- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.09.01

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(147)I wanted to show you what I could do. 生徒による先生への遠慮がちな気持ち
生徒による先生への遠慮がちな気持ち
“I wanted to show you what I could do.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「私に何ができるかをお見せしたいと思いました」です。
チアリーディング部の新入部員オーディションで、希望者が演技を開始する直前に語ったセリフです。
これから演技を開始するのに現在形の“I want to show you~”でなく、過去形の“I wanted to show you~”、現在形の“what I can do”でなく、過去形の“what I could do”で話しています。これは生徒が先生に対して、現在形の直接的な表現でなく、過去形にして遠慮がちな感情を表しています。
英語リスニングとしては、新入部員オーディションで、希望者による先生への遠慮がちな気持ちを聞き取れるようにしたいものです。
英語スピーキングとしては、先生や上司に遠慮して話すときは、現在形の直接的な表現でなく、過去形にして遠慮した感情を表わす表現ができるようになりたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード9)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(146)There comes a point when you’ve gotta stop seeing people for what they look like and ask them to show you what they can do.” 見た目で判断 vs 何ができるかを見て判断
https://www.eionken.co.jp/note/there-comes-a-point-when-youve-gotta-stop-seeing-people/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(148)You’re the only one who was willing to help me. “You’re the only one~“(あなただけが~)
https://www.eionken.co.jp/note/youre-the-only-one-who-was-willing-to-help-me/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。