- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 204.心に響く英語ことわざ2
公開日
2026.01.24
更新日
2026.01.24
心に響く英語ことわざ(942)フランスの画家アンリ・マティスの名言 Creative people are curious, flexible, and independent with a tremendous spirit and a love of play. (創造的な人々は、好奇心が強く、柔軟で、自立している。そして、凄まじい精神と遊び心を愛する気持ちを持っている。)
“Creative people are curious, flexible, and independent with a tremendous spirit and a love of play.”
直訳は「創造的な人々は、好奇心が強く、柔軟で、自立しており、凄まじい精神と遊びへの愛を持っている」です。この言葉は、芸術の世界だけでなく、新しい価値を生み出そうとするすべての人に共通する「クリエイティブな魂の条件」を定義しています。似た意味の言葉には「童心を忘るべからず」や「好きこそものの上手なれ」などがあります。
アンリ・マティス(Henri Matisse)の名言の意味
「色彩の魔術師」と称されたアンリ・マティスは、芸術を苦行ではなく、魂を解放する「遊び」や「喜び」の延長線上に捉えていました。彼にとって創造性とは、単なる技術の問題ではなく、世界に対してどれだけ心を開き、自由な精神を保てるかという「生き方」そのものでした。
晩年、病に倒れ車椅子生活を余儀なくされても、彼はハサミで色紙を切り抜く「切り絵」という新しい手法で創作を続けました。この名言には、肉体的な制約さえも「柔軟さ」と「遊び心」で乗り越えていったマティス自身の哲学が凝縮されています。
この言葉が意味すること
この名言は、創造性を支える5つの要素を提示しています。
- Curious(好奇心): 既成概念にとらわれず、「なぜ?」「もし〜だったら?」と問い続ける姿勢。
- Flexible(柔軟性): 変化を恐れず、予期せぬ事態や新しい手法を面白がれる心のしなやかさ。
- Independent(自立): 他人の評価や流行に左右されず、自分の内なる感覚を信じて突き進む強さ。
- Tremendous spirit(凄まじい精神): 困難を突破し、表現を形にするための並外れた情熱とエネルギー。
- Love of play(遊び心): 創作そのものを純粋に楽しみ、子供のような無邪気さで実験を繰り返す心。
似た意味の言葉
- 英語: “Every child is an artist. The problem is how to remain an artist once he grows up.” (子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ。) — パブロ・ピカソ
- 日本語: 「童心を忘るべからず」。いくつになっても、子供のような純粋な好奇心や遊び心を失わないことが、新しい発想を生む源泉であるという意味です。
アンリ・マティス(Henri Matisse)の生い立ち
アンリ・マティス(1869-1954)は、20世紀を代表するフランスの画家であり、パブロ・ピカソとともに現代美術に最も大きな影響を与えた人物の一人です。
- 法律家から画家へ: 最初は法律を学んでいましたが、20歳の時に盲腸炎の療養中に母親から絵具箱を贈られたことがきっかけで、絵画の虜になります。彼は後に「その時、私は自分の人生を見つけた」と語っています。
- フォーヴィスム(野獣派)の旗手: 伝統的な写実主義を脱し、感情を表現するために強烈な色彩を大胆に使用しました。その激しい色使いから「フォーヴ(野獣)」と呼ばれ、美術界に革命を起こしました。
- 「安楽椅子」のような芸術: 彼は「私の芸術が、疲れ切った人々に安らぎを与える安楽椅子のようであってほしい」と願っていました。その言葉通り、彼の作品は鮮やかな色彩とリズミカルな線に溢れ、見る者に生きる喜びを与えます。
名言の出典
この言葉は、アンリ・マティスのインタビューや書簡、あるいは彼のアトリエでの対話記録などから、彼の「創造性の定義」として広く引用されているものです。マティスは自身の著書『画家のノート(Notes d’un Peintre)』の中でも、観察することの重要性や、固定観念から解放されることの必要性を説いており、この名言はその思想を簡潔に象徴しています。
***
心に響く英語ことわざ(941)米国の障害者の権利擁護活動家ヘレン・ケラーの名言 The struggle of life is one of our greatest blessings. It makes us patient, sensitive, and Godlike. It teaches us that although the world is full of suffering, it is also full of the overcoming of it.(人生の苦闘は、我々にとって最大の祝福の一つである。それは我々を忍耐強く、感受性豊かにし、神のごとき高みへと導く。世界は苦難に満ちているが、同時にそれを乗り越えることにも満ちているのだと教えてくれる)
https://www.eionken.co.jp/note/the-struggle-of-life/
心に響く英語ことわざ(943)古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの名言 The soul is dyed the color of its thoughts. Think only on those things that are in line with your principles and can bear the light of day. (魂はその人の思考の色に染まる。自分の信念に合致し、かつ日の光の下にさらされても恥じないことだけを考えなさい。)
https://www.eionken.co.jp/note/the-soul-is-dyed-the-color-of-its-thoughts/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。

お知らせ
英音研公式ブログ
お問い合わせ