- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.07.21
更新日
2025.07.21

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(97)ジェニファー・ローレンス
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、ジェニファー・ローレンスです。
***
ジェニファー・ローレンスのフルネームは Jennifer Shrader Lawrence です。
Jennifer
Jennifer は、古いウェールズ語の「Gwenhwyfar(Gwen + hwyfar)」に由来します。「Gwen」は「白」または「公正」、「hwyfar」は「滑らかな」または「柔らかい」という意味です。「白くて滑らかな」または「公正で優雅な」を意味します。
中世ウェールズの伝説「アーサー王と円卓の騎士」の中で、グィネヴィア(Gwenhwyfar)という名前として知られるようになりました。その後、英語圏で「Jennifer」として普及しました。
Shrader
Shrader は、ジェニファーの父方の姓です。この姓はドイツ語の「Schreiber」に由来し、意味は「書き手」や「記録者」です。ドイツ系の家族によく見られる姓で、歴史的には書記や秘書を務める人々によく使われていました。
Lawrence
Lawrence は、ジェニファーの母方の姓です。
「Lawrence」は、古代ローマの名前「Laurentius」に由来します。「Laurentius」は、「月桂樹(ラウルス)」という植物名に関連しており、「月桂樹の冠を戴いた者」や「ローレントゥム出身の者」を意味します。ローレントゥムは、古代ローマの都市です。
古代ローマ時代には、「Laurentius」という名前は非常に一般的で、特にキリスト教の聖人であるローマの聖ラウレンティウス(Saint Lawrence)に由来します。彼は貧者の守護聖人として知られており、ローマ教会の財務官を務めました。彼の殉教後、この名前はキリスト教徒の間で広まりました。
「Laurentius」という名前は、ラテン語圏を中心にヨーロッパ全土に広まり、各地で異なる形に変化しました。たとえば、イタリア語では「Lorenzo」、スペイン語では「Lorenzo」、フランス語では「Laurent」となり、英語圏では「Lawrence」となりました。
***
ジェニファー・ローレンス:ハリウッドを代表する女優の軌跡
ジェニファー・シュレイダー・ローレンスは、アメリカ合衆国ケンタッキー州インディアン・ヒルズ出身の女優です。愛称の「ジェン」と呼ばれることも多く、その飾らないキャラクターと卓越した演技力で世界中の観客を魅了しています。
幼少期と芸能界入り
活発な少女: 幼い頃は、チアリーディングやフィールドホッケー、ソフトボールなど、スポーツ万能な活発な少女でした。
スカウトと転機: 14歳の時、家族でニューヨーク旅行中にたまたまスカウトされ、芸能界入りを決意します。
ニューヨークへ: 家族でニューヨークに移住し、本格的に女優としてのキャリアをスタートさせます。
華々しいキャリアの始まり
スクリーンデビュー: 2008年、映画『早熟のアイオワ』でスクリーンデビューを果たします。
才能開花: 同年、映画『あの日、欲望の大地で』に出演し、ヴェネツィア国際映画祭の新人俳優賞を受賞。若き才能の開花を世界に知らしめます。
アカデミー賞への道: 2010年、映画『ウィンターズ・ボーン』で初主演を果たし、アカデミー主演女優賞にノミネートされます。
ハリウッドを代表する女優へ
アカデミー賞受賞: 2012年、映画『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー主演女優賞を受賞。若くしてハリウッドを代表する女優の仲間入りを果たします。
多様な役どころ: 『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『X-MEN』シリーズなど、大作映画にも数多く出演し、アクションからドラマまで幅広い演技力を披露しています。
率直な発言: プライベートでも飾らない姿を見せ、その率直な発言が多くの共感を呼び起こしています。
私生活
結婚: 2019年にアートディーラーのクック・マロニーと結婚。
ファッションアイコン: ファッションセンスも高く、レッドカーペットでのドレス姿は常に注目を集めています。
まとめ
ジェニファー・ローレンスは、ケンタッキー州の小さな町から飛び出し、ハリウッドを代表する女優へと成長しました。その飾らないキャラクターと卓越した演技力は、多くの人々を魅了し続けています。今後も彼女の活躍から目が離せません。
***
以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(96)リリー・コリンズ
https://www.eionken.co.jp/note/lily-jane-collins-name/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。