- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.06.10
更新日
2025.06.11

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(56)マルコ・ポーロ
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、マルコ・ポーロです。
***
マルコ・ポーロのフルネームは Marco Polo です。
Marco
「Marco」という名前は、ラテン語の「Marcus」に由来します。
ラテン語起源: 「Marcus」は、古代ローマの名前で、「戦士」や「防衛者」を意味します。この名前はローマ神話の戦争の神である「マルス」(Mars)に関連しています。
英語形: 英語では「Mark」(マーク)として知られ、同様の意味を持ちます。
「Marco」という名前は、特にイタリアやスペイン、ポルトガルなどのラテン語圏で非常に一般的な名前であり、強さや勇敢さを象徴する名前とされています。
Polo
「Polo」という姓は、ラテン語の「Paulus」に由来し、英語では「Paul」となります。「Paulus」は「小さな」や「若い」を意味します。
「Polo」は「Paolo」の変形であり、特にイタリアやヴェネツィア共和国で広く使われる姓です。
マルコ・ポーロの姓「Polo」は、彼の家族の背景と歴史を反映しており、ポーロ家は東方貿易で大きな影響力を持っていました。
***
マルコ・ポーロ:東洋への扉を開いたヴェネツィアの商人
マルコ・ポーロは、13世紀に活躍したヴェネツィア共和国の商人であり、探検家です。彼の最も有名な功績は、東洋、特に中国への壮大な旅であり、その体験を記した『東方見聞録』は、ヨーロッパの人々に東洋の世界を初めて詳細に紹介した書物として、中世から近代にかけて大きな影響を与えました。
ヴェネツィア商人の家に生まれる
生誕: 1254年頃、イタリアのヴェネツィア共和国で生まれました。正確な生年月日は分かっていません。
商人の家系: ポーロ家は代々続く商人であり、マルコも幼い頃から商売を手伝い、貿易の知識を身につけました。
東方への旅
父の商取引: マルコが生まれる前から、彼の父ニッコロと叔父マッテーオは、東洋への交易ルートを開拓していました。
家族で東方へ: 1271年、マルコは父と叔父とともに、東洋への旅に出ます。シルクロードを通って、ペルシア、アフガニスタン、パミール高原などを経て、ついに中国の元に到達しました。
元朝の宮廷で: マルコ・ポーロ一行は、元朝の皇帝フビライ・ハーンに謁見し、その才能を認められて、宮廷で様々な役職を任されます。マルコは、中国各地を旅行し、その見聞を『東方見聞録』に記しました。
『東方見聞録』
帰国と執筆: 1295年、マルコ・ポーロはヴェネツィアに帰国し、ジェノヴァとの戦争中に捕虜となります。その間、他の捕虜に自身の体験を語り、それが後に『東方見聞録』としてまとめられました。
世界への影響: 『東方見聞録』は、ヨーロッパの人々に東洋の文化、風俗、地理などを初めて詳細に紹介し、東洋への関心を高めました。コロンブスのアメリカ大陸発見にも影響を与えたと言われています。
マルコ・ポーロの評価
マルコ・ポーロは、単なる商人ではなく、冒険家であり、文化交流の架け橋となった人物です。彼の『東方見聞録』は、中世ヨーロッパの人々にとって、東洋への憧れと好奇心を刺激するものでした。しかし、彼の記録の中には誇張や誤りも含まれていると考えられており、その信頼性については様々な議論があります。
まとめ
マルコ・ポーロは、東洋と西洋を結ぶ重要な役割を果たした歴史上の人物です。彼の冒険は、中世ヨーロッパの人々の世界観を大きく広げ、後の大航海時代にも影響を与えました。
***
以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(55)ジョン・ドルトン
https://www.eionken.co.jp/note/john-dalton-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(57)ビル・ゲイツ
https://www.eionken.co.jp/note/william-henry-gates-name/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。