- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.06.09
更新日
2025.06.09

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(55)ジョン・ドルトン
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、ジョン・ドルトンです。
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ジョン・ドルトンのフルネームは John Dalton です。
John
この名前はヘブライ語の「Yohanan」に由来し、「ヤハウェは恵み」を意味します。キリスト教の聖書に登場する多くの人物に使われています。
Dalton
この姓は「谷の集落」を意味する地名に由来し、イングランドのカンバーランド州にある村の名前から取られたとされています。
「Dalton」は、古英語の「dæl」(dale) と「tun」(town) に由来します。これらの単語はそれぞれ「谷」や「低地」と「町」や「集落」を意味します。
ジョン・ドルトンは、化学者、物理学者、気象学者として知られ、原子説を提唱したことで有名です。彼の名前は、その背景と文化的な影響を反映しています。
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ジョン・ドルトン:原子論の父
ジョン・ドルトンは、19世紀のイギリスを代表する化学者であり、物理学者です。特に、原子説を提唱したことでも知られています。彼の生い立ちや業績について詳しく見ていきましょう。
質素な家庭に生まれた科学者
生誕: 1766年9月6日、イギリスのカンバーランド州イーグルスフィールドでクエーカー教徒の家庭に生まれました。
貧しい家庭環境: 父親は機織り職人であり、ドルトンは幼い頃から家計を助けるために働きました。
独学で学ぶ: 正規の学校教育はほとんど受けることができず、独学で数学や自然科学を学びました。盲目の学者ジョン・ゴフから指導を受け、科学への興味を深めました。
教師としてのキャリアと科学研究
教師の道へ: 10代の頃から地元の学校で教鞭を執り、その後、マンチェスターで数学と自然哲学の教師となりました。
気象観測と化学研究: 教師の傍ら、気象観測や化学の実験を熱心に続けました。
原子説の提唱: 1803年頃、物質を構成する最小単位は原子であり、それぞれの原子は種類によって異なる質量を持つという原子説を提唱しました。この原子説は、後の化学の発展に大きな影響を与えました。
その他の業績
倍数比例の法則: 異なる元素が化合物を形成する際、それぞれの元素の質量比は簡単な整数比になるという倍数比例の法則を発見しました。
ドルトンの法則: 混合気体の圧力は、それぞれの成分気体の圧力の和に等しいというドルトンの法則を発見しました。
色覚異常の研究: ドルトン自身も色覚異常であったことから、色覚に関する研究も行い、「色盲」という言葉を生み出しました。
質素な生涯
晩年: 晩年は、マンチェスターで質素な生活を送りながら、研究を続けました。
死: 1844年7月27日、77歳で亡くなりました。
ドルトンの偉大さ
ドルトンは、貧しい家庭に生まれ、正規の教育を受ける機会も限られていたにもかかわらず、独学で学び、科学の分野で偉大な業績をあげました。彼の原子説は、後の化学の発展の基礎となり、現代の科学にも大きな影響を与えています。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(54)マーク・トウェイン
https://www.eionken.co.jp/note/mark-twain-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。