- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 200. スラッシュ英文音読
公開日
2025.04.05
更新日
2025.04.08

【スラッシュ英文音読】NASA Explorer Successfully Lands on Mars (9)
英文音読の基礎となるスラッシュリーディング(英単語群の意味の塊であるチャンクごとに意味を捉える読解法)により、英文の語順通りに意味を把握すること、および英単語発音のポイントを、VOAニュースの例文で解説していきます。
英文音声は下記のWebサイトで聞くことができます。
NASA Explorer Successfully Lands on Mars (voanews.com)
Webサイト音声は1分23秒~1分35秒です。
Scientists / believe / if life ever existed on Mars, / it would have been present / 3 to 4 billion years ago, / when water flowed on the planet.
科学者たちは、火星に生命が存在したとしたら、30億年から40億年前、惑星に水が流れたときに生命が存在していたと信じています。

語順通りのチャンク読み進め
英語を英語のまま理解するのが理想ですが、それができない段階では、英文の語順のまま理解する努力は維持しつつ、母国語である日本語の力を借りて英文の意味を捉えることが重要です。
主語関連
Scientists:科学者たちは、
⇒主語と動詞を区別するためにあえて主語1単語で分けています。
動詞関連
believe:信じています。
⇒主語と動詞を区別するためにあえて動詞1単語で分けています。
説明語関連
if life ever existed on Mars,: もし 生命が 存在したとするなら 上 火星に
it would have been present:それは していた 存在
3 to 4 billion years ago, : 3 から 4 10億 年 前
when water flowed on the planet.: 時 水 流れていた 上に その 惑星に

スラッシュ英文音読
日本語環境で過ごしていると、どうしても日本語発声特性で英文を発声してしまいがちですが、この音読トレーニングで英語発声特性を頭に刻み込むことで、英語聴覚脳を構築し、英語リスニング力を向上させることが可能となります。
この英文を、意味を把握しながら、英音発声特性を十分加味して、低速、中速、高速の3段階で音読してください。
英音発声特性など詳しくは英音研学習サイトをご覧ください。
主語関連
Scientists:科学者たちは、
⇒“S” は ”Su” ではなく、母音を入れない “S” できちんと発音する。
動詞関連
believe:信じています。
⇒”v” を “bu” でなく、母音を入れない ”v” できちんと発音する。
説明語関連
if life ever existed on Mars,: もし 生命が 存在したとするなら 上 火星に
⇒if:”f” を “hu” でなく、母音を入れない”f” できちんと発音する。
⇒life:”f” を “hu” でなく、母音を入れない”f” できちんと発音する。
⇒ever:”r” をキチンと発音する。
⇒existed :“s” は ”su” ではなく、母音を入れない “S” できちんと発音する。
⇒高速音読の時のみ “existed” と “on” の “do” でリンキングとして発音
⇒Mars:”r” をキチンと発音する。
it would have been present:それは 存在していた
⇒have:“v” は ”bu” ではなく、母音を入れない “v” できちんと発音する。
⇒高速音読の時のみ “would” と “have” の “d’ve” で短縮形として発音
⇒present:“p” は ”pu” ではなく、母音を入れない “p”
3 (three) to 4 (four) billion years ago, : 3 から 4 10億 年 前
⇒3 (three):“th” を “su” ではなく、母音を入れない “th”できちんと発音。
⇒4 (four):”f” を “h” でなく、”f” できちんと発音する。
⇒4 (four):”r” をキチンと発音する。
⇒高速音読の時のみ “billion” と “years” の “ny→ni” でリンキングとして発音
⇒years:”r” をキチンと発音する。
⇒高速音読の時のみ “years” と “ago” の “sa→za” でリンキングとして発音
when water flowed on the planet.: 時 水 流れていた 上に その 惑星に
⇒when:“w”を“wu”ではなく、母音を入れない“w”で発音
⇒water:”r” をキチンと発音する。
⇒flowed:”f” を “hu” でなく、母音を入れない”f” できちんと発音する。
⇒高速音読の時のみ “flowed” と “on” の “do” でリンキングとして発音
⇒the:“the” を “za” ではなく、母音を入れない “the”できちんと発音。
⇒planet:“p” は ”pu” ではなく、母音を入れない “p”
以下の記事もご覧ください。
スラッシュリーディングは英語リスニングにどう役立つのか? やり方次第でスラッシュ英語音読により英語リスニング力に非常に効果があります。
https://www.eionken.co.jp/note/slash-reading-english-listening/
【スラッシュ英文音読】NASA Explorer Successfully Lands on Mars (8)
https://www.eionken.co.jp/note/nasa-explorer-successfully-lands-on-mars-8/
【スラッシュ英文音読】NASA Explorer Successfully Lands on Mars (10)
https://www.eionken.co.jp/note/nasa-explorer-successfully-lands-on-mars-10/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英音研株式会社創業者・代表取締役
・米国系戦略コンサルティングファームであるボストン コンサルティング グループ(BCG東京オフィス)及びNTTデータ経営研究所において通算30年超のビジネスコンサルティング歴を持つ。BCGでは日本のみならず、米国・欧州企業向けに経営戦略、マーケティング戦略、業務改革(BPR)、新規事業や新サービス開発プロジェクト、ソーシャルメディアマーケティングなどを多数経験。NTTデータ経営研究所においては、グローバルビジネス推進センターのエクゼクティブコンサルタントとして、米国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュ、UAE、サウジアラビアなどにおける市場調査・輸出拡大戦略立案などに従事。
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語スピーキング脳を構築する効果的な学習方法も考案、英音研公式ブログに学習方法を投稿。
・趣味は米国の映画・ドラマを視聴して、米国人の価値観、文化、風習などを感じ取ること
・最近は、長年疑問に思っていたことや知りたいと思っていたことを生成AIに質問して、回答を読んで納得したりしている。これからの時代は膨大な知識データベースでもある生成AIへの質問力がポイントになると考えている。
・晴れていると、近くの小さな川沿いをウォーキングして、季節の移ろいを感じている。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など8冊がある。
Amazon.co.jp: 英音研株式会社: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
・「シニアになって米国オンライン教育を受講してみた」シリーズとして9冊の書籍を発刊
「シニアになって米国の子供向け英語フォニックスのオンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け米国史オンライン教育を受講してみた」
「シニアになって米国高校生向け化学オンライン教育を受講してみた」など
・ビジネスコンサルティング技術関連の著書に「ビジネスコンサルティング技術・マインド体系」「新規事業アイデア創造の技術」「ビジネスレポートを書く技術」「ビジネスプレゼンテーションの技術」など14冊がある。
Amazon.co.jp: 山下長幸: 本、バイオグラフィー、最新アップデート
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