- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 196. お国なまり英語学習
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.02

ChatGPTにイギリス英語に独特な表現を聞いてみた(ChatGPT英語学習)
ChatGPTは、米国OpenAI社が2022年11月に公開した人工知能チャットボットです。
幅広い分野の質問に詳細な回答を生成できることから注目を集めています。
そのChatGPTに、イギリス英語に独特な表現を聞いてみました。
イギリス英語に独特な表現
日本語でも地方ごとの独特な表現が多数存在します。
イギリス英語も同様です。
ChatGPTにイギリス英語に独特な表現を質問してみました。
ChatGPTによるイギリス英語に独特な表現
以下がChatGPTの回答です。17個あります。
“Bob’s your uncle.”という表現が多数出てきています。この表現は、何かを簡単に達成したり問題を解決したりすることを意味していますが、なぜそのような意味になるのかの解説が後ろにあります。
Chin up!
日本語訳:元気を出して!
解説:このフレーズは、励ましや応援の意味で使われます。文字通り「あごを上げる」という意味ですが、困難な状況に直面している人に対して、前向きになり、元気を出すように促すために使われます。
Take a rain check.
日本語訳:また今度にしよう。
解説:このフレーズは、予定されていたことを後回しにすることを意味します。もともとはスポーツの試合が雨で延期された場合に使われた言い回しですが、一般的な会話でも使用されます。直訳すると「雨のチケットを取る」となりますが、後日改めて予定を調整するという意味です。
Keep your hair on!
日本語訳:冷静になって!
解説:このフレーズは、誰かが怒ったり興奮しているときに冷静さを保つように促すために使われます。直訳すると「髪を保て」となりますが、怒りで髪を立てることなく冷静に対応するようにという意味です。
It’s the bee’s knees.
日本語訳:最高だよ。
解説:このフレーズは、何かが非常に優れていることを表現します。文字通り「蜜蜂の膝」という意味ですが、蜜蜂の膝は小さくてかわいらしいものとされ、それを比喩的に使って「最高のもの」という意味になったと考えられています。
I’m chuffed to bits.
日本語訳:とても嬉しい。
解説:このフレーズは、非常に嬉しい気持ちを表現するために使われます。“chuffed”は「得意な」という意味で、”chuffed to bits”と組み合わせて使うことで、大変喜んでいることを強調します。
I haven’t got a scooby.
日本語訳:まったくわからない。
解説:このフレーズは、「全く理解できない」という意味を持ちます。“scooby”は俗語で「分かる」という意味で使われ、”haven’t got a scooby”は「分かるものがまったくない」という意味になります。この表現はCockney Rhyming Slang(ロンドンの俗語)に由来します。
It’s all gone pear-shaped.
日本語訳:うまくいかなかった。
解説:このフレーズは、何かが計画通りに進まなかったことを指して使われます。直訳すると「全てが梨の形になってしまった」となりますが、何かが誤って悪い方向に進展した様子を表現しています。
I’m knackered.
日本語訳:疲れきった。
解説:このフレーズは、非常に疲れていることを表現します。“knackered”は「使い古された」「破損した」という意味であり、ここでは体力やエネルギーが完全に消耗している状態を指しています。
It’s pants.
日本語訳:最悪だ。
解説:このフレーズは、何かが非常に悪い状態であることを表現します。“pants”は俗語で「下着」を指すことがありますが、ここでは形容詞として使われており、「最悪」という意味になります。
It’s a piece of cake.
日本語訳:朝飯前だよ。
解説:このフレーズは、何かが非常に簡単であることを表現します。起源としては明確ではありませんが、おそらくケーキを食べることは容易であるというイメージから、「簡単なこと」という意味で使われるようになったと考えられています。
It’s raining cats and dogs.
日本語訳:ザーザー降りだ。
解説:このフレーズは非常に激しい雨を表現する際に使われます。起源については諸説ありますが、一つの説では、屋根の間に猫が住み着いていた時代に、雨が強くなると猫が落ちてくることから、「猫が雨と一緒に降ってくる」という表現が生まれたと言われています。
Bob‘s your uncle.
日本語訳:おっけー、終わり!
解説:この表現は、何かを簡単に達成したり問題を解決したりすることを意味します。具体的な起源は明確ではありませんが、Bobとは一般的にはヴィクトリア朝時代のイギリスの政治家であるロバート・ピールを指していると言われています。彼が首相になった際には政治的な影響力を行使した親戚の存在が関与していたことから、「ロバートがおじだ」という言葉が広まり、最終的に「Bob’s your uncle」となったとされています。
Bob’s your uncle, and there you have it.
日本語訳:簡単でしょ?
解説:このフレーズは、何かを簡単に達成する方法や手順を説明した後に使われます。それが簡単であることを強調するために使われます。「Bob’s your uncle」という言い回しは、先ほど説明したように「問題なし」という意味を持ちます。
Bob’s your uncle, and off you go!
日本語訳:それでは行ってらっしゃい!
解説:このフレーズは、何かを始める際に使われます。“off you go”は「行ってらっしゃい」という意味で、励ましの意味を含んでいます。ここでの「Bob’s your uncle」は、「問題なく成功する」という意味を持ちます。
Bob’s your uncle, and you’re laughing.
日本語訳:成功だよ。
解説:このフレーズは、何かがうまくいっていることを表現します。”you’re laughing”は「笑っている」という意味ですが、ここでは成功や幸運を指しています。
Bob’s your uncle, and Fanny’s your aunt.
日本語訳:何も心配いらない。
解説:この表現は「問題なし」と同様の意味を持ちますが、より強調された形で使われます。「Bob’s your uncle」という言い回しは「問題なし」という意味を持ちますが、ここで「Fanny’s your aunt」と付け加えることで、簡単に成功したことを強調することができます。
Bob’s your uncle, and Betty’s your aunt.
日本語訳:簡単でしょ?
解説:この表現は「問題なし」と同様の意味を持ちますが、より強調された形で使われます。「Bob’s your uncle」という言い回しは「問題なし」という意味を持ちますが、ここで「Betty’s your aunt」と付け加えることで、簡単に成功したことを強調することができます。
これらはイギリス英語の独特な表現であり、日常会話や文章中でよく使用されます。注意点としては、これらの表現はイギリス英語の特定の地域や世代でより一般的であり、すべてのイギリス人が使うわけではありません。
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ChatGPTによるイギリス英語の特徴
ChatGPTにイギリス人英語の特徴の特徴を聞いてみました。
以下がChatGPTの回答です。
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発音:
イギリス人英語は、独自の発音があります。例えば、”r”の発音が弱い(アメリカ英語に比べてr音が滑らかで弱くなる)ことや、母音の発音が異なることがあります。また、イギリス人英語では、”a”の音を短く発音する傾向があります(例: “dance”を/dɑːns/ではなく、/dæns/と発音する)。
語彙:
イギリス人英語とアメリカ人英語では、語彙に差異があります。イギリス人は、アメリカ人と比べて異なる単語や表現を使用することがあります。例えば、イギリス人は「lorry」と言い、アメリカ人は「truck」と言います。
文法:
イギリス人英語の文法にもいくつかの特徴があります。例えば、現在完了形(present perfect)の使用頻度が高いことや、動詞の過去形を「-ed」ではなく「-t」で終わることがあります(例: “dreamed”ではなく”dreamt”)。
方言:
イギリスでは、地域ごとに方言が存在し、それぞれの方言に特有の言葉や発音があります。例えば、スコットランドの方言であるスコットランド英語や、アイルランドの方言であるアイリッシュ英語があります。
敬称の使用:
イギリス人英語では、敬称がよく使われます。例えば、知人や同僚に対しても「Mr.」や「Ms.」と呼ぶことが一般的です。
これらは一般的な特徴であり、すべてのイギリス人の英語に当てはまるわけではありません。個々の人によっても異なる英語のスタイルや特徴があります。
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まとめ
イギリス英語に独特な表現が結構ありますね。
ChatGPTを利用してこのようなイギリス英語に独特な表現を学習して、イギリス英語のリスニングやリーディングなどに活かしたいものです。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
「英語スピーキング勉強法」「英語スピーキング学習は前置詞がカギ」「TOEIC・大学入試・英検リスニング勉強法」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-toeic/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
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