- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 115. 英語スピーキング脳 勉強法
公開日
2024.02.28
更新日
2024.04.08
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(40)
英文の構造を分析し英文における付け加え発想を学習することにより、英語スピーキング脳を創り、英語スピーキング力を向上させることができます。
この学習は、英語を語順のまま理解する力もつくため、英語リスニング力や英文読解力の向上にもつながります。
英語スピーキング脳の観点からの解説
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Rezai is about to begin another small test of a similar but better proven drug named Leqembi.
(レザイ氏は、同様だがより効果が証明されているレクエンビという名前の薬のもう1つの小規模なテストをもうすぐ開始しようとしている。)
出典:VOA “Alzheimer’s Drugs Might Get Into the Brain Faster With New Ultrasound Tool”
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Rezai is about 【主語+動詞+補語】(レザイ氏はしようとしている)
to begin another small test 【to動詞を使って、aboutの説明を付加】(もう1つの小規模なテストをもうすぐ開始しようとしている)
of a similar but better proven drug 【前置詞ofを使って、testの説明を付加】(同様だがより効果が証明されている薬の)
named Leqembi. 【ed動詞を使って、drugの説明を付加】(レクエンビという名前の)
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Eventually, large studies would be needed
to tell if combining focused ultrasound with Alzheimer’s drugs makes a real difference for patients.
(最終的には、集束超音波とアルツハイマー病治療薬の組み合わせが患者に真の変化をもたらすかどうかを明らかにするために、大規模な研究が必要になるだろう。)
出典:VOA “Alzheimer’s Drugs Might Get Into the Brain Faster With New Ultrasound Tool”
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Eventually, large studies would be needed 【主語+動詞】 (最終的には、大規模な研究が必要になるだろう)
to tell 【to動詞を使って、neededの説明を付加】(明らかにするために)
if 【接続詞ifを使って、主文の説明を付加】(かどうか)
combining focused ultrasound with Alzheimer’s drugs 【従属節における主語、前置詞withを使ってultrasound の説明を付加】 (集束超音波とアルツハイマー病治療薬の組み合わせが)
(若干、「間(ま)」を入れる)
makes a real difference 【従属節における動詞+目的語】(真の変化をもたらす)
for patients. 【前置詞を使って、differenceの説明を付加】(患者に)
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英語リスニング脳構築トレーニング
この英文を使って英語スピーキング脳を構築するために以下のような英訳音読トレーニングを実施します。この英文は一文が長いので、主要部分を分解して実施します。
(1)最初英文を何回か音読して、英文の付け加え発想を意識しつつ、英文の内容を理解し、スムーズに音読できるようにします。
(2)次に日本語訳だけを見て英訳音読します。うまく英訳できなかったときは、再度英文を何回か音読をし、再度日本語訳だけを見え英訳音読します。
(3)英文の付け加え発想を意識しつつ、英訳音読がうまくできるまでこのプロセスを何回か実施します。
(4)日本語訳だけを見てうまく英訳音読できるようになったら次に進みます。それが難しいときはあきらめて次に進みます。
Rezai is about to begin another small test of a similar but better proven drug named Leqembi.
(レザイ氏は、同様だがより効果が証明されているレクエンビという名前の薬のもう1つの小規模なテストをもうすぐ開始しようとしている。)
Eventually, large studies would be needed
(最終的には、大規模な研究が必要になるだろう。)
to tell if combining focused ultrasound with Alzheimer’s drugs makes a real difference for patients.
(集束超音波とアルツハイマー病治療薬の組み合わせが患者に真の変化をもたらすかどうかを明らかにするために)
この英文のように【to動詞】【ed動詞】【接続詞】【前置詞】を活用して伝えたい内容を付加していきながら説明していくのが英語スピーキングの際の英文構成の基本スタイルとなります。
ちなみに“eventually”は、2つの部分に分解して語源を辿ることができます。
evenual: 17世紀初頭にラテン語の eventualis (「起こりうる、偶発的な」) から派生した単語。これは eventus (「出来事、結果」) に由来しています。
-ly: 副詞を作る接尾辞。
つまり、eventually は”起こりうる結果として”、”何らかの時点で”、”遅かれ早かれ” といった意味になります。
さらに歴史をさかのぼると、eventus はラテン語の evenire (「起こる、来る」) に由来し、その起源はさらにインド・ヨーロッパ祖語の ew- (「動く、進む」) にまで遡ります。
まとめ
英文付け加え発想を使って英語スピーキング学習をすることにより、英語スピーキング脳を創ることが可能となります。
英文付け加え発想でポイントとなるのが、接続詞、関係代名詞、前置詞となりますので、これらを使って英語スピーキングの練習をすることが非常に重要です。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語スピーキング脳を創ることができるか?付け加え発想による英語スピーキング学習法
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(39)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-ability-2/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(41)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-ability-4/
英音研noteページ
https://note.com/eionken