- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 198. 米国人価値観
公開日
2025.04.04
更新日
2025.04.07

Google Geminiにロックフェラー財閥の創始者ジョン・ロックフェラー(石油王)の生い立ちを聞いてみた
Google Geminiは、Googleによる生成AIで、Google 検索を通じて最新情報を含めたチャット回答が可能です。
Geminiは星座の双子座を意味しており、検索エンジンのGoogleと生成AIが双子で仲良く競って育っていくと言う意味があるのかもしれません。
そのGoogle Geminiにロックフェラー財閥の創始者で石油王と称されたジョン・D・ロックフェラー(John Davison Rockefeller)の生い立ちを聞いてみました。
ジョン・D・ロックフェラーの生い立ち
ジョン・デイヴィソン・ロックフェラー・シニア(John Davison Rockefeller, Sr、1839年7月8日 – 1937年5月23日)は、アメリカ合衆国の実業家であり、慈善家でもありました。彼は「石油王」として知られ、し、スタンダード・オイル社を創業しました。そのピーク時にはアメリカの石油の90%をコントロールしていました。
アメリカの石油市場を支配
ジョン・ロックフェラーはニューヨーク州リッチフォードで生まれ、苦労の中で成長しました。
彼の父は林業を営んでいましたが、巡回セールスマンとしてエリキシールを売り歩いていました。
母は信心深いバプテストであり、家庭を維持するために奮闘しました。
若きロックフェラーは家計を助けるために七面鳥を育て、ジャガイモや飴を売ったりしていました。
彼は取引で有利になることを心がけ、その商才を発揮していました。
ロックフェラーは石油産業の成功を収め、その後は慈善活動に尽力し、世界的な影響力を持つ人物となりました。
彼の資産はピーク時には9億ドルに達し、国の経済の1.5%以上を占めていました。彼は医療、教育、科学研究などを目的とした財団を創設し、鉤虫症や黄熱病の根絶に貢献しました。また、シカゴ大学とロックフェラー大学も彼が創設しました。彼は熱心なバプテスト信者であり、生涯にわたって米国バプテスト同盟を支援しました。興味深いことに、彼は酒とタバコを嗜まなかったそうです。
***
スタンダード・オイルの歴史
1860年代:
1863年: ジョン・D・ロックフェラーとヘンリー・フラッグラーらによってオハイオ州クリーブランドで石油精製所が設立される。これがスタンダード・オイルの前身となる。
1865年: ロックフェラーはサウスインペリアル社を買収し、精製能力を拡大。
1867年: ロックフェラーら4人によって、スタンダード・オイル社が設立される。
1870年代:
1870年: 鉄道による石油輸送の利便性を活かし、事業を拡大。
1872年: 垂直統合戦略により、精製から販売までの一貫体制を構築。
1878年: アメリカ国内の石油精製能力の90%を支配する巨大企業に成長。
1880年代:
1882年: 反トラスト法の規制を回避するため、スタンダード・オイル・トラストを設立。
1885年: ジョン・D・ロックフェラーがトラストの会長に就任。
1890年代: 欧州やアジアなど海外市場にも進出。
1900年代:
1904年: アメリカ政府による独占禁止訴訟が開始される。
1911年: 最高裁判所によってスタンダード・オイル・トラストが解体される。
1911年: 34の独立企業に分割される。
分割後のスタンダード・オイル:
分割された企業はそれぞれ独自に事業を展開。
1970年代: エネルギー危機の影響を受け、多くの企業が再編される。
1998年: エッソとモービルが合併し、エクソンモービルが誕生。
2000年代: シェブロン、コノコフィリップスなど、現在も主要な石油会社として活躍している企業が存在する。
スタンダード・オイルの影響:
現代の石油産業の基礎を築いた。
垂直統合戦略、独占禁止法、企業分割など、現代経済に大きな影響を与えた。
ジョン・D・ロックフェラーは、アメリカ史上初の億万長者として知られる。
***
ロックフェラー財閥関連企業
ロックフェラー財閥は、かつてアメリカで最も影響力のある財閥の一つでした。石油産業を基盤に巨万の富を築き、様々な分野に投資を行いました。
- 石油関連企業
スタンダード・オイル
ロックフェラー財閥の基盤となった企業です。1870年に設立され、1911年に解体されるまでアメリカ石油市場の90%以上を支配していました。
エクソンモービル
スタンダード・オイル解体後の34社のうちの一つ。現在は世界最大の石油会社の一つです。
シェブロン
スタンダード・オイル解体後の34社のうちの一つ。現在は世界第2位の石油会社です。
- その他の関連企業
IBM
世界的なIT企業です。ロックフェラー家からの資金援助を受けて設立されました。
ゼネラル・モーターズ
世界最大級の自動車メーカーです。ロックフェラー家からの資金援助を受けて設立されました。
***
まとめ
ロックフェラー財閥は、エネルギー源として石油が主流になり始める時期に、米国の原油精製で支配的な地位を築いて財をなしたようです。
ちなみに以下の英音研のブログもご一読ください。
どうすれば英語リスニング脳を創る事ができるか?「単語ごとの英音認識」と「意味の理解」ができるようになる学習法
https://www.eionken.co.jp/note/listening-english-recognition-understanding/
「英語リスニング勉強法」「英語リスニング悩み解決」ブログ記事のリンク一覧
https://www.eionken.co.jp/note/english-listening-study-method/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート