- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 115. 英語スピーキング脳 勉強法
公開日
2024.02.28
更新日
2024.03.08
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(24)
英文の構造を分析し英文における付け加え発想を学習することにより、英語スピーキング脳を創り、英語スピーキング力を向上させることができます。
この学習は、英語を語順のまま理解する力もつくため、英語リスニング力や英文読解力の向上にもつながります。
英語スピーキング脳の観点からの解説
***
She said
finding it on Venus is exciting and extraordinary.
(彼女は、金星でそれを見つけるのは刺激的で特別なことだと言いました。)
出典:VOA “Astronomers Announce Possible Sign of Life on Venus”
***
She said 【主語+動詞】 (彼女は言いました)
(若干、「間(ま)」を入れる)
finding it on Venus 【動詞saidの目的語節の主語】 (金星でそれを見つけるのは)
is exciting and extraordinary. 【動詞+補語】(刺激的で特別なことだ)
***
But she said
it raises many questions
regarding how any organisms, if they exist,
could survive in the planet’s atmosphere,
where clouds are made up of about 90% sulphuric acid.
(しかし彼女は、雲の約90%が硫酸で構成されている惑星の大気中で、生物が存在するとしてもどのようにして生存できるのかという点について、多くの疑問を投げかけていると述べた。 )
出典:VOA “Astronomers Announce Possible Sign of Life on Venus”
***
But she said 【主語+動詞】 (しかし、彼女は言いました)
(若干、「間(ま)」を入れる)
it raises many questions 【動詞saidの目的語節の主語+動詞+目的語】 (それは多くの疑問を投げかける)
(若干、「間(ま)」を入れる)
regarding 【ing動詞を使ってquestionsの説明を付加】(に関して)
how any organisms, 【ing動詞の目的語節における主語】(生物が)
(若干、「間(ま)」を入れる)
if they exist, 【接続詞を使ってorganismsの説明を付加】(生物が存在するとしても)
could survive 【ing動詞の目的語節における動詞】(生存できる)
in the planet’s atmosphere, 【前置詞を使って、surviveの説明を付加】(惑星の大気中で)
where 【関係副詞を使って、atmosphereの説明を付加】(そこは)
(若干、「間(ま)」を入れる)
clouds are made up 【関係詞節における主語+動詞】(雲は構成されている)
of about 90% sulphuric acid. (約90%が硫酸で)
***
So, team members acknowledge
that confirming the presence of “life” needs a lot more work.
(したがって、チームメンバーは、「生命」の存在を確認するにはさらに多くの作業が必要であることを認めています。)
出典:VOA “Astronomers Announce Possible Sign of Life on Venus”
***
So, team members acknowledge 【主語+動詞】 (したがって、チームメンバーは認めています)
(若干、「間(ま)」を入れる)
that 【接続詞thatを使って、動詞acknowledgeの目的語節を導く】
confirming the presence of “life” 【動詞acknowledgeの目的語節における主語、ing動詞利用】 (「生命」の存在を確認することは)
needs a lot more work. 【動詞acknowledgeの目的語節における動詞+目的語】(多くの作業を必要としている)
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英語リスニング脳構築トレーニング
この英文を使って英語スピーキング脳を構築するには以下のような英訳音読トレーニングを実施します。この英文は一文が長いので、主要部分を分解して実施します。
(1)最初英文を何回か音読して、英文の付け加え発想を意識しつつ、英文の内容を理解し、スムーズに音読できるようにします。
(2)次に日本語訳だけを見て英訳音読します。うまく英訳できなかったときは、再度英文を何回か音読をし、再度日本語訳だけを見え英訳音読します。
(3)英文の付け加え発想を意識しつつ、英訳音読がうまくできるまでこのプロセスを何回か実施します。
(4)日本語訳だけを見てうまく英訳音読できるようになったら次に進みます。それが難しいときはあきらめて次に進みます。
She said finding it on Venus is exciting and extraordinary.
(彼女は、金星でそれを見つけるのは刺激的で特別なことだと言いました。)
But she said it raises many questions
(しかし彼女は多くの疑問を投げかけていると述べた )
regarding how any organisms, if they exist, could survive in the planet’s atmosphere,
(惑星の大気中で、生物が存在するとしてもどのようにして生存できるのかという点について )
where clouds are made up of about 90% sulphuric acid.
(そこは雲の約90%が硫酸で構成されている )
So, team members acknowledge
(したがって、チームメンバーは、認めています。)
that confirming the presence of “life” needs a lot more work.
(「生命」の存在を確認するにはさらに多くの作業が必要であることを)
この英文のように【前置詞】【接続詞】【関係副詞】【ing動詞】を活用して伝えたい内容を付加していきながら説明していくのが英語スピーキングの際の英文構成の基本スタイルとなります。
まとめ
英文付け加え発想を使って英語スピーキング学習をすることにより、英語スピーキング脳を創ることが可能となります。
英文付け加え発想でポイントとなるのが、接続詞、関係代名詞、前置詞となりますので、これらを使って英語スピーキングの練習をすることが非常に重要です。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語スピーキング脳を創ることができるか?付け加え発想による英語スピーキング学習法
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(23)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain-power-11/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(25)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-power/
英音研noteページ
https://note.com/eionken