- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 178. Copilot Bing AI活用英語学習
公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.02

Copilot Bing AIを使ってBing チャットとGoogle Geminiを比較する英文読解演習をしてみた(Copilot 英語学習)
Copilot Bing AIはMicrosoft社が提供している生成AIチャット機能で、Bing検索技術も用いているため、最新情報を含めたチャット回答が可能です。
そのCopilot Bing AIにBing AIチャットを使ったCopilot Bing AIとGoogle Geminiを比較する英文読解演習をしてみました。
Copilot Bing AIを使ったBing チャットとGoogle Geminiを比較する英文読解演習
まず、Copilot Bing AIに「Copilot Bing AIとGoogle Geminiを比較して説明する英文」を200英単語程度で作成をお願いしました。
以下がCopilot Bing AIの回答です。
***
Bing Chat and Google Bard are both conversational AI services that use generative models to assist users with various tasks. However, they have some differences in their features, capabilities, and availability.
Bing Chat is a service that integrates with Microsoft Edge and allows users to ask questions and get answers related to the web page they are viewing. Bing Chat can also help users with creative tasks such as writing poems, stories, code, essays, songs, and generating images. Bing Chat is available in multiple languages and regions, and supports both text and voice input. Bing Chat uses the PaLM model for natural language generation and understanding.
Google Bard is a service that is currently in beta testing and requires a Google account to access. Google Bard is a chat partner that can help users with creativity and productivity. Google Bard can answer questions, generate content, summarize documents, analyze data, compare products, learn new skills, write code, and more. Google Bard is also available in multiple languages and regions, but only supports text input. Google Bard uses the GPT-3 model for natural language generation and understanding.
***
この英文をCopilot Bing AIにこの英文を日本語に翻訳してもらいました。
以下がCopilot Bing AIによる翻訳です。
***
Bing チャットとGoogle Bardは、さまざまなタスクをサポートするために生成モデルを使った会話型AIサービスです。しかし、彼らは機能、能力、利用可能性などにいくつかの違いがあります。
Bing チャットは、Microsoft Edgeと統合されたサービスで、ユーザーが閲覧しているウェブページに関連した質問をしたり、回答を得たりすることができます。Bing チャットは、詩や物語、コード、エッセイ、歌、画像などの創造的なタスクをユーザーに手伝ってくれることもできます。Bing チャットは、複数の言語と地域で利用可能であり、テキストと音声の両方の入力に対応しています。Bing チャットは、自然言語生成と理解のためにPaLMモデルを使用しています。
Google Bardは、現在ベータテスト中のサービスで、利用するにはGoogleアカウントが必要です。Google Bardは、ユーザーの創造性と生産性を助けるチャットパートナーです。Google Bardは、質問に答えたり、コンテンツを生成したり、文書を要約したり、データを分析したり、製品を比較したり、新しいスキルを学んだり、コードを書いたりなど、さまざまなことができます。Google Bardも複数の言語と地域で利用可能ですが、テキスト入力のみに対応しています。Google Bardは、自然言語生成と理解のためにGPT-3モデルを使用しています。
***
⇒Copilot Bing AIはこのような時事的で技術的な話題でも、サクッと読解用の英文を作成してくれるので、とても便利ですね。

英文要旨の作成
Copilot Bing AIに上記の英文の要旨を英語で20文字以内での作成を依頼しました。
以下がCopilot Bing AIの回答です。
***
Bing Chat and Google Bard are conversational AI services that differ in their features, capabilities, and availability.
***
日本語訳は以下の通りです。
***
Copilot Bing AIとGoogle Geminiは、機能、能力、利用可能性などに違いがある会話型AIサービスです。
***
⇒Copilot Bing AIは要約も得意のようです。
英文法の観点からの英文の説明
下記の1行目の文章に関して、Copilot Bing AIに英文法の観点からの英文の構造説明をしてもらいました。
Bing Chat and Google Bard are both conversational AI services that use generative models to assist users with various tasks.
以下がCopilot Bing AIの解説です。
***
この英文は、主語と述語からなる単文(simple sentence)です。単文とは、一つの主語と一つの述語を持つ文のことです。主語は、文の話題となる人や物や事柄を表す名詞句で、述語は、主語について何かを述べる動詞句です。
この英文の主語は、Bing Chat and Google Bardです。これは、二つの名詞(Bing ChatとGoogle Bard)をandでつないだ複合名詞句(compound noun phrase)です。複合名詞句は、一つの名詞として扱われます。この主語は、会話型AIサービスであるBing ChatとGoogle Bardについて述べる文の話題を示しています。
この英文の述語は、are both conversational AI services that use generative models to assist users with various tasksです。これは、動詞areとその補語(complement)からなる動詞句(verb phrase)です。補語とは、動詞によって要求される追加情報を提供する単語や句や節のことです。この動詞句は、主語であるBing ChatとGoogle Bardについて何かを述べています。
この英文の補語は、both conversational AI services that use generative models to assist users with various tasksです。これは、形容詞句(adjective phrase)であり、主語であるBing ChatとGoogle Bardがどのようなものかを修飾しています。形容詞句は、形容詞とその修飾語や補語からなります。
この英文の形容詞句は、以下のように分解できます。
both: 修飾語(modifier)。二つの名詞を指す代名詞であり、両方という意味がある。
conversational AI services: 形容詞(adjective)。会話型AIサービスという意味がある。
that use generative models to assist users with various tasks: 補語(complement)。関係節(relative clause)であり、先行詞であるconversational AI servicesに関する情報を提供する。関係節は、関係代名詞や関係副詞を使って作られる節であり、先行詞に関連付けられる。
この英文の関係節は、以下のように分解できます。
that: 関係代名詞(relative pronoun)。先行詞であるconversational AI servicesを指す代名詞であり、関係節の主語でもある。
use: 動詞(verb)。使用するという意味がある。
generative models: 目的語(object)。生成モデルという意味がある。
to assist users with various tasks: 目的格不定詞(infinitive)。ユーザーをさまざまなタスクで支援するためにという意味がある。
***
⇒ほんの17英単語の英文ですが、これだけの説明をしてくれました。短文、動詞句、関係節など英文法の知識がしっかりしていないと、理解は難しい感じです。
英文法用語が十分に理解できない方は、さらにCopilot Bing AIに質問すればよいと思います。
分厚い英文法の解説書から関係部分を探し回るよりも効率よく学習できると思います。

英単語集の作成
Copilot Bing AIに上記の英文の英単語集を作ってもらいました。
以下がCopilot Bing AIの回答です。
***
Bing Chat
ビング チャット/bɪŋ tʃæt/
Microsoft Edgeと統合された会話型AIサービス
Google Bard
グーグル バード/ˈɡuːɡl bɑːrd/
Googleアカウントが必要な会話型AIサービス
conversational
会話型の/kənˈvɜːsəʃənl/
会話に関するか、会話のような様子を表す形容詞
AI
AI/eɪ aɪ/
Artificial Intelligence(人工知能)の略称
generative
生成的な/ˈdʒenərətɪv/
新しいものやアイデアを生み出す能力や特性を持つことを表す形容詞
feature
機能/ˈfiːtʃər/
サービスやシステムなどが持つ特徴的な部分や能力のこと。
capability
能力/keɪpəˈbɪləti/
特定の目的やタスクを達成するために必要な技能や資質のこと。
availability
利用可能性/əveɪləˈbɪləti/
利用できるか、利用できる状態にあることを表す名詞。
integrate
統合する/ˈɪntɪɡreɪt/
二つ以上のものを一つにまとめるか、調和させることを表す動詞。
Microsoft Edge
マイクロソフト エッジ/ˈmaɪkrəsɒft edʒ/
Microsoft社が開発したウェブブラウザの名前。
allow
可能にする/əˈlaʊ/
許可するか、可能にすることを表す動詞。
code
コード/kəʊd/
情報や命令などを特定の記号や規則で表現したもの。また、そのような記号や規則自体のこと。特に、コンピューターで使われるプログラミング言語で書かれたものを指すことが多い。
essay
エッセイ/ˈeseɪ/
自分の考えや見解などを主観的に述べた文学作品の一種。また、学術的な主題について論理的に分析した文章のこと。
PaLM
PaLM/pɑːm/
Pre-training with Language Modeling(言語モデリングによる事前学習)の略称。自然言語生成と理解のために使われる生成モデルの一種。
beta testing
ベータテスト
/ˈbeɪtə testɪŋ/
サービスやシステムなどが正式に公開される前に、限られたユーザーによって行われる試験的な利用のこと。
summarize
要約する/ˈsʌməraɪz/
文書や話などの主要な点や内容を簡潔にまとめることを表す動詞。
GPT-3
GPT-3/dʒiː piː tiː θriː/
Generative Pre-trained Transformer(生成事前学習トランスフォーマー)の略称。自然言語生成と理解のために使われる生成モデルの一種。
***
⇒自分自身で電子辞書などを調べたりするのはかなり時間を必要としますが、このような形でBingチャットが英単語集を作ってくれると、英単語学習効率は格段に向上しますね。

まとめ
Copilot Bing AIを英文読解演習は非常に効率よくできると思います。
電子化された英文であれば、Copilot Bing AIにインプットして、日本語訳、要約、英文法の観点での解説、英単語集の作成など非常に効率よく学習ができるので、Copilot Bing AIを有効に活用したいところです。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
「英語スピーキング勉強法」「英語スピーキング学習は前置詞がカギ」「TOEIC・大学入試・英検リスニング勉強法」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-toeic/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート