- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 117. 英語スピーキング・英作文学習は前置詞がカギを握る
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.02

Copilot Bing AIに“He learned a lot off of you.”の表現で“off of”の意味を聞いてみた(Copilot Bing AI 英語学習:前置詞off of)
Copilot Bing AIはMicrosoft社が提供している生成AIチャット機能で、Bing検索技術も用いているため、最新情報を含めたチャット回答が可能です。
そのCopilot Bing AIに“He learned a lot off of you.”の表現で“off of”の意味を聞いてみました。
Copilot Bing AIによる“He learned a lot off of you.”の表現で“off of”の意味
以下がCopilot Bing AIによる“He learned a lot off of you.”の表現で“off of”の意味です。
***
He learned a lot off of you.の”off”と”of”の意味を解説します。
英語の前置詞”off”は、基本的には「〜から離れて」という意味を持ちます。このイメージから、位置や方向や分離などに関する表現によく使われます。
例えば、「He jumped off the bridge.」(彼は橋から飛び降りた)という文では、”off”は「橋から離れて」という位置を表しています。
また、「She lives off campus.」(彼女はキャンパス外に住んでいる)という文では、”off”は「キャンパスから離れて」という方向を表しています。
さらに、「He took the ring off his finger.」(彼は指から指輪を外した)という文では、”off”は「指から指輪を分離して」という分離を表しています。
英語の前置詞”of”は、基本的には「〜の」という意味を持ちます。このイメージから、所有や所属や関係や部分などに関する表現によく使われます。
例えば、「She is a friend of mine.」(彼女は私の友達だ)という文では、”of”は「私の」という所有を表しています。
また、「He is a member of the club.」(彼はクラブのメンバーだ)という文では、”of”は「クラブの」という所属を表しています。
さらに、「She is afraid of dogs.」(彼女は犬が怖い)という文では、”of”は「犬に対して」という関係を表しています。
この文では、”off”と”of”は一緒に使われて、”off of”という前置詞のような役割をしています。”off of”は、主に口語的な表現で、”from”と同じ意味で使われます。つまり、何かの起源や源泉や原因を表します。
例えば、He learned a lot off of you.は、He learned a lot from you.と同じ意味で、「彼はあなたからたくさん学んだ」ということです。あなたが彼の学びの源泉であるということです。
他にも、以下のような例文があります。
I bought this book off of Amazon.(私はこの本をアマゾンから買った)
He got the idea off of a TV show.(彼はそのアイデアをテレビ番組から得た)
She copied the answers off of him.(彼女は彼から答えをコピーした)
ただし、”off of”は非常にくだけた表現で、正式な文章や話し方では避けるべきです。
また、イギリス英語ではあまり使われません。代わりに、単に”off”を使うことができます。
例えば、
I bought this book off Amazon.(私はこの本をアマゾンから買った)
***

まとめ
”off of”はたまに米国ドラマのセリフで聞かれますが、このような意味の由来を理解できると、“from”と同じ意味と覚えやすいですね。
英語の前置詞は、日本語の助詞と似た機能を持つ単語ですが、正確に使えるようにそのイメージを理解することが大事ですね。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
「英語スピーキング勉強法」「英語スピーキング学習は前置詞がカギ」「TOEIC・大学入試・英検リスニング勉強法」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-toeic/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。