- 英語リスニングに強くなる!英音研公式ブログ / 219. 英米の地名の由来を調べてみた
公開日
2025.09.29
更新日
2025.09.29

英米の地名の由来を調べてみた(21)ナッシュビル、テネシー州の州都
日本人が日本の地名を見ると、ある程度、その意味合いを理解することができます。英米の地名にも基本的にはその由来があるのですが、日本人にはそれを簡単には理解することができません。
そこで、生成AIに英米の地名の由来を質問してみました。
今回はナッシュビルです。
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ナッシュビル(Nashville)の地名の由来
ナッシュビルはアメリカ独立戦争の英雄であるフランシス・ナッシュ将軍にちなんで名付けられました。ナッシュビルの名前は、アメリカ独立戦争の英雄を称える意図で付けられ、その後1784年、ノースカロライナ議会により正式な都市名として採用されました。
ナッシュビル(Nashville)は「Nash」(人名)と「ville」(町を意味するフランス語由来の接尾辞)の組み合わせで、「ナッシュの町」を意味します。
Nashは、古英語に由来し、「断崖」または「(海岸の)絶壁」を意味し、断崖や絶壁の近くに住んでいた人々を指す姓として使われるようになりました。
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ナッシュビル:音楽の都、そして南部の中心地
ナッシュビルは、アメリカ合衆国テネシー州の中央部に位置する都市です。テネシー州の州都であり、デイビッドソン郡の郡庁所在地でもあります。アメリカ南東部で3番目に大きな都市であり、州内では最大の都市です。
愛称: ミュージック・シティ、南部のアテネ
人口
約70万人(2020年現在):テネシー州最大の都市であり、アメリカ合衆国南東部でも有数の都市です。
主要産業
音楽産業: カントリーミュージックの中心地として世界的に有名で、多くのレコード会社やスタジオが集積しています。
医療: 医療関連産業も盛んで、多くの病院や医療機関が存在します。
教育: ヴァンダービルト大学をはじめとした大学があり、教育都市としての側面も持ち合わせています。
サービス業: 観光業、ホテル業、レストラン業などが盛んです。
歴史
18世紀: 1779年、ジェームズ・ロバートソンらが入植し、ナッシュボロ砦が築かれました。
19世紀: 鉄道の開通により発展し、南北戦争では激戦地の一つとなりました。
20世紀: 音楽産業が発展し、「ミュージック・シティ」として知られるようになりました。
地理
カンバーランド川: カンバーランド川が流れ、都市の景観を彩っています。
丘陵地: 市内には丘陵地が多く、起伏に富んだ地形が特徴です。
気候
湿潤大陸性気候: 夏は暑く湿気があり、冬は比較的温暖です。春と秋は過ごしやすい気候です。
その他
音楽: カントリーミュージックだけでなく、ブルース、ロック、ソウルなど、様々なジャンルの音楽が盛んです。
文化: パルテノン神殿のようなユニークな建物や、美術館、博物館などが充実しています。
ナッシュビルの魅力
音楽: カントリーミュージックの本場として、ライブハウスや音楽イベントが数多く開催されています。
歴史: 南北戦争の歴史に触れることができる場所や、古い建物が多く残っています。
文化: 多様な文化が融合し、活気あふれる都市です。
ナッシュビルは、音楽、歴史、文化が融合した魅力的な都市です。カントリーミュージックファンはもちろん、歴史や文化に興味がある人にとっても魅力的な場所と言えるでしょう。
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以下のブログもご一読ください。
英米の地名の由来を調べてみた(20)ワシントンD.C. (コロンビア特別区)
https://www.eionken.co.jp/note/washington-d-c/
英米の地名の由来を調べてみた(22)オクラホマシティ、オクラホマ州の州都
https://www.eionken.co.jp/note/oklahoma-city/
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著者Profile
山下 長幸(やました ながゆき)
・英語リスニング教育の専門家。長年、英語リスニング学習を実践・研究し、日本人に適した英語リスニング学習方法論を構築し、サービス提供のため英音研株式会社を創業。
・英語関連の著書に「生成AIをフル活用した大人の英語戦略」「英語リスニング学習にまつわるエトセトラ:学習法レビュー」「なぜ日本人は英語リスニングが苦手なのか?」など26冊がある。