- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 219. 英米の地名の由来を調べてみた
公開日
2025.09.28
更新日
2025.09.28

英米の地名の由来を調べてみた(19)デンバー、コロラド州
日本人が日本の地名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。英米の地名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに英米の地名の由来を質問してみました。
今回はデンバーです。
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デンバー(Denver)の地名の由来
都市名としては、1858年に創設された当初「Auraria」(黄金の意)と呼ばれていました。
1859年に、当時のカンザス準州知事ジェームズ・W・デンバー(James W. Denver, 1817-1892)にちなんで改名されました。
土地投機家ウィリアム・ラリマー・ジュニアが、知事の機嫌を取るために「デンバーシティ」と名付けました。
デンバーは、古英語の「Dena」(デーン人の複数形所有格)と「fær」(旅行、道、通行、遠征)の組み合わせです。「fær」は古英語の動詞「faran」(旅をする)から派生しています。これにより「デーン人が使う渉りまたは通路」を意味します。
語源:
デーン人は、歴史的には、8世紀から11世紀にかけてイングランドに侵入したノルマン人の一派を指します。789年頃からイングランドへの侵入を開始しました。865年にはイースト・アングリアに侵入し、東部イングランドに定住しました。デーンロー(Danelaw)と呼ばれる、デーン人の法律が適用される地域を形成しました。
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デンバー:標高1マイルの街、ロッキー山脈の玄関口
デンバーは、アメリカ合衆国コロラド州の中北部に位置する都市です。ロッキー山脈の東麓にあり、州都として政治・経済・文化の中心を担っています。
愛称: ザ・マイル・ハイ・シティ(標高1マイルの街)、クイーン・シティ・オブ・ザ・プレーンズ(平原の女王都市)
人口
約71.6万人(2023年現在):コロラド州最大、全米でも有数の都市です。
主要産業
航空宇宙産業: コロラド州は航空宇宙産業が盛んで、デンバーもその恩恵を受けています。
テクノロジー産業: 近年、ハイテク産業が急速に発展しており、シリコンバレーに次ぐテクノロジーの中心地として注目されています。
エネルギー産業: 再生可能エネルギーをはじめとするエネルギー産業も盛んです。
観光業: ロッキー山脈への玄関口として、観光産業も重要な産業です。
歴史
19世紀: 1858年のゴールドラッシュによって発展を始めました。
20世紀: 鉄道の開通や航空宇宙産業の発展とともに、都市として大きく成長しました。
地理
高地: 標高約1,609m(1マイル)に位置しており、高地都市として知られています。
ロッキー山脈: ロッキー山脈の麓に位置し、雄大な自然を楽しむことができます。
気候
大陸性気候: 夏は暑く乾燥し、冬は寒く乾燥しています。日照時間が長く、年間を通して気候が穏やかなのが特徴です。
その他
アウトドア: 山岳地帯に近く、スキー、ハイキング、キャンプなど、アウトドアレジャーが盛んです。
芸術: 美術館や博物館などが充実しており、芸術文化も盛んです。
デンバーの魅力
ロッキー山脈へのアクセス: ロッキー山脈への玄関口として、自然を満喫できる都市です。
活気あふれる都市: テクノロジー産業の発展により、活気に満ちた都市となっています。
多様な文化: 多様な文化が共存しており、国際色豊かな都市です。
デンバーは、自然と都市が融合した魅力的な都市です。アウトドア好きにはたまらないロッキー山脈へのアクセスも魅力の一つです。
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以下のブログもご一読ください。
英米の地名の由来を調べてみた(18)シアトル、ワシントン州
https://www.eionken.co.jp/note/seattle/
英米の地名の由来を調べてみた(20)ワシントンD.C. (コロンビア特別区)
https://www.eionken.co.jp/note/washington-d-c/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。