- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.05.07
更新日
2025.05.07

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(22)アルフレッド・ノーベル
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、アルフレッド・ノーベルです。
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アルフレッド・ノーベルのフルネームは Alfred Bernhard Nobelです。
Alfred
Alf: 古英語で「妖精」や「精霊」を意味します。この要素は神秘的で守護的なイメージを持っています。
Red: 古英語で「助ける」や「助言者」を意味します。
Bernhard
スウェーデン語では「ベルンハルド」。ドイツ語の「bernhard」は「勇敢な熊」を意味します。
Nobel
スウェーデンの家族名で、元々は「ノーベル家」を示しています。「Nobel」という姓はスウェーデン語で「貴族的」や「高貴な」という意味を持ちます。スウェーデン語の形容詞「nobel」から派生したもので、その起源はラテン語の「nobilis」(ノビリス:高貴な、貴族的な)に遡ります。
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アルフレッド・ノーベル:ダイナマイトの発明者からノーベル賞創設者へ
アルフレッド・ノーベルは、スウェーデンの化学者、発明家、そしてノーベル賞の創設者として知られています。ダイナマイトの発明で巨万の富を築いた一方で、その発明が戦争に利用されることを憂慮し、人類の平和と進歩に貢献する人々に贈るノーベル賞を創設しました。
幼少期と教育
生誕: 1833年10月21日、スウェーデンのストックホルムに生まれました。
裕福な家庭: 父は発明家で実業家であり、家族は裕福な生活を送っていました。
多才な才能: 幼い頃から機械や爆発物に興味を持ち、化学、物理学、文学など、幅広い分野を学びました。
海外での学び: フランス、ドイツ、アメリカなど、ヨーロッパやアメリカを転々とし、様々な知識と経験を積みました。
ダイナマイトの発明と事業
ニトログリセリンの危険性: ノーベルは、ニトログリセリンという強力な爆発物に着目しましたが、その取り扱いの難しさから多くの事故が発生していました。
ダイナマイトの発明: ニトログリセリンを珪藻土に吸収させることで、安全に取り扱えるダイナマイトを発明しました。
事業の成功: ダイナマイトは、建設業や採鉱業など、様々な分野で利用され、ノーベルは巨万の富を築きました。
ノーベル賞の創設
死の誤報: ある新聞で「死の商人」と誤って紹介されたことをきっかけに、ノーベルは自身の功績を深く反省し、人類の平和と進歩に貢献する人々を称える賞を設立することを決意しました。
ノーベル賞の設立: 遺言により、彼の莫大な遺産は、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5つの分野で顕著な貢献をした人に贈られるノーベル賞の基金となりました。
ノーベルの思想
平和への願い: ノーベルは、ダイナマイトの発明が戦争に利用されることを深く憂慮し、平和な世界の実現を願っていました。
人類への貢献: ノーベル賞の創設を通じて、人類の進歩と幸福に貢献したいという強い思いを持っていました。
まとめ
アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトの発明者として知られる一方で、ノーベル賞の創設者としても歴史に名を残しています。彼の生涯は、科学者としての成功と、平和への願いという対照的な側面を持つ、ドラマティックなものでした。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(21)ジョン・レノン(John Lennon)
https://www.eionken.co.jp/note/john-winston-lennon-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。