- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 115. 英語スピーキング脳 勉強法
公開日
2024.02.28
更新日
2024.03.30
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(35)
英文の構造を分析し英文における付け加え発想を学習することにより、英語スピーキング脳を創り、英語スピーキング力を向上させることができます。
この学習は、英語を語順のまま理解する力もつくため、英語リスニング力や英文読解力の向上にもつながります。
英語スピーキング脳の観点からの解説
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His team gave three patients with mild Alzheimer’s
monthly doses of one such drug, Aduhelm, for six months.
(彼のチームは、軽度アルツハイマー病の患者3人に、そのような薬の1つであるアデュヘルムを毎月6か月間投与した。 )
出典:VOA “Alzheimer’s Drugs Might Get Into the Brain Faster With New Ultrasound Tool”
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His team gave three patients 【主語+動詞+目的語】(彼のチームは患者3人に投与した)
with mild Alzheimer’s 【前置詞withを使って、目的語patientsの説明を付加】(軽度アルツハイマー病の)
(若干、「間(ま)」を入れる)
monthly doses of one such drug, Aduhelm, 【前置詞ofを使って、dosesの説明を付加】(そのような薬の1つであるアデュヘルムを毎月)
for six months. 【前置詞forを使って、dosesの説明を付加】(6か月間)
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英語リスニング脳構築トレーニング
この英文を使って英語スピーキング脳を構築するために以下のような英訳音読トレーニングを実施します。この英文は一文が長いので、主要部分を分解して実施します。
(1)最初英文を何回か音読して、英文の付け加え発想を意識しつつ、英文の内容を理解し、スムーズに音読できるようにします。
(2)次に日本語訳だけを見て英訳音読します。うまく英訳できなかったときは、再度英文を何回か音読をし、再度日本語訳だけを見え英訳音読します。
(3)英文の付け加え発想を意識しつつ、英訳音読がうまくできるまでこのプロセスを何回か実施します。
(4)日本語訳だけを見てうまく英訳音読できるようになったら次に進みます。それが難しいときはあきらめて次に進みます。
His team gave three patients with mild Alzheimer’s
(彼のチームは軽度アルツハイマー病の患者3人に投与した。 )
monthly doses of one such drug, Aduhelm, for six months.
(そのような薬の1つであるアデュヘルムを毎月6か月間投与した。 )
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この英文のように【前置詞】を活用して伝えたい内容を付加していきながら説明していくのが英語スピーキングの際の英文構成の基本スタイルとなります。
この英文の前置詞withは日本人には使うのが難しいですね。
His team gave three patients with mild Alzheimer’s.
ちなみに、”Alzheimer’s”が使われているのは、その文脈で病気との所有や関連性を示すためです。医学的な状態や名前の所有形を表す際に、所有格の形を使用するのが一般的だそうです。
まとめ
英文付け加え発想を使って英語スピーキング学習をすることにより、英語スピーキング脳を創ることが可能となります。
英文付け加え発想でポイントとなるのが、接続詞、関係代名詞、前置詞となりますので、これらを使って英語スピーキングの練習をすることが非常に重要です。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語スピーキング脳を創ることができるか?付け加え発想による英語スピーキング学習法
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(34)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-power-10/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(36)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-power-12/
英音研noteページ
https://note.com/eionken