- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 210. 映画・ドラマに学ぶ心に響く英語表現
公開日
2025.04.03
更新日
2025.08.31

映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(95)It’s like the fire has totally gone out. やる気のなさ
やる気のなさ
“It’s like the fire has totally gone out.”
2009年から2015年にかけて米国で人気テレビドラマだった“glee”からのセリフです。
訳としては「完全に火が消えたような感じです」です。
合唱コンクールの地区予選は、楽勝だと考えている部員たちのやる気のなさに落胆している合唱部の先生が、同僚の先生にそれを嘆くシーンです。
“has gone out”と現在完了で表現していて、現在だけなく、少し前からずっと現在まで続いているという状況を説明しています。現在完了と言う時制表現の奥深さがありますね。
“totally” は通常「全体的」などを意味しますが、口語英語では「すっごく、とても」などを意味し、米国ドラマでは非常によく使われています。
“go out”は「外へ出る」「デートする」など様々な意味がありますが、このセリフの場合は「(火・明かりが)消える、消灯する」の意味です。
英語リスニングとしては、合唱部の先生が、合唱部員の緊張感のなさを嘆く気持ちを聞き取りたいものです。
英語スピーキングとしては、現在だけなく、少し前からずっと現在まで続いているという状況を説明する際は、現在完了を使って表現できるようになりたいものです。

(英文出典:glee:シーズン1エピソード6)
この記事もご覧ください。
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(94)If I’d let you down when you needed me the most, I’d never forgive myself. 義侠心
https://www.eionken.co.jp/note/if-id-let-you-down-when-you-needed-me-the-most/
映画・ドラマで学ぶ心に響く英語表現(96)It’s gonna be a cakewalk. High five. 楽勝
https://www.eionken.co.jp/note/its-gonna-be-a-cakewalk/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。