです。
このセリフは、何かひどいことをした時「これはビジネスだから」と言った後、このセリフがよく出てきます。
「ビジネスは私情をはさんですべきでないので、非情なことでも仕方がないが、個人攻撃ではないよ」という意味合いです。
似た英熟語に“No offense to you, but~”(気を悪くしないで欲しいんだけど)というのもあります。この場合の“offense”は「気を悪くさせるもの」と言う意味です。
“personally”は「個人的に」を意味していて、発音は“pə́rsənəli”、音節は“per・son・al・ly”で4音節です。
英語リスニングとしては、仲間の部員達に苦言を呈したことに対して、あまり事を荒立てたくない感情を汲み取りたいものです。
英語スピーキングとしては、個人攻撃ではないと発言したいときにこの表現を使いたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード9)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(144)I wanted to say something to you guys. 何かを言おうとするときの前振り
https://www.eionken.co.jp/note/i-wanted-to-say-something-to-you-guys/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(146)There comes a point when you’ve gotta stop seeing people for what they look like and ask them to show you what they can do.” 見た目で判断 vs 何ができるかを見て判断
https://www.eionken.co.jp/note/there-comes-a-point-when-youve-gotta-stop-seeing-people/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。