- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 115. 英語スピーキング脳 勉強法
公開日
2025.04.05
更新日
2025.04.08

英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(2)
英文の構造を分析し英文における付け加え発想を学習することにより、英語スピーキング脳を創り、英語スピーキング力を向上させていきます。
この学習は、英語を語順のまま理解する力もつくため、英語リスニング力や英文読解力の向上にもつながります。
英語スピーキング脳の観点からの解説
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The complaint, viewed by VOA, argues
that the AI models created by OpenAI and Microsoft used “millions of The Times’s copyrighted news articles”
to train chatbots that now compete with the newspaper as an information source.
(VOAが閲覧した訴状では、OpenAIとマイクロソフトにより作成されたAIモデルが「何百万ものタイムズ紙の著作権で保護されたニュース記事」を使用してチャットボットを訓練し、今や情報源として同紙と競合していると主張している。)
出典;VOA:“New York Times Files Copyright Lawsuit Against AI Tech Companies”
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The complaint, 【主語】(訴訟は)
(若干の「間(ま)」を入れる)
viewed by VOA, 【ed動詞で主語の説明を付加】(VOAが閲覧した)
argues 【動詞】(主張している)
(若干の「間(ま)」を入れる)
that 【動詞arguesの目的語節の文を導く“that”】:主張する内容を詳しい説明をする文が開始される
AI models 【動詞arguesの目的語節の文の主語】(AIモデルは)
created 【ed動詞で主語の説明を付加】(創られた)
by OpenAI and Microsoft 【前置詞を使ってcreatedの説明を付加】(オープンAIとマイクロソフトにより)
used “millions of The Times’s copyrighted news articles” 【動詞arguesの目的語節の文の動詞+目的語】(「何百万ものタイムズ紙の著作権で保護されたニュース記事」使った)
to train chatbots 【to動詞で目的語の説明を付加】(チャットボットを訓練するために)
(若干の「間(ま)」を入れる)
that 【関係代名詞“that”で直前の“chatbots”の詳しい説明を付加】(今や情報源として同紙と競合している)
now compete 【動詞】(今や競合している)
with the newspaper 【前置詞withを使って直前の動詞competeの説明を付加】(同紙と)
as an information source. 【前置詞asを使って直前のnewspaperの説明を付加】(情報源として)
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英語リスニング脳構築トレーニング
この英文を使って英語スピーキング脳を構築するために以下のような英訳音読トレーニングを実施します。この英文は一文が長いので、主要部分を分解して実施します。
(1)最初英文を何回か音読して、英文の付け加え発想を意識しつつ、英文の内容を理解し、スムーズに音読できるようにします。
(2)次に日本語訳だけを見て英訳音読します。うまく英訳できなかったときは、再度英文を何回か音読をし、再度日本語訳だけを見え英訳音読します。
(3)英文の付け加え発想を意識しつつ、英訳音読がうまくできるまでこのプロセスを何回か実施します。
(4)日本語訳だけを見てうまく英訳音読できるようになったら次に進みます。それが難しいときはあきらめて次に進みます。
The complaint, viewed by VOA, argues
(VOAが閲覧した訴状では主張している)
that the AI models created by OpenAI and Microsoft used “millions of The Times’s copyrighted news articles”
(OpenAIとマイクロソフトにより作成されたAIモデルが「何百万ものタイムズ紙の著作権で保護されたニュース記事」を使用して)
to train chatbots that now compete with the newspaper as an information source.
(チャットボットを訓練し、今や情報源として同紙と競合していると)
この英文ように【ed動詞】【目的語の文を導く“that”】【to動詞】【関係代名詞】【前置詞】を活用して伝えたい内容を付加していきながら説明していくのが英語スピーキングの際の英文構成の基本スタイルで、英語スピーキング脳を創る基礎となります。
まとめ
英文付け加え発想を使って英語スピーキング学習をすることにより、英語スピーキング脳を創ることが可能となります。
英文付け加え発想でポイントとなるのが、接続詞、関係代名詞、前置詞となりますので、これらを使って英語スピーキングの練習をすることが非常に重要です。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語スピーキング脳を創ることができるか?英文付け加え発想による英語スピーキング学習
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(1)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain-3/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(3)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain-6/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。