- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 115. 英語スピーキング脳 勉強法
公開日
2024.01.25
更新日
2024.01.26
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(20)
英文の構造を分析し英文における付け加え発想を学習することにより、英語スピーキング脳を創り、英語スピーキング力を向上させることができます。
この学習は、英語を語順のまま理解する力もつくため、英語リスニング力や英文読解力の向上にもつながります。
英語スピーキング脳の観点からの解説
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The discovery was then confirmed
using a more sensitive radio telescope,
the Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA) in Chile.
(その後、この発見は、より感度の高い電波望遠鏡であるチリのアタカマ大型ミリ波サブミリ波アレイ(ALMA)を使用して確認されました。)
出典;VOA:“Astronomers Announce Possible Sign of Life on Venus”
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The discovery was then confirmed 【主語+動詞】(この発見は、その後、確認されました)
(若干、「間(ま)」を入れる)
using 【ing動詞を使って、動詞confirmedの説明を付加】
a more sensitive radio telescope, 【動詞usingの目的語】(より感度の高い電波望遠鏡である)
(若干、「間(ま)」を入れる)
the Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA) in Chile. 【動詞usingの目的語】(チリのアタカマ大型ミリ波サブミリ波アレイ(ALMA))
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The team estimates
that phosphine exists in Venus’ clouds at a small concentration,
only about 20 molecules in every billion.
(研究チームは、金星の雲中にはホスフィンが低濃度で存在し、10億個あたり約20分子しか存在しないと推定している。)
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The team estimates 【主語+動詞】(研究チームは推定している)
(若干、「間(ま)」を入れる)
that 【接続詞thatを使って、動詞estimatesの目的語節を形成】
phosphine exists 【目的語節における主語+動詞】(ホスフィンが存在している)
in Venus’ clouds 【前置詞inを使って動詞existsの説明を付加】(金星の雲中には)
at a small concentration, 【前置詞atを使って動詞existsの説明を付加】 (低濃度で)
(若干、「間(ま)」を入れる)
only about 20 molecules in every billion. 【前置詞inを使ってmoleculesの説明を付加】(10億個あたり約20分子しか)
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英語リスニング脳構築トレーニング
この英文を使って英語スピーキング脳を構築するには以下のような英訳音読トレーニングを実施します。この英文は一文が長いので、主要部分を分解して実施します。
(1)最初英文を何回か音読して、英文の付け加え発想を意識しつつ、英文の内容を理解し、スムーズに音読できるようにします。
(2)次に日本語訳だけを見て英訳音読します。うまく英訳できなかったときは、再度英文を何回か音読をし、再度日本語訳だけを見え英訳音読します。
(3)英文の付け加え発想を意識しつつ、英訳音読がうまくできるまでこのプロセスを何回か実施します。
(4)日本語訳だけを見てうまく英訳音読できるようになったら次に進みます。それが難しいときはあきらめて次に進みます。
The discovery was then confirmed
(その後、この発見は)
using a more sensitive radio telescope,
(より感度の高い電波望遠鏡を使用して)
the Atacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA) in Chile.
(チリのアタカマ大型ミリ波サブミリ波アレイ(ALMA))
The team estimates
(研究チームは推定している。)
that phosphine exists in Venus’ clouds at a small concentration,
(金星の雲中にはホスフィンが低濃度で存在し)
only about 20 molecules in every billion.
(10億個あたり約20分子しか存在しないと)
この英文のように【ing動詞】【接続詞】【前置詞】を活用して伝えたい内容を付加していきながら説明していくのが英語スピーキングの際の英文構成の基本スタイルとなります。
ちなみにアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)は、チリのアタカマ砂漠に建設された電波干渉計で、口径6メートルのアンテナが66台あり、これらのアンテナを組み合わせて干渉観測を行うことで、非常に高い解像度で天体観測を行うことができます。
まとめ
英文付け加え発想を使って英語スピーキング学習をすることにより、英語スピーキング脳を創ることが可能となります。
英文付け加え発想でポイントとなるのが、接続詞、関係代名詞、前置詞となりますので、これらを使って英語スピーキングの練習をすることが非常に重要です。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語スピーキング脳を創ることができるか?付け加え発想による英語スピーキング学習法
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(19)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain-power-7/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(20)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain-power-9/
英音研noteページ
https://note.com/eionken