- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.07.27
更新日
2025.07.27

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(103)マリリン・モンロー
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、マリリン・モンローです。
***
マリリン・モンローのフルネームはMarilyn Monroeです。
Marilyn
マリリンは、ミュージカルスターのマリリン・ミラーにちなんで名付けられました。
「Marilyn」という名前は、より一般的な名前「Mary」と「Lynn」の組み合わせから来ています。
Mary: 「Mary」はヘブライ語の「Miriam」に由来し、「海の女神」や「苦い」を意味します。キリスト教の聖母マリアからきている名前で、多くの文化圏で広く使われています。
Lynn: 「Lynn」はケルト語起源で、「湖」や「滝」を意味します。英語圏では地名としてもよく使われる名前です。
「Marilyn」という名前は、「Mary」の優雅さと「Lynn」の自然の要素を組み合わせた名前であり、美しさと清らかさを象徴することが多いです。
Monroe
モンローは、彼女の母方の旧姓で、彼女の祖母の名前に由来しています。
「Monroe」という名前は、ゲール語の「bun roe」から派生したもので、「赤い川の下流」という地形的な意味を持ち、土地や自然に関連する名前です。
スコットランドのハイランド地方にあるRoss-shire(ロスシャー)地域にルーツがあります。この地域には「Foulis Castle(フーリス城)」という歴史的な場所があり、Munro(Monroe)一族の拠点とされています。一族は、中世の戦士や領主として知られ、その地位や影響力を持っていました。スコットランドやアイルランドの姓には、地形や地理に関連するものが多く、「Monroe」もその一例です。
***
マリリン・モンローの生い立ち
マリリン・モンロー、本名ノーマ・ジーン・ベイカーは、20世紀を代表するハリウッド女優の一人です。彼女の人生は華やかさの陰に数々の苦難を抱え、その複雑な背景が彼女の魅力をさらに深めています。
不安定な生い立ち
誕生と幼少期: 1926年6月1日、カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれました。母親は精神疾患を抱え、父親は不明でした。そのため、幼少期は里親や孤児院を転々とし、安定した家庭環境を得ることができませんでした。
結婚と軍需工場: 16歳で最初の結婚をし、第二次世界大戦中は軍需工場で働きます。そこで撮影された写真がきっかけとなり、モデルの仕事に誘われます。
女優への道: モデル業をしながら、演技の勉強を始めます。1947年に映画デビューを果たしますが、なかなかブレイクできず、その後もモデル業と女優業を並行して行いました。
スターダムへの階段と複雑な私生活
ブレイク: 1950年代に入ると、セクシーなイメージの金髪美女として注目を集め始めます。映画『紳士は金髪がお好き』などのヒット作に出演し、ハリウッドを代表するスターの仲間入りを果たします。
結婚と離婚: ジョー・ディマジオ、アーサー・ミラーなど、著名な男性と結婚しますが、いずれも離婚。結婚生活は安定せず、精神的な不安定さを抱えていました。
薬物依存: 睡眠薬の過剰摂取など、薬物依存に悩まされるようになり、そのことが彼女の早すぎる死を招いたとも言われています。
マリリン・モンローの死
1962年8月5日、自宅で死亡しているのが発見されました。死因は睡眠薬の過剰摂取とされ、自殺か事故死か、真相は未だに謎に包まれています。
マリリン・モンローが愛された理由
セクシーな魅力: 抜群のスタイルとセクシーな魅力で、多くの男性を虜にしました。
悲劇的な生涯: 不安定な生い立ちや複雑な私生活、そして謎に包まれた死など、彼女の生涯は多くの人の心を捉え、伝説的な存在となりました。
時代の象徴: 1950年代のアメリカ社会における女性の地位や、セクシュアリティに関する問題などを象徴する存在として、現代においてもその存在感は失われていません。
まとめ
マリリン・モンローは、華やかな外見とは裏腹に、複雑で悲劇的な人生を送りました。しかし、その魅力的なキャラクターと才能は、今もなお多くの人々を魅了し続けています。彼女の生い立ちを知ることで、彼女の複雑な内面や、なぜ彼女がこれほどまでに人々に愛されたのかをより深く理解することができます。
***
以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(102)リリー・ジェームズ
https://www.eionken.co.jp/note/lily-james-name/
***
著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。