- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 176.英語力ランク1位オランダ英語学習法
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.02

Copilot Bing AIに英語力ランキング1位のオランダの英語学習法を聞いてみた(Copilot Bing AI 英語学習)
Copilot Bing AIはMicrosoft社が提供している生成AIチャット機能で、Bing検索技術も用いているため、最新情報を含めたチャット回答が可能です。
そのCopilot Bing AIにEF EPI 英語能力指数で英語力ランキング1位のオランダの英語教育法について聞いてみました。
ちなみに111か国中、韓国は36位、中国は62位ですが、日本は80位と低迷しています。
Copilot Bing AIによる英語力ランキング1位のオランダの英語学習法
以下がCopilot Bing AIによる回答です。
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オランダの英語学習法の特徴について、以下の3点を詳しく説明します。
英語教育開始年齢とカリキュラム
英語授業の内容と方法
教員の英語力と資格
英語学習開始年齢とカリキュラム
まず、英語学習開始年齢とカリキュラムについてですが、オランダでは義務教育は5歳(4歳の場合もあり)から始まります。
英語学習は9歳までは任意であり、10歳からは必修となります。
しかし、実際にはほとんどの小学校が1年生から第1外国語として英語を導入しており、週に4回の授業が行われています。
カリキュラムは指定されておらず、学校が自由に選べることが憲法で保障されています。
英語授業の内容と方法
次に、授業の内容と方法についてですが、オランダの英語教育では文法を教えず、耳から入った英語を理解し、話すことを重視しています。
授業では英語の歌を歌ったり踊ったりすることから始まり、教科書はカラフルでイラストが豊富なものを使用します。教科書にあるカラフルなイラストは言語を司る左脳だけでなく、視覚や聴覚を司る右脳も刺激する効果があります。
また、ポップソングやYouTube動画なども題材にして英語を学ぶこともあります。
授業はもちろん英語オンリーで行われ、他の教科についても英語で行うイマージョン教育が浸透しています。
教員の英語力と資格
最後に、教員の英語力と資格についてですが、オランダの英語教員は高いレベルの英語力を持っています。
教員教育コースへの入学にはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のB2レベル(中上級)が必要となります。
また、多くのオランダ人は高校卒業後にイギリスへ留学して本格的に英語を学んだりすることもあります。
オランダの小学校の先生はテイラースイフトなどのアーティストの歌を子どもたちと一緒に歌い、映画などを見て楽しみながら英語を教えることができます。
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イマージョン教育
Bing AIチャットにイマージョン教育とはどういうものか聞いてみました。
以下がBingチャットの回答です。
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イマージョン教育とは、外国語を教科としてではなく、他の教科を学ぶ手段として教えるバイリンガル教育方法です。
たとえば、学生は数学や科学を英語で学びながら、英語のスキルも向上させることができます。 イマージョン教育は、生徒の目標言語でのコミュニケーション能力と異文化認識を開発することを目的としています。
イマージョン教育は 1965 年にカナダで始まり、ケベック州の親が子供たちに第二言語としてフランス語を学ばせたいと考えました。
それ以来、アメリカやヨーロッパを含む多くの国に広がりました。
日本では、1992年に静岡市の加藤学園明秀小学校で初めてイマージョン教育が導入されました。
現在、日本では東京の玉川学園や神奈川の LCA インターナショナル小学校など、イマージョン教育プログラムを提供する学校がいくつかあります。
イマージョン教育の利点には次のようなものがあります。
本物で意味のある言語のインプットとアウトプットを生徒に提供することで、生徒の英語能力を向上させます。
2 つの言語で考えて学ぶことに挑戦することで、生徒の認知スキルと学力を育成します。
さまざまな視点や価値観に触れることにより、学生の文化的感受性とグローバルな認識を養います。
イマージョン教育の課題には次のようなものがあります。
それには、対象言語をネイティブまたはネイティブに近いスピーカーで、他の科目を効果的に教えることができる質の高い教師が必要です。
これは、生徒の第一言語の発達、特に読み書きのスキルにいくつかの困難を引き起こす可能性があります。
すべての生徒の学習スタイル、モチベーション、性格に合わない場合があります。
イマージョン教育は、外国語を学習しながら他の科目の知識やスキルも習得できる革新的で効果的な方法です。 これは、学生がバイリンガル、二文化、そして世界市民になるのに役立ちます。
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まとめ
英語力ランキング1位のオランダの英語学習法の大きなポイントはイマージョン教育だと思います。
オランダの場合、公立学校でもイマ―ジョン教育というオランダ語と英語のバイリンガル教育を実施しているところがあり、主要科目の学習の際にオランダ語と英語の対訳の教科書などを使って、英語での学習もするので、日本の英語教育よりもはるかに英語に触れ、使う機会が多いと言うアドバンテージがあります。
これにより英語に接している時間が非常に長くなり、数学、物理、化学、生物、地学、歴史、地理、政経などの分野の英語にも接することになり、学習分野の偏りも少なくすることができます。
現状の日本の学校教育でこれをすぐ実現することは難しいので、英語力の画期的な向上を狙うなら自己努力をするしかない感じです。
ただ、インターネットの普及でイマージョン教育方法を自分自身に実践するためのコンテンツやeラーニングの仕組みが豊富に提供されているので、多忙な中いかに時間を見出し、実行するかの問題という感じです。
日本人の英語力向上は、教師側の問題、生徒側の問題、教育コンテンツの充実と課題満載で容易ではない道のりです。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
「英語スピーキング勉強法」「英語スピーキング学習は前置詞がカギ」「TOEIC・大学入試・英検リスニング勉強法」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-toeic/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。