- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 115. 英語スピーキング脳 勉強法
公開日
2024.02.28
更新日
2024.03.14
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(27)
英文の構造を分析し英文における付け加え発想を学習することにより、英語スピーキング脳を創り、英語スピーキング力を向上させることができます。
この学習は、英語を語順のまま理解する力もつくため、英語リスニング力や英文読解力の向上にもつながります。
英語スピーキング脳の観点からの解説
***
“Our goal is to give patients a head start,”
by boosting some new Alzheimer’s treatments that take a long time to work,
said Dr. Ali Rezai of West Virginia University’s Rockefeller Neuroscience Institute,
who led the study.
(この研究を主導したウェストバージニア大学ロックフェラー神経科学研究所のアリ・レザイ博士は、効果が出るまでに時間がかかるいくつかの新しいアルツハイマー病治療法を強化することで、「われわれの目標は患者に有利なスタートを切ることだ」と語った。)
出典:VOA “Alzheimer’s Drugs Might Get Into the Brain Faster With New Ultrasound Tool”
***
“Our goal is to give patients a head start,” 【会話節の主語+動詞+to動詞を使った補語】(われわれの目標は患者に有利なスタートを切ること)
(若干、「間(ま)」を入れる)
by boosting some new Alzheimer’s treatments 【前置詞byを使って、startの説明を付加】(いくつかの新しいアルツハイマー病治療法を強化することで)
that take a long time to work, 【関係代名詞を使ってtreatmentsの説明を付加】(効果が出るまでに時間がかかる)
(若干、「間(ま)」を入れる)
said Dr. Ali Rezai of West Virginia University’s Rockefeller Neuroscience Institute, 【動詞+主語】(ウェストバージニア大学ロックフェラー神経科学研究所のアリ・レザイ博士は語った)
(若干、「間(ま)」を入れる)
who led the study. 【関係代名詞を使った関係節で、主語の説明を付加】 (この研究を主導した)
***
英語リスニング脳構築トレーニング
この英文を使って英語スピーキング脳を構築するには以下のような英訳音読トレーニングを実施します。この英文は一文が長いので、主要部分を分解して実施します。
(1)最初英文を何回か音読して、英文の付け加え発想を意識しつつ、英文の内容を理解し、スムーズに音読できるようにします。
(2)次に日本語訳だけを見て英訳音読します。うまく英訳できなかったときは、再度英文を何回か音読をし、再度日本語訳だけを見え英訳音読します。
(3)英文の付け加え発想を意識しつつ、英訳音読がうまくできるまでこのプロセスを何回か実施します。
(4)日本語訳だけを見てうまく英訳音読できるようになったら次に進みます。それが難しいときはあきらめて次に進みます。
“Our goal is to give patients a head start,”
(われわれの目標は患者に有利なスタートを切ることだ)
by boosting some new Alzheimer’s treatments that take a long time to work,
(効果が出るまでに時間がかかるいくつかの新しいアルツハイマー病治療法を強化することで)
said Dr. Ali Rezai of West Virginia University’s Rockefeller Neuroscience Institute,
(ウェストバージニア大学ロックフェラー神経科学研究所のアリ・レザイ博士は語った。)
who led the study.
(この研究を主導した)
この英文のように【前置詞】【関係代名詞】【ing動詞】を活用して伝えたい内容を付加していきながら説明していくのが英語スピーキングの際の英文構成の基本スタイルとなります。
ちなみに、”head start” (有利なスタート)で “head” が使われる理由は、体の部位である「頭」が、人の体の中で最も前方に位置し、進む方向を示すことから、そのイメージと結びついています。
競争での先行:”I got a head start in the race because I was in the front row.” (私は最前列にいたので、レースで先行することができました。)
有利な立場:”Having a head start in my studies helped me get good grades.” (勉強で先行していたことが、良い成績を取るのに役立ちました。)
まとめ
英文付け加え発想を使って英語スピーキング学習をすることにより、英語スピーキング脳を創ることが可能となります。
英文付け加え発想でポイントとなるのが、接続詞、関係代名詞、前置詞となりますので、これらを使って英語スピーキングの練習をすることが非常に重要です。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語スピーキング脳を創ることができるか?付け加え発想による英語スピーキング学習法
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-brain/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(26)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-power-2/
英文付け加え発想により英語スピーキング脳を創る(28)
https://www.eionken.co.jp/note/english-speaking-power-4/
英音研noteページ
https://note.com/eionken