- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 219. 英米の地名の由来を調べてみた
公開日
2025.09.30
更新日
2025.09.30

英米の地名の由来を調べてみた(24)ボストン、マサチューセッツ州の州都
日本人が日本の地名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。英米の地名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに英米の地名の由来を質問してみました。
今回はボストンです。
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ボストン(Boston)の地名の由来
1630年、この地からアメリカに移住したピューリタンが、セント・ボトルフ(St. Botolph)という聖人にちなんで新天地をボストンと名付けました。
「ボトルフス・タウン」(Botolph’s Town)が短縮されて「ボストン」になりました。
1632年に正式に「ボストン」と名付けられ、マサチューセッツ湾植民地の首都となりました。
Botolphは古英語の「bót」(利益、救済、補償)と「wulf」(狼)から成り立っていて、「狼を支配する者」または「狼の統治者」を意味します。
Botolphは、7世紀のイングランドで生まれ、旅行者と農業の守護聖人として崇拝されるようになった人物の名前です。彼はサフォークに修道院を建て、多くの町や村の守護聖人とされ、その名は彼に由来する地名も多く存在します。
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ボストン:アメリカ独立革命発祥の地、知の都
ボストンは、アメリカ合衆国マサチューセッツ州の州都であり、ニューイングランド地方最大の都市です。大西洋に面した港湾都市として栄え、アメリカ独立革命の発祥の地としても知られています。
人口
約67万人(2015年推計):アメリカ合衆国の中でも人口密度の高い都市の一つです。
主要産業
教育: ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)など、世界的に有名な大学が集積しており、教育都市として知られています。
医療: 多くの病院や研究機関があり、医療分野も盛んです。
金融: ボストン証券取引所があり、金融業も重要な産業の一つです。
バイオテクノロジー: 近年、バイオテクノロジー産業が発展しています。
歴史
17世紀: 清教徒によって建設され、北アメリカにおけるイギリス植民地の拠点となりました。
18世紀: アメリカ独立革命の発祥の地となり、ボストン茶会事件など、歴史的な出来事が数多く起こりました。
19世紀: 工業都市として発展し、繊維産業などが盛んになりました。
20世紀: 大学を中心とした知識産業が発展し、教育都市としての地位を確立しました。
地理
港湾都市: 大西洋に面しており、天然の良港に恵まれています。
丘陵地: 市内には丘陵地が多く、起伏に富んだ地形が特徴です。
チャールズ川: チャールズ川が流れ、都市の景観を彩っています。
気候
大陸性湿潤気候: 夏は暑く湿気があり、冬は寒く雪が降ることもあります。四季がはっきりしており、春と秋は過ごしやすい気候です。
ボストンの魅力
歴史: アメリカ独立革命の歴史に触れることができる史跡が数多く残されています。
教育: 世界トップレベルの大学が集積しており、知的で活気あふれる街です。
文化: 美術館、博物館、劇場などが充実しており、文化的な側面も魅力です。
自然: チャールズ川沿いの公園や、ボストン・コモンなど、緑豊かな空間が広がっています。
その他
スポーツ: レッドソックス(野球)、セルティックス(バスケットボール)など、プロスポーツチームが人気です。
アカデミックな雰囲気: 大学が多いことから、アカデミックな雰囲気があり、知的で洗練された街として知られています。
ボストンは、歴史、教育、文化、そして自然が融合した魅力的な都市です。アメリカ独立革命の発祥の地として、アメリカの歴史を語る上で欠かせない都市であり、同時に、世界的な教育都市としても知られています。
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以下のブログもご一読ください。
英米の地名の由来を調べてみた(23)エルパソ、テキサス州
https://www.eionken.co.jp/note/el-paso/
英米の地名の由来を調べてみた(25)ポートランド、オレゴン州
https://www.eionken.co.jp/note/portland/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。