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公開日
2025.04.02
更新日
2025.04.02

Copilot Bing AIにアメリカでの大学受験勉強について聞いてみた
Copilot Bing AIはMicrosoft社が提供している生成AIチャット機能で、Bing検索技術も用いているため、最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Copilot Bing AIにアメリカでの大学受験勉強について聞いてみました。
Copilot Bing AIによるアメリカでの大学受験勉強・準備
アメリカでの大学受験勉強・準備について質問してみました。
以下がCopilot Bing AIによる回答です。
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アメリカの高校生による大学受験勉強・準備の仕方は、日本とはかなり異なります。アメリカの大学入試は、一般的に以下の要素を総合的に評価して合否を決めます。各項目の配点は大学によって異なるようです。
高校の成績(GPA)
標準テスト(SAT®やACT®など)
エッセイ
推薦状
課外活動やボランティアなど
したがって、高校生はこれらの要素をすべて充実させるために、長期的な計画と努力が必要です。具体的には、以下のような勉強方法があります。
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高校の成績(GPA)
高校の成績を上げるためには、学校での授業に真剣に取り組み、自分の学力に合ったレベルの科目を選択します。
また、大学レベルの授業を提供するAPコースやIBコースなどに挑戦することも有効です。
APコースとIBコースは、高校生が大学に進学するための準備として、高度な知識やスキルを身につけることができるプログラムです。
APコース(Advanced Placement Course)は、College Boardというアメリカの教育機関が開発・管理しているプログラムです。
38種類の科目があり、高校生は自分の興味や進路に応じて1科目から複数科目まで選択できます。
APコースでは、大学レベルの授業を受けた後、5月に行われる標準テスト(AP Exam)に挑戦します。
テストは5点満点で採点され、3点以上を取得すると、大学で単位を認められたり、入門コースを免除されたりすることがあります。
IBコース(International Baccalaureate Course)は、International Baccalaureate Organizationというスイスの教育機関が開発・管理しているプログラムです。
4つの基本プログラムがありますが、高校生向けのものはIB Diploma Program(DP)とIB Career-related Program(CP)です。
DPでは、6つの分野から各1科目ずつ選択し、2年間で合計6科目を履修します。
また、コア要素と呼ばれる3つの必修コンポーネント(Theory of Knowledge, Extended Essay, Creativity, Activity, Service)もあります。
DPでは、各科目の内部評価と外部評価を受けた後、最大45点の総合得点で評価されます。
CPでは、DPから2科目以上を選択し、キャリア関連の学習や個人的なプロジェクトなどを行います。
IBコースでは、国際的な視野や批判的思考力などを育むことを目的としています。
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アメリカでは学習能力の高い高校生には大学レベルの授業まで提供されて、さらに能力を伸ばそうとしているのですね。高校でのAPコースやIBコースの授業を受けて高成績だと、大学受験の際、大学側から高評価が受けられそうです。
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標準テスト(SAT®やACT®など)
標準テストを受けるためには、事前にテスト対策用の教材やクラスを利用したり、過去問を解いたりすることが必要です。
また、テストは年に何回か受けられるので、自分の最高スコアを出すまで何度もチャレンジします。
アメリカでは、日本のような大学受験のための学習塾や予備校は一般的ではありません。
しかし、それでも標準テストのスコアを上げたいと思う高校生は少なくありません。
標準テストは、英語と数学の基礎的な知識やスキルを問うもので、高校で習った内容が出題されます。しかし、テスト形式や時間制限に慣れる必要がありますし、難易度も高いです。
そこで、一部の高校生は、標準テスト対策用の教材やクラスを利用したり、個別指導を受けたりすることがあります。
これらの教材やクラスは、日本の塾や予備校とは違って、大手教育会社や個人事業者が提供しています。 また、オンラインで受講できるものもあります。
しかし、これらのサービスは有料であり、安くても数万円から数十万円かかります。
また、効果についても様々な意見があります。
したがって、必ずしも利用する必要はありません。
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標準テスト(SAT®やACT®など)向けの学習塾などを必要としていないということは、高校での授業をマスターすれば得点が可能な試験ではないかと想定されます。
ただ、そのような試験であっても、処理能力の高さの優劣はつくものです。

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エッセイ
エッセイを書くためには、自分の個性や経験、志望理由などを明確に伝えることが重要です。
エッセイは各大学ごとに異なるトピックが出題されることが多いので、事前に調べて準備します。
また、英語力や文章力を高めるためにも、日頃から読書やライティングの練習をします。
アメリカの大学受験におけるエッセイとは、自分の個性や経験、志望理由などを英語で書く文章のことです。
エッセイは、大学入試の重要な要素の一つであり、出願する大学によってテーマや分量が異なります。一般的には、以下のような種類があります。
コモンアプリケーション・エッセイ(Common Application Essay):
コモンアプリケーションという共通願書システムを利用する800以上の大学で必要とされるエッセイです。毎年7つのテーマ(Prompt)が出題され、その中から1つを選んで650語以内で書きます。
サプリメンタル・エッセイ(Supplemental Essay):
各大学が独自に設定する補助的なエッセイです。大学や専攻に応じて複数のテーマが出題されることがあります。分量は100語から500語程度が多いですが、大学によって異なります。
エッセイのテーマは非常に多様であり、自分の背景やアイデンティティ、挑戦や失敗、信念や考え方、解決したい問題などがよく出題されます。
エッセイでは、自分の人物像や価値観、目標や意欲などを具体的に伝えることが重要です。また、英語力や文章力も評価されます。
エッセイを書くためには、事前にテーマや分量を確認し、自分の思いや経験を整理し、何度も見直して書き直すことが必要です。また、英文エッセイの例やコツを紹介するサイトや書籍 を参考にすることも有効です。
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各高校でエッセイ作成指導は結構あるような気がします。
エッセイの場合、そもそも志望理由など記述ネタを在学中に仕込まないといけないので、そこから勝負が始まっているとも言えます。
昨今は、生成AIに原案を作らせる生徒もいることでしょう。
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推薦状
アメリカの大学受験における推薦状とは、出願者の人物像や能力、適性などを評価するために、出願者と関係のある第三者が書く文章のことです。推薦状は、大学入試の重要な要素の一つであり、出願する大学によって推薦者の数や資格が異なります。一般的には、以下のような種類があります。
学校関係者からの推薦状(School Recommendation):
高校の先生やカウンセラーなど、出願者の学業や成長を見守ってきた方から書いてもらう推薦状です。
出願者の学力や知性、探究心、協調性、リーダーシップなどを具体的なエピソードや評価とともに紹介します。
学外関係者からの推薦状(Supplemental Recommendation):
クラブやスポーツチームのコーチ、ボランティアやインターンシップ先の責任者、教会やコミュニティの指導者など、出願者の課外活動やキャリア関連の方から書いてもらう推薦状です。
出願者の個性や情熱、才能、貢献度などを具体的なエピソードや評価とともに紹介します。
推薦状を書くことが多いのは、出願者と親しく接していて、出願者のことを良く知っている方です。
また、出願者が志望する大学や専攻に関連する方も有効です。
例えば、以下のような方が推薦状を書くことがあります。
・出願者が高校で最も得意だった科目や専攻したい分野に関係する先生
・出願者が高校で最も活躍したクラブやスポーツチームの顧問やコーチ
・出願者が高校で最も影響を受けたプロジェクトやイベントに関わった先生や指導者
・出願者が高校で最も成長した経験を共有したカウンセラーやメンター
・出願者が高校以外で最も意義深い活動を行ったボランティアやインターンシップ先の責任者や同僚
・出願者が高校以外で最も信頼する教会やコミュニティの指導者や仲間
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推薦状を書いて頂ける学校内外の大人との活動やコミュニケーションが必要ですね。
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課外活動やボランティア
アメリカの大学受験では、出願者の学業成績や標準テストのスコアだけでなく、課外活動やボランティアなどの学業以外の取り組みも重要な評価要素となります。
課外活動やボランティアとは、出願者が高校生活の中で行ってきた様々な活動のことで、自分の興味や情熱、才能や貢献度、リーダーシップや協調性などを示すことができます。
具体的には、以下のような活動が課外活動やボランティアに当てはまります。
部活動:
スポーツ、音楽、美術、演劇、文芸、科学、ディベートなど、様々な分野で活動する部活動に参加することです。
部活動では、自分の得意分野や好きなことを深めるだけでなく、仲間と協力したり競争したりすることで成長することができます。
部活動で目立った成果や役割を果たした場合は、それを強調することが有効です。
生徒会活動:
生徒会長や委員長などの役職に就いたり、学校行事やプロジェクトに関わったりすることです。
生徒会活動では、自分の意見を発信したり、他者と協力したり、責任感を持って仕事をこなしたりすることでリーダーシップやコミュニケーション能力を発揮することができます。
ボランティア活動:
地域社会や社会問題に関心を持ち、自発的に奉仕活動に参加することです。
ボランティア活動では、自分の価値観や目標を明確にしたり、他者への思いやりや感謝を深めたりすることができます。ボランティア活動は長期的かつ継続的に行うことが望ましいです。
留学・国際交流:
海外に留学したり、国際交流プログラムに参加したりすることです。
留学・国際交流では、異文化への理解や適応力を高めたり、外国語能力を向上させたりすることができます。留学・国際交流で得た経験や学びを具体的に伝えることが重要です。
インターンシップ・アルバイト:
自分の興味や関連する分野で働いたり、実務経験を積んだりすることです。
インターンシップ・アルバイトでは、自分のキャリアパスや進路に関する知識やスキルを身につけたり、社会人としてのマナーや責任感を学んだりすることができます。
研究・創作活動:
自分の関心のあるテーマについて研究したり、本や記事、音楽や絵画などの作品を制作したりすることです。
研究・創作活動では、自分のアイデアや才能を発揮したり、創造性や探究心を示したりすることができます。研究・創作活動で得た成果や評価を明記することが有効です。
以上のように、課外活動やボランティアは多岐にわたりますが、どれも自分の個性や能力をアピールするための手段です。大切なのは、自分が本当に情熱を持って取り組んだことを選び、その内容や意義を具体的に記述することです。
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日本と異なり、このような活動を真剣に体験すること自体が、学科のペーパーテスト勉強一本槍の日本とは、人間力の形成に大きな差が出るような気がします。
まとめ
アメリカにおける大学受験勉強・準備は、日本のものとかなり異なるようです。
日本の大学受験選考は、大学入学試験日におけるペーパーテストの得点で合否を決めることが主流となっています。
これに対して米国では、ペーパーテストの得点だけなく、エッセイ・推薦状・課外活動やボランティアなど多様な視点から受験者を評価しようとしています。
日本では米国の標準テストに当たる大学入学共通テストが実施されているにもかかわらず、大学独自のペーパーテストが課されたりしています。
日本の大学の方々からすれば、そのようにしている合理的な理由があるのでしょうけれども、ペーパーテスト一辺倒の入試選考の弊害も大きいものがあるような気がします。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストンコンサルティンググループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。