- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 218. 欧米偉人の氏名の由来を調べてみた
公開日
2025.06.08
更新日
2025.06.09

欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(54)マーク・トウェイン
日本人が日本人の漢字の氏名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。欧米の方々の氏名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに欧米偉人の氏名の由来を質問してみました。
今回は、マーク・トウェインです。
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マーク・トウェインの本名は Samuel Langhorne Clemens でMark Twainはペンネームです。本稿ではMark Twainについて説明します。
Mark
「Mark」には宗教的な意味があります。特にキリスト教において、この名前は重要な意味を持っています。
ラテン語: 名前「Mark」はラテン語の「Marcus」に由来し、「戦士」や「防衛者」という意味を持つとされています。古代ローマでも非常に一般的な名前でした。
聖マルコ: キリスト教の四福音書の一つである「マルコによる福音書」の著者とされる聖マルコ(St. Mark)にちなんでいます。彼は初期キリスト教の伝道者であり、エジプトのアレクサンドリアでの活動でも知られています。
したがって、「Mark」という名前は、キリスト教の歴史と伝統に深く根ざした名前であり、信仰と関連しています。
ちなみに、ペンネーム「Mark Twain」は、若い頃にミシシッピ川の蒸気船で働いていた経験に、苗字とともに名前も川の航行用語から取られているという説もあります。「Mark」は「マークする」や「測る」という意味を持ちます。川の深さを測る際に使用される用語で、「目印を付ける」という意味です。
Twain
「Twain」は「二つ」や「二尋」(川の深さが二尋(約12フィート)であることを示す)を意味します。川の航行で使われる用語で、「安全な水深」であることを示すために使用されました。
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マーク・トウェイン:アメリカの魂を描いた作家
マーク・トウェインは、19世紀アメリカの文学を代表する作家の一人です。彼の作品は、ユーモアと風刺に富み、アメリカの社会や人々を生き生きと描き出しています。特に、『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』は、世界中で愛読される名作として知られています。
ミシシッピ河畔の少年時代
生誕: 1835年11月30日、アメリカ合衆国ミズーリ州フロリダで生まれました。本名はサミュエル・ランホーン・クレメンズです。
ミシシッピ河畔での生活: 幼少の頃、ミシシッピ河畔の町ハンニバルに移住し、そこで少年時代を過ごしました。ミシシッピ川での冒険や、町の人々との交流は、後の作品に大きな影響を与えました。
印刷工の見習い: 12歳で父を亡くし、印刷工の見習いを始めます。この経験は、彼の文章力を養う上で大きな役割を果たしました。
作家としてのデビューと成功
新聞記者として: 若くして新聞記者となり、ペンネーム「マーク・トウェイン」を使い始めます。
ミシシッピ川の水先案内人: 一時期、ミシシッピ川の水先案内人を経験し、その体験を基にした作品を発表します。
代表作の誕生: 『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』などの代表作を発表し、一躍人気作家となります。これらの作品は、アメリカの少年時代の自由奔放な生活や、ミシシッピ川流域の社会を描いています。
ユーモアと風刺の作家
ユーモアと風刺: トウェインの作品は、ユーモアと風刺に富んでおり、当時のアメリカ社会の矛盾や不平等を鋭く批判していました。
社会批評家: 奴隷制度や宗教、政治など、様々な社会問題に対して独自の視点から考察し、読者に考えさせるきっかけを与えました。
晩年
晩年は苦難も: 晩年は、娘の死や経済的な困難など、多くの苦難に見舞われました。
反戦活動: 第一次世界大戦では、戦争の愚かさを訴えるなど、平和主義者としての活動も行いました。
マーク・トウェインが残したもの
マーク・トウェインは、アメリカ文学に多大な貢献をし、世界中の読者に愛される作品を残しました。彼の作品は、単なる娯楽作品にとどまらず、アメリカ社会の深い洞察と、普遍的な人間を描いています。彼のユーモアと風刺は、現代においても、私たちに多くのことを教えてくれます。
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以下のブログもご一読ください。
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(53)コナン・ドイル
https://www.eionken.co.jp/note/conan-doyle-name/
欧米偉人の氏名の由来を調べてみた(55)ジョン・ドルトン
https://www.eionken.co.jp/note/john-dalton-name/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。