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公開日
2025.04.04
更新日
2025.04.07

Google Geminiにカーネギー財閥の創始者アンドリュー・カーネギー(鉄鋼王)の生い立ちを聞いてみた
Google Geminiは、Googleによる生成AIで、Google 検索を通じて最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Geminiは星座の双子座を意味しており、検索エンジンのGoogleと生成AIが双子で仲良く競って育っていくと言う意味があるのかもしれません。
そのGoogle Geminiにカーネギー財閥の創始者で鉄鋼王と称されたアンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)の生い立ちを聞いてみました。
カーネギー(Carnegie)財閥について
カーネギー財閥は、19世紀末から20世紀初頭にアメリカで最も影響力のある財閥の一つでした。スコットランド移民のアンドリュー・カーネギーによって設立され、製鉄業を中心に巨大な富を築き上げました。
カーネギー財閥の特徴
創業者: アンドリュー・カーネギー
主な事業: 製鉄業
影響力: 19世紀末から20世紀初頭にアメリカで最も影響力のある財閥の一つ
特徴:
垂直統合: 原料調達から製鉄、販売まで一貫して自社でコントロール
積極的な投資: 最新技術の導入や設備投資に積極的に投資
低コスト戦略: 大量生産による低コスト戦略で競争力を高める
労働問題: 低賃金・長時間労働など労働環境が劣悪
カーネギー財閥の盛衰
1873年: カーネギー・ブラザーズ社を設立
1889年: アメリカの鋼生産量がイギリスを抜き、その大部分をカーネギーが所有
1892年: 所有する会社をまとめて、カーネギー鉄鋼会社を創業
1901年: USスチールに売却して引退
1919年: アンドリュー・カーネギー死去
カーネギーは、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいました。図書館や大学などの建設に多額の寄付を行い、その功績は現在も世界中で称賛されています。
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アンドリュー・カーネギーの生い立ち
幼少期
アンドリュー・カーネギーは1835年11月25日、スコットランドのダンファームリンで生まれました。
父親は手織り職人のウィリアム・カーネギー、母親はマーガレット・モリスン・カーネギーでした。
カーネギーは貧しい家庭で育ち、幼い頃から働き始めました。
8歳の時には、地元の織物工場で働き始めました。
12歳の時には、ダンファームリンのリンネル工場で働き始めました。
アメリカへの移住
1848年、カーネギー一家はアメリカへ移住しました。
当時のアメリカは、産業革命の真っ只中であり、多くの移民が新しい生活を求めてアメリカへ渡っていました。
カーネギー一家は、ペンシルベニア州ピッツバーグに定住しました。
ピッツバーグでの生活
ピッツバーグでは、カーネギーは様々な職種に就きました。
最初は、紡績工場で働き始めました。
その後、ボビン製造会社で働き、機械工としてのスキルを身につけました。
1853年には、ペンシルベニア鉄道に就職しました。
鉄道会社での出世
カーネギーは、鉄道会社で勤勉に働き、出世しました。
1865年には、ペンシルベニア鉄道の西部地区監督にまで昇進しました。
西部地区監督として、カーネギーは鉄道建設の指揮を執り、多くの経験を積みました。
製鉄業への参入
カーネギーは、鉄道会社で働きながら、投資で財を成し、製鉄業に参入しました。
当時のアメリカは、鉄道建設や建築需要の高まりにより、鉄鋼の需要が急増していました。
カーネギーは、この需要を先見し、製鉄業に大きな可能性を見出しました。
カーネギー鉄鋼会社の設立
1892年、カーネギーはいくつかの製鉄会社を統合してカーネギー鉄鋼会社を設立しました。
カーネギー鉄鋼会社は、垂直統合と呼ばれる経営戦略を採用し、原料調達から製鉄、販売まで一貫して自社でコントロールすることで、コストを削減し、競争力を高めました。
また、最新技術の導入や設備投資にも積極的に取り組み、生産効率を向上させました。
カーネギーの成功
カーネギーは、優れた経営手腕を発揮し、カーネギー鉄鋼会社をアメリカ最大の製鉄会社に成長させました。
カーネギーは、巨万の富を築き上げ、「鉄鋼王」と呼ばれるようになりました。
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カーネギー鉄鋼会社
アンドリュー・カーネギーによって設立されたカーネギー鉄鋼会社は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてアメリカ最大の製鉄会社であり、世界でも有数の規模を誇っていました。
設立
1892年、カーネギーはいくつかの製鉄会社を統合してカーネギー鉄鋼会社を設立しました。
当時のアメリカは産業革命の真っ只中であり、鉄道建設や建築需要の高まりにより、鉄鋼の需要が急増していました。
成長
カーネギー鉄鋼会社は、垂直統合と呼ばれる経営戦略を採用し、原料調達から製鉄、販売まで一貫して自社でコントロールすることで、コストを削減し、競争力を高めました。
また、最新技術の導入や設備投資にも積極的に取り組み、生産効率を向上させました。
規模
1900年頃には、アメリカの鋼生産量の約60%を占めるまでになりました。
従業員数は約10万人、年間生産量は400万トンを超えていました。
労働問題
カーネギー鉄鋼会社は、低賃金・長時間労働など労働環境が劣悪でした。
労働組合の結成を阻止し、ストライキを強硬手段で鎮圧しました。
これらの問題は、労働運動の高まりを招き、社会問題となりました。
売却
1901年、カーネギーは事業を引退し、J.P.モルガンらによって設立されたUSスチールにカーネギー鉄鋼会社を売却しました。
売却額は当時としては破格の4億8千万ドルでした。
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カーネギーが設立したカーネギーメロン大学
設立
1900年にアンドリュー・カーネギーによって設立されました。
当時の名称はカーネギー工科大学でした。
1967年にメロン研究所と合併し、現在のカーネギーメロン大学になりました。
特徴
アメリカのトップレベルの理工系大学です。
特にコンピューターサイエンス、ロボット工学、人工知能などの分野で世界的な評価を得ています。
7つのカレッジと独立したスクールから構成されています。
学生数は約1万4千人です。
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まとめ
アンドリュー・カーネギーは、当時のアメリカが鉄道建設や建築需要の高まりにより、鉄鋼の需要が急増していたのをみて、製鉄業に参入して財をなしました。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
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・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
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