- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.06.21
更新日
2025.06.22

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(67)ハリー・S・トルーマン
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、ハリー・S・トルーマンです。
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ハリー・S・トルーマンのフルネームは Harry S. Truman です。
Harry
「ハリー」は、英語の名前で、「Henry」(ヘンリー)の愛称として使われることがあります。「Henry」はゲルマン語の「Heimirich」に由来し、「家の支配者」や「家庭の保護者」という意味を持ちます。
S
ハリー・S・トルーマンのミドルネームの「S」は、特定の名前に由来しないイニシャルです。彼の両親が、祖父たちの名前(Solomon YoungとAnderson Shipp Truman)の頭文字を取って名付けました。このため、ミドルネームの「S」は単独で存在しています。
Truman
「トルーマン」は英語の姓で、「忠実な者」や「忠誠心のある者」という意味があります。この名前は、イングランドに起源を持ち、中世以来使われてきました。
ハリー・S・トルーマンは、第33代アメリカ合衆国大統領として知られており、特に第二次世界大戦の終結と戦後の冷戦時代における重要な役割を果たしました。
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ハリー・S・トルーマン:平凡な男が世界を変えた大統領
ハリー・S・トルーマンは、アメリカ合衆国第33代大統領として、第二次世界大戦終結期から冷戦初期にかけて、アメリカを導いた人物です。ルーズベルト大統領の急逝により、副大統領から大統領に昇格したという、ドラマティックな経歴の持ち主でもあります。
ミズーリ州の農場生まれ
生誕: 1884年5月8日、ミズーリ州ラマーの農場で生まれました。
質素な少年時代: 農場を手伝いながら育ち、大学に進学するなど、決して裕福な少年時代ではありませんでした。
軍務: 第一次世界大戦では砲兵大尉として従軍し、ヨーロッパ戦線で戦いました。
政界入りと地方政治での経験
弁護士の道へ: 戦後、ミズーリ州に戻り、弁護士の資格を取得。
地方政治家: ジャクソン郡裁判所首席判事などを務め、政治家としてのキャリアをスタートさせました。
上院議員へ: 1934年、民主党から上院議員に選出され、ワシントンでの政治家としてのキャリアをスタートさせます。
副大統領就任と大統領への道
ルーズベルトとの出会い: フランクリン・D・ルーズベルト大統領との出会いにより、民主党本流の政治家として成長。
副大統領就任: 1944年、ルーズベルト大統領の副大統領候補に指名され、当選。
大統領就任: 1945年、ルーズベルト大統領が急逝し、副大統領から大統領に昇格しました。
大統領としてのトルーマン
第二次世界大戦の終結: ポツダム会談に出席し、日本の無条件降伏を実現。
冷戦の始まり: ソ連との対立が深まり、冷戦が始まります。
マーシャルプラン: 戦後のヨーロッパ復興を支援するマーシャルプランを立案。
朝鮮戦争: 北朝鮮による韓国侵攻を受け、朝鮮戦争に介入。
大統領退任後
ライブラリーの設立: ミズーリ州インデペンデンスにトルーマン大統領図書館を設立。
晩年: 回顧録の執筆や講演活動などを行い、1972年に91歳で永眠しました。
トルーマン大統領の評価
決断力: ポツダム会談での決断力や、朝鮮戦争への介入など、リーダーシップの強さが評価されています。
平凡な男からの躍進: 質素な家庭に生まれながら、大統領にまで上り詰めた彼の物語は、アメリカンドリームを象徴するようなものとして語られています。
歴史に名を残す: 冷戦の始まり、そして原子爆弾の使用など、歴史の転換期を担った大統領として、その名は永遠に歴史に刻まれています。
まとめ
ハリー・S・トルーマンは、平凡な男が大統領になり、世界を大きく変えた人物です。彼の決断力とリーダーシップは、アメリカだけでなく、世界の歴史にも大きな影響を与えました。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(66)ドワイト・デイヴィッド・アイゼンハワー
https://www.eionken.co.jp/note/dwight-david-eisenhower-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(68)ジョセフ・バイデン
https://www.eionken.co.jp/note/joseph-robinette-biden-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。