- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.09.01

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(157)I’m sick and tired of people pushing me to be somebody I’m not. 自分らしさ
自分らしさ
“I’m sick and tired of people pushing me to be somebody I’m not.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「私は、私を自分らしくない誰かのようになることを押しつける人々にうんざりしている」です。
合唱部内で、デュエット曲を歌うことになり、ペアとなった部員の一人が、ペアの相手から歌い方についていろいろとコメントされたことに対する怒りのセリフです。
米国では”who I am”(自分らしさ)を非常に重視し、”who I am not”(自分らしくない)を非常に嫌う価値観が強いようです。
英語リスニングとしては、自分らしくないことをすることへの嫌悪感を汲み取りたいものです。語数が多いので、語順通りに聞き取れるようにしたいものです。
英語スピーキングとしては、自分らしさや自分らしくないことを語るときに、このセリフのような表現が使いこなせるようになりたいものです。また“I’m sick and tired of people / pushing me / to be somebody / I’m not.” とスラッシュを入れたところの英単語の塊(chunk)ごとに言葉をつないで表現できるようになりたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード10)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(156)I really don’t think that’s an appropriate song. “I don’t think that~”(そうは思わない~)
https://www.eionken.co.jp/note/i-really-dont-think-thats-an-appropriate-song/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(158)I couldn’t be more pleased and honored to help you find something vintage and appropriate to wear. 大変、光栄に思う
https://www.eionken.co.jp/note/i-couldnt-be-more-pleased-and-honored/
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。