- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.06.19
更新日
2025.06.20

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(65)リンドン・ジョンソン
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、リンドン・ベインズ・ジョンソンです。
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リンドン・ジョンソンのフルネームは Lyndon Baines Johnson です。
Lyndon
「リンドン」は英語の地名に由来し、「リンデンの木の丘」を意味します。これは、特定の場所や風景に関連しています。
Baines
「ベインズ」は、古英語の「Ban」や「Bain」に由来し、「骨」や「勇敢」を意味します。また、この名前は家族名としても使用されており、リンドン・ジョンソンの祖父の名前から取られています。
Johnson
「ジョンソン」は、「Johnの息子」を意味する英語の姓です。「John」はヘブライ語の「Yohanan」に由来し、「神は恵み深い」という意味があります。
リンドン・ベインズ・ジョンソンは、第36代アメリカ合衆国大統領として知られており、特に公民権運動や「偉大な社会」プログラムで重要な役割を果たしました。
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リンドン・B・ジョンソン:偉大な社会政策を推進した大統領
リンドン・ベインズ・ジョンソンは、アメリカ合衆国第36代大統領として、ケネディ大統領の暗殺後、大統領に就任しました。彼は、その在任中に「偉大な社会」と呼ばれる一連の社会福祉政策を推進し、アメリカ社会に大きな変化をもたらしました。
テキサス州の貧しい農家の息子として
生誕: 1908年8月27日、テキサス州ストーンウォールで生まれました。
貧しい子供時代: コットン農家の息子として、貧しいながらも質素な生活を送りました。
教育への熱意: 貧しいながらも教育の大切さを学び、テキサス州立大学を卒業。その後、ジョージタウン大学で法学を学びました。
政界への道
教師と政治家の経験: 大学卒業後、教師として働きながら、テキサス州議会への立候補を成功させます。
下院議員、上院議員へ: 1937年に下院議員、1948年に上院議員に選出され、ワシントンでの政治家としてのキャリアをスタートさせます。
ケネディ政権: 1960年の大統領選挙でジョン・F・ケネディの副大統領候補となり、当選。ケネディ大統領の下で、議会との折衝や国内政策を担当しました。
大統領就任と「偉大な社会」
ケネディ大統領暗殺: 1963年、ケネディ大統領が暗殺され、副大統領だったジョンソンが大統領に就任。
「偉大な社会」: 貧困との闘い、教育の改善、医療保険制度の拡充など、広範な社会福祉政策を推進する「偉大な社会」計画を発表しました。
公民権法: 人種差別撤廃のための公民権法を成立させ、アメリカ社会の変革を加速させました。
ベトナム戦争と大統領の退任
ベトナム戦争への深入り: ケネディ政権から引き継いだベトナム戦争に深く関与し、北爆を強化するなど、戦争拡大の道を歩みました。
反戦運動の高まり: ベトナム戦争に対する国民の反発が強まり、ジョンソン大統領の支持率は低下しました。
再選断念: 1968年、大統領選挙への不出馬を表明し、1969年に任期満了で退任しました。
晩年と評価
テキサスに戻り: 退任後、テキサス州のライブラリーで歴史研究に没頭しました。
評価: 「偉大な社会」政策は、アメリカ社会に大きな影響を与えましたが、ベトナム戦争への深入りは批判の対象となりました。
まとめ
リンドン・B・ジョンソンは、アメリカ史上最も影響力のある大統領の一人です。彼の「偉大な社会」政策は、アメリカ社会の構造を変え、現代のアメリカ社会の基礎を築きました。しかし、ベトナム戦争への介入は、彼の最大の誤りと評価されています。
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欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(64)リチャード・ニクソン
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。