- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.04.06

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(6)kids are going to do what they think is cool, which is not always who they are. 自分らしさと周りへの見栄え
kids are going to do what they think is cool, which is not always who they are.
自分らしさと周りへの見栄え
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「子供は自分がかっこいいと思うことをするが、それは必ずしも自分らしさになるとは限らない」です。
多くの高校生たちがかっこいいアメリカンフットボール部やチアリーディング部に憧れて入部することに対して、それが必ずしもその人らしさになるわけでない」とする高校の先生のセリフです。
“who you are”や“who I am”などの表現は米国の映画やドラマに時々出てきます。人真似でなく、自分らしくするというのは米国社会の大きな人生価値観のようです。
“kid”は本来「子ヤギ」を意味しますが、口語英語では「子ども」の意味でよく使われます。このドラマの場合、高校生達を“kids”や“children”と表現しています。大人と対比して子供と言っているような感じです。
英語リスニングとしては、 “cool”は「涼しい」の意味でよく使われますが、この場合は口語英語で「素晴らしい、格好いい、いけてる」などを意味しています。このセリフから他人の目と自分の本音との葛藤を感じ取りたいものです。
英語スピーキングとしては、“・・・ what they think is cool, which is not always ・・・”と関係代名詞で話をつないで発言する方法を使えるようにしたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード1)
この記事もご覧ください。
(5)I don’t want to leave high school with nothing to show for it. 自助努力のスピリット
https://www.eionken.co.jp/note/dont-want%e3%83%bbwith-nothing/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(7)You need to find a way to get them out of their boxes. 既成の枠にとらわれない
https://www.eionken.co.jp/note/you-need-to-find-a-way-to-get-them-out-of-their-boxes/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。