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公開日
2025.08.29
更新日
2025.08.29

心に響く英語ことわざ(604)第3代米国大統領トーマス・ジェファーソンの名言 I like the dreams of the future better than the history of the past.(前向きに生きる)
“I like the dreams of the future better than the history of the past.”
直訳は「私は過去の歴史よりも、未来の夢の方が好きだ」で、似た意味のことわざに「前向きに生きる」があります。
トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)の名言 I like the dreams of the future…の意味
この言葉は、アメリカ合衆国の第3代大統領であり、アメリカ独立宣言の主要な起草者であるトーマス・ジェファーソンが、「進歩と未来への希望」について述べたものです。彼は、過去の功績や過ちに囚われることなく、常に前向きな姿勢で未来を創造していくことの重要性を説いています。
この言葉が意味すること
この名言は、人間の思考の焦点を、過去から未来へと移すことの重要性を強調しています。
- 「the history of the past」(過去の歴史) これは、単に歴史的な出来事だけでなく、個人的な失敗や後悔、あるいは過去の栄光を指しています。ジェファーソンは、過去に固執することは、新しい可能性を閉ざしてしまうと考えていました。
- 「the dreams of the future」(未来の夢) これは、単なる空想ではなく、理想や目標、そしてより良い社会や人生を創造しようとする希望を指します。彼は、過去を振り返るよりも、未来をどのように築いていくかを考えることこそが、人生を豊かにし、社会を進歩させる原動力であると信じていました。
まとめ
トーマス・ジェファーソンのこの言葉は、私たちに「常に前を向いて生きること」の重要性を教えてくれます。過去の成功に安住したり、過去の失敗を悔やんだりするのではなく、新しい夢を追い求め、より良い未来を築くための情熱と行動力を持つこと。これこそが、彼が建国の父として体現した精神なのです。
似た意味の英語のことわざ
- “Yesterday is history, tomorrow is a mystery, today is a gift.” (昨日は歴史、明日は謎、今日は贈り物。) これは、過去に囚われるのではなく、今を大切に生きることの重要性を説いており、ジェファーソンの言葉と通じます。
- “The future belongs to those who believe in the beauty of their dreams.” (未来は、夢の美しさを信じる人々のものだ。) アメリカ合衆国大統領エレノア・ルーズベルトの名言で、夢や理想を信じることの重要性を強調しています。
- “You are never too old to set another goal or to dream a new dream.” (何か別の目標を設定したり、新しい夢を見たりするのに、年をとりすぎていることはない。) この言葉は、年齢に関係なく、常に新しい未来を思い描くことの重要性を示しています。
似た意味の日本語のことわざ
- 「夢は心の太陽」 希望を持つことは、人生を明るく照らす太陽のようなものだという意味。ジェファーソンの「未来の夢」が持つ精神を的確に表しています。
- 「温故知新」(おんこちしん) 古きを温めて新しきを知るという意味。過去から学ぶことの重要性を説いていますが、ジェファーソンの言葉は、より未来志向的です。
- 「前向きに生きる」 困難な状況でも、希望を失わずに努力し続けること。
トーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)の波乱万丈な生い立ち
トーマス・ジェファーソン(1743-1826)は、アメリカの政治家、哲学者、建築家、農学者など、多くの分野で才能を発揮した人物です。彼は、アメリカ合衆国の第3代大統領を務めました。
ヴァージニアの農園主から独立運動の指導者へ
1743年、ヴァージニア州の裕福な家庭に生まれました。彼は、ウィリアム・アンド・メアリー大学で法律を学び、弁護士になりました。 彼は、イギリス本国の植民地支配に対する反発を強め、独立運動の指導者の一人となりました。1776年、彼はアメリカ独立宣言の起草委員会の中心人物となり、「生命、自由、幸福の追求」という、後の世界に大きな影響を与えた普遍的な権利を明記しました。
ヴァージニア州知事からフランス公使へ
独立戦争後、ジェファーソンはヴァージニア州知事を務め、宗教の自由を確立しました。その後、彼はフランス公使としてパリに赴任し、フランス革命の精神に触れました。彼は、フランスから農業技術や建築様式などを積極的に学び、帰国後、モンティチェロにある自身の邸宅にその知識を応用しました。
第3代大統領としての功績
1801年、彼はアメリカ合衆国の第3代大統領に就任しました。彼の最も有名な功績の一つは、1803年の「ルイジアナ買収」です。彼は、フランスから広大なルイジアナ準州を買い取り、アメリカの領土を二倍に広げました。 また、彼は教育の普及にも力を入れ、ヴァージニア大学を設立しました。彼は、国民が知識を持つことこそが、民主主義の健全な発展に不可欠であると信じていました。
遺産
1826年7月4日、独立宣言が採択された日からちょうど50年目に、彼はジョン・アダムズと同じ日に亡くなりました。 ジェファーソンの生涯は、理想を追い求め、常に未来を見据えて行動した物語です。彼の言葉は、私たちに、過去に縛られることなく、希望に満ちた未来を自ら創造していくことの重要性を教えてくれます。
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心に響く英語ことわざ(603)トーマス・A・エジソンの名言 Being busy does not always mean real work.(より賢く働け)
https://www.eionken.co.jp/note/being-busy-does-not-always/
心に響く英語ことわざ(605)フランスの小説家ヴィクトル・ユゴーの名言 There is nothing like a dream to create the future.( 夢は心の太陽)
https://www.eionken.co.jp/note/there-is-nothing-like-a-dream/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など17冊がある。